バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

忘れて忘れて… ようやく!

2020年04月08日 18時39分20秒 | 仕分け作業(夜勤)
我が職場は“他社と同居している複合ビル”の中にあり、あちらこちらのドアを開けるには専用のカードが必要となる。そこで、弊社関連のドアを開けるためのカードは全員に配られているのだが… ビル関連のドアを開けるためのカードは正社員&契約社員だけで、派遣社員には配られていない。だから、派遣社員は正社員か契約社員と一緒にいないとドアを開けられない(帰れない)のである。

さて、先週の水曜日は雨… 私も傘を差しての出勤となったのだが… 「翌朝には雨が上がっている」という予報だったので、退勤時には傘を… 忘れた。というか、下駄箱で安全靴を履き替えている時に思い出したのだが、傘置き場は休憩室の前にあり… 下駄箱と休憩室は、倉庫内のあっちとこっち… おまけに「安全確保のため走ってはいけない」という社内ルールがあるので、「一緒にいる派遣社員が、私のせいで電車に乗り遅れたら申し訳ない。明日、持って帰ればいいや」と思った。

その夜の出勤時には傘のことを覚えていて、その翌朝の作業終了時にも傘のことを思い出したのだが… いざ「帰ろう」となった時にはすっかり忘れていた。またもや下駄箱で思い出したけれど、天気も良かったし、電車の時間もあったし… 「ま、いっか」と思ってそのまま帰ったのだが… その夜から、私は三連休に入ってしまった。そして、月曜夜の出勤時にも火曜朝の勤務終了時にも「今日こそは傘を!」と思い出したのだが… やはり「帰ろう」となった時には忘れていて… またまた下駄箱で思い出し… という同じパターンを繰り返してしまった。

昨夜も「今日こそは!」と思いながら出勤、今朝の勤務終了時にも「今日こそは!」と思い出しながらも、「帰ろう」となった時にはすっかり忘れて… と、そこまでは同じだったのだが、今回は休憩室から下駄箱へ(倉庫内の端から端へ)歩いている途中で思い出したのでUターン… めでたく傘を持ち帰ることに成功したのだった。先週の木曜日以後ずっと晴天が続いている朝に一人だけ… 先端付近が錆びて茶色くなり、透明だった膜が“すりガラス”のようになったビニール傘を持って、通勤電車に揺られた私であった…