バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

朝婆! 昼婆! 夜婆?

2016年01月11日 18時25分05秒 | バス運転士
今朝は、営業所前ターミナルから地下鉄某駅へ行く始発便を担当した。祝日ということもあり、乗客も交通量も少なくスイスイ、終点の2つ手前のバス停を定刻で通過、その先の交差点を左折しようと減速… と、その時! 1人のババ… 否、お婆さんが立ち上がったのである。

私はブレーキペダルを踏んでいた足の力を徐々に弱めながら減速を続け… ハンドルを切ることも出来ずに交差点へ進入… そのまま停止した。2~3秒間の沈黙の後、お婆さんは“何か”を察したのか再び着席したので、私は“湧き上がる怒りを抑えながら”左折を開始したのだった…

約1時間後、営業所前ターミナルに戻って来たところ… 1番乗り場には“スポーツウェア・乙女軍団”がいて… その後、3番乗り場にも別の“スポーツウェア・乙女軍団”が現れたのである。もぉ~ 私はバ… 否、お婆さんに寿命が縮む思いをさせられたというのに… こっちは可憐な乙女たちかぁ~ この差ってなんですかぁ~!?

お昼前、某総合駅から某運動場へ向かっている途中の某バス停で時間調整停車… 「そろそろ発車だけど、誰か来るのかな?」と左の方(歩道側)を見ていたところ… 右の方(道路の反対側)から「運転士さぁ~ん!」と呼ぶ女性の声が聞こえてきたので、私は「なんですか、お嬢さん!」と反射的に右を向きながら「昔々…」と心の中で呟いた。

さらに、お婆さんが「そのバスに乗りま~す!」と叫んだので、私はエンジンを止めて待つことにした。バスの後方の信号が変わると、お婆さんとお爺さんは全速力で横断歩道を渡って来て… 「ありがとう~!」「すいませんね~!」と言いながら飛び乗ったのだった。なんだ、お婆さん1人じゃなかったのか… 残念!(おいおい! いくら女運がないからって、お婆さんを“お持ち帰り”しようなんて… オマエの母親が草葉の陰で泣いてるぞ!) まだ生きてるよぉ~


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