トマトの呟き!!

写真付きで日記や趣味を書きはじめました。

月光仮面

2012年05月22日 | 日記
昨日は「金環日食」でした。にわか天文ファンが太陽とご対面の日となりました。昔はコンビニ販売の日食グラスではなく、小学生が先生に教わったのは、ガラスに蝋燭の火の煤で黒くして覗いていたのでした。Youtubeの動画を見ていて、金環前後の月のシルエットを見て「月光仮面」を思いだしました。人間が月面着陸をして「ウサギ」が居ないのは分かっていますが、夜に満月の月を見ているとどうもウサギが居ると思うのは、幼年期のメモリー効果でしょう。毎日新聞記事で日本の天文学学者「渋川春海」を知りました。《記事抜粋》→延宝3(1675)年5月1日、江戸の天文学者は苦杯をなめた。当時の暦は平安時代に中国から輸入した宣明暦。800年以上たち、ほころびが見えていて。春海は、精度の高い中国元代の授時暦への改暦を提案していたが、この日の日食を授時暦は予報できなかった。 ひとつの問題は中国と日本の経度の差にあった。経度が違えば日食の予報も変わる。それに気づいた春海は、自らの天体観測も使って補正し、初の和製の暦を作った。これも一時は却下されたが守旧派との「暦対決」に勝ち、1685年に貞享暦として採用されている。暦の歴史を紐とくといろんな先人のご苦労が分かってきますね。