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黒いエレアコ、白い一眼レフ

黒いエレアコのシンガーソングライター。
白い一眼レフの街歩き写真家。

「ザ・コーヴ」を観て

2010-07-13 18:26:35 | 休日
 渋谷で映画「ザ・コーヴ」を観てきました。
どんな映画かは説明すると長くなるので省きます。
ウィキペディアで検索していただければかなり詳しく書かれています。

 観て率直に思ったことは、
人は立場によって言うことが違うものだなと言うこと。
映画を作ったこのアメリカ人達からすれば、「かわいいイルカちゃん達を殺すなんて許さない!絶対止めさせる!」だし、
太地町の漁師にしてみれば、これは漁であり彼らのライフである。
悪事をはたらいているわけでもなければ、違法性も無い。
需要に対して供給しているのである。

 イルカを殺してはいけない理由は可愛くて賢い動物であるからという事が映画の中心的思想。
その他にも、水銀の毒性の問題や海産資源の問題なども上げているが、あくまでも後付けな理由で、信ぴょう性もなければ説得力も無い。

 もしかしたら、そのうちこのアメリカ人達が僕の職場(スーパー店員やってます)に来て、店内を隠し撮りして、
「この人達は動物や魚を殺した物を切り刻んで不特定多数の人達に販売し利益を得ている。しかもまったく悪びれた様子も無い。」
なって映画を作られてしまうかもしれない。
なんて考えたくなるほどあきれた映画である。

 それに、そのアメリカ人達が撮影の為に泊まっていたホテルで刺身を食べて「オー、サシミウマイネ!」なんて言ったり、和牛を食べて「ワギュウ、トテモジューシーネ!」なんて言ってたんじゃないだろうか。
マグロはイルカほど可愛くないからいいの?
牛は家畜だからいいの?
魚だって家畜だって元々は一つの命だったのを人間がうばったのですよ。
動物愛護を唱える人は必ずどこかで線引をしなければならなくなり、矛盾を生む事となる。

 結論。
1、この映画は、くだらないアメリカ人達によって世界中から悪人にしたてられてしまった可愛そうな漁師たちのドキュメントである。(これをドキュメントと言っていいのかさえ疑問でもあるが。)
2、こんな映画の内容をうのみにして、涙を流して各賞を与えた世界中の審査員達。
この映画の内容の本質をもっと考えてから評価した方がよかったのではないでしょうか?



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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映画は見てないのだけれども (billy)
2010-07-17 22:23:55
おそらく、この映画を撮った連中、そんな連中を賛美するクソ馬鹿どもは、野菜しか食さないのでしょう。
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びりーちゃんへ (ばらら(管理人))
2010-07-17 23:20:54
 まったくです。
こんな奴らに食べられる野菜すらかわいそうです。
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