
『映画史上、最低興行成績の三部作』
イーサンは、このフレーズを気にいって誇らしそうに言う。
もちろんリックもジュリーも。
好きすぎてなにを言えばいいもんか。
画像はベルリン映画祭の三人。
大丈夫、この投稿はネタバレしてません。
エピソードは書いたけどね。
いい、良かった。
前2作はリアルタイムで見てないのが悔しいけど。
1月16日23時くらい帰宅帰国→17日休息→18日初日初回。
最高の流れである。
サンライズ/サンセットをNYで観てみんなよく笑う。
「I know.......」でも笑う。
画面が黒になり
Richard Linklaterの名前が出た時には、
「うぅぅ~ん」「クスっ」「おー」「what's?」「カモン~」
などなど。
サンライズで列車を降りようと、怒濤のごとくジェシーがしゃべりまくる時も
「ふふ、必死ね」くらいの感じでお客さんが笑う。
そうすると今までロマンチックと思ってたシーンが違って見える。
はぁ、、素敵っと思うジェシーの表情も違ってみえる。
ずるいぞ!その罠は!と思ってたセリーヌもキュートにみえる。
映画もお客さんが最後にスパイスをふって仕上げるんだと思い出す。
あれだけ笑ったり、えーとかため息とか、ふぅ~~んとか言い放題だと、
映画も最後はお客さんが作るんだとしみじみわかる。これは初体験。
芝居なら分かりやすいけど、そうだ映画も届く先はお客さんだと。
当たり前がどうしてこうも薄れてゆくんだ。基本だ。何ごとも基本だ。
あ、映画も「チョー声出していい日」作ればいいのに。
最近マサラ上映ってあるんでしょ、インド映画のやつ。
ロッキー・ホラー・ショーとは言わないけどさ、
この映画は声出していい日にふさわしいと思うよ。
で、ミッドナイト。
やっぱり大きなことは起こらない。
二人の詳しく語られない9年間は大きな変化が起こったようだけど。
男と女の言い逃れ、意地の張り合い、責任転嫁、友人を褒めたり持ち上げたり。
どこにでもあるような、どっかで誰かが言ってたような、
友人の思い出話なんて、きっと2ヶ月もしたら忘れちゃうようなおしゃべりが。
なんでこんなに愛おしい!
なんでこんなにヒヤっとする!
なんでこんなに共感を持って笑える!
なんでこんなに余韻を残す!
前2作ファンにはクスっとなつかしさがこみ上げる台詞や表情や言葉のトーンをちりばめて。
カメラアングルもそこかしこに前作からの流れを守りつつ。
脚本をサラーっと見てみると、
すんごい難しい英語を使わずに。
単語の微妙な意味の違いが分かる英語力はないけど。。
(私にも「そんな感じかー」くらいに分かる英語の意味)
ミッドナイトの中で実際の台詞はなかったかれど、
サンライズ、ウィーンの路地で
"もし神が存在するならば人の心の中じゃない
人と人とのわずかな隙間にいるの。
もしこの世に魔法があるなら
それは人が理解し合おうとする力のこと
たとえ理解できなくてもかまわないの
相手を思う心が大切"

こんなことを40代になったジェシーとセリーヌが
どうやって信じられるか(あるいは"ごまかしても"一緒に居続けるか)の、
芝居も台詞もどこまでもリアルだけど、
変化してゆく人間ドラマで男と女と描きながら
ロマンチックなベールをかぶせた
時間が経っても変わらない
最高の恋愛エンターテインメント作品だと思う。
Don't you know me?
Don't you know me by now?
ウィーンの吟遊詩人の作ったポエム(おそらく使い回しポエム、、)
最強のクレーマー@セリーヌに、最強の苦情処理@ジェシー。
人なんて愚かでこそユニークじゃないか。
愛なんて自分で覚悟決めて疑わないように努力することじゃないか。
時の流れとものの見方で、どーにかやり過ごせるじゃないか。
いつか誰でも同じように、、、なにもかもどこかへ消えてしまうんだから。
あの巧妙に仕組まれた芝居は、
「リズムを探すことが大切だった。何度も何度もノンストップで読んで稽古して、
1テイクで撮るものは編集ポイント(のようなもの、実際に編集はしないから)も考えて、
最終的に台本に"このセリフは2ワード、オーバーラップ"とかそんな書き込みがあったの」とジュリーは言い。
「何かが起こるとすればそれは編集室ではなく、撮影現場でしか起こらない」とリックは言い。
「多くの監督は、このビジョンに参加してくださいと言う、だけどリックはビジョンを持ってきてと言う」とイーサンは言い。
ミッドナイトが作られたのも奇跡のような出会いあってこそ。
やはりサンライズにちりばめられた言葉や、若い二人が将来を語ってこそだった。

1995 サンダンス映画祭
「オーディションで他の人と組んだときは何も起こらなかった。
だけどイーサンと組んだときにケミストリーが生まれたの。
長くセリフも続けられたし。
リックはオーディション中にどんどんセリフやシーンを書き換えちゃって、
何なの?って混乱したけどね」っジュリーが言ってた。
とかくイーサンとジュリーが話題になってしまうが、
リチャード・リンクレーターの才能なしにこの作品はありえない。

2013 ベルリン映画祭 舞台で欠席したイーサンのメッセージ。
「father time」って誰か日本語で的確に言ってー。感じは分かるんだけどさ。
イーサンは微妙な声のトーンの違いが絶妙。
ジュリーは怒りながらや、なにか不安なのか心配なのか抱えながらの駆け引き絶妙。
「うーん、、ジュリーそれは芝居だね、、」とリックにダメ出しされるらしい。
「それはもう本当に難しいっ!。ただ怒鳴ったり床を転げ回るほうが楽だもん」と。
リアルな演技の壁は万国共通。
とうしたらあんな演技が出来ますか?には
「練習。練習。練習」と即答。
今回ミッドナイト公開に合わせて膨大な二人、三人のインタビュービデオ/記事があり、
前2作のことをたくさん話してくれてるのが宝もの。
とてつもない量で分からない英語も山のようだけど。。
サンセットのファーストテイクの時、
「リックが嬉しそうにジェシーとセリーヌに会えたって言うんだよ、イーサンとジュリーじゃなくて」というイーサンに
「一番の特等席で二人を見てるからね」と監督。
ミッドナイトを観るファンと同じ気持ちだぁ~。
10週間ほどギリシャで合宿と言ってたけど、
そのうち2週間リハーサル/2週間撮影/残りがバカンスもありーの脚本作り。
大筋は出来ていてギリシャで仕上げたって。
小さな教会で、あのモンクが! 修行僧が! 諸行無常で日本の、、って、
日本って言葉入ってるだけで意味なく嬉しい。 盲目の"blind"はラストへ向けて重要なセリフだし。
ロケハンしてからじゃないと出来ないシーンのひとつ。
stiill there stiil there still there gone...
は5歳のジュリーの息子さんが言ったことをセリフに活かしたと。
this time/that timeってねえ。笑ったー。
きっとあの三人なら1秒で 誰かがthat timeってタイトル言ったんじゃないかなぁ。
that timeって。ジェシーっぽい。 いかにもカッコつけてるんだろうけど、、ええ?の単純バカっぽい肩すかし感もあり。
字幕が無きゃ分かんないんだけど、
歩くシーンでの二人の距離、ふれあうさじ加減を感じるには字幕ジャマなんだよーーー。
いや、だいたいの流れと内容は掴めてるはずなんで字幕なしで見たい。。
表情と距離感に集中して観たぁーーーい。
「ゼスチャーも甘すぎず、でも触れ合ったりって繊細なゼスチャーをしながらあのセリフを言うのは難しかった」とも言ってるし。
三人曰く「全部が台本で即興じゃないし、ゼスチャーも細かく決めてリハーサルしてるんだよ」っと。
あんな膨大なセリフと気の効いた応酬。
即興で出来て、しかもそれを撮影するスタッフがいたら、全員が別の惑星の人達だ。
「んーーー足音!」のジェシーの声のトーンがたまらなく好きだ。
自分でも意味不明だけど、あれ最高。
映画の中で一度しか使ってない声だ。
そして、、二人以外の役者さんも良いですよ。
なんとも言えず良い。
ギリシャの光も、なにかを照らしてくれていて美しい。
光はあるから。ふわっとどんな年代にも光はあるからって映像が伝えてくれているようで。
Go! Oscar!
俳優二人+監督の共作で、
ワークショップみたいにしてどーせ作ったんでしょ。
そんなのにオスカー獲られちゃねえ、、、とか、セコい事言うなよっっ、各組合!
3作品の合わせ技なら確かに受賞だけどなぁ。。
ミッドナイト1本だとなぁ、、、とか、屁理屈言うなよ、各協会員。
アカデミー賞脚色賞にノミネートされています。
前2作をベースにしながらも、エッセンスは満載に
別の次元のリアルさへ話を進化させた脚本があったのか?と言いたい。
いったい誰に言えばいいんだ?!
「季節を題材にしてる映画はあるよね、日本の小津とか」とリック。
あ、そうか、この作品が描く小さな小さな、なんでもない日常は小津でもある。
奴隷が自由を獲得するとか、宇宙に取り残された人間が帰還を目指すとか、
海賊から救ったとか、そういう大それたアカデミーの好きそうな話じゃなくて
ただの日常の話だ。日常が日常を超えてゆく、ただのそこらにいっぱい居る人の話だ。
だけど、最後にはちゃんとそこらの人じゃ出来ない技で、
映画を締めたじゃないかっっと。これを華麗と言わずなにを華麗と言う(必死すぎだ、分かってるって)
前作があるので、脚本じゃなく脚色賞。 あーーーーー獲ってほしい。
サンセットも、当時ノミネートされてます。
いや、三部作じゃなくて、誰もこれで完結なんて言ってないし。
この3人は、次は9年後じゃなくても
いつか創らずにはいられない人達だと思う。
「did you watch before two?」
"飛行機がちゃんと到着したら、初めて劇場でサンライズ/サンセットを観るよ"と
渡していた手紙に書いていたわたしに、イーサンは聞いてくれましたん。
満面の笑みで「Yes!」と答えました。
これも大切な思い出のひとつ。うふふ。
こんなに長く書いてまだ何も言えてない気がする(笑)
ありきたりですが、
3作品すべてのスタッフ/キャストに心からの敬意と感謝を!
イーサンは、このフレーズを気にいって誇らしそうに言う。
もちろんリックもジュリーも。
好きすぎてなにを言えばいいもんか。
画像はベルリン映画祭の三人。
大丈夫、この投稿はネタバレしてません。
エピソードは書いたけどね。
いい、良かった。
前2作はリアルタイムで見てないのが悔しいけど。
1月16日23時くらい帰宅帰国→17日休息→18日初日初回。
最高の流れである。
サンライズ/サンセットをNYで観てみんなよく笑う。
「I know.......」でも笑う。
画面が黒になり
Richard Linklaterの名前が出た時には、
「うぅぅ~ん」「クスっ」「おー」「what's?」「カモン~」
などなど。
サンライズで列車を降りようと、怒濤のごとくジェシーがしゃべりまくる時も
「ふふ、必死ね」くらいの感じでお客さんが笑う。
そうすると今までロマンチックと思ってたシーンが違って見える。
はぁ、、素敵っと思うジェシーの表情も違ってみえる。
ずるいぞ!その罠は!と思ってたセリーヌもキュートにみえる。
映画もお客さんが最後にスパイスをふって仕上げるんだと思い出す。
あれだけ笑ったり、えーとかため息とか、ふぅ~~んとか言い放題だと、
映画も最後はお客さんが作るんだとしみじみわかる。これは初体験。
芝居なら分かりやすいけど、そうだ映画も届く先はお客さんだと。
当たり前がどうしてこうも薄れてゆくんだ。基本だ。何ごとも基本だ。
あ、映画も「チョー声出していい日」作ればいいのに。
最近マサラ上映ってあるんでしょ、インド映画のやつ。
ロッキー・ホラー・ショーとは言わないけどさ、
この映画は声出していい日にふさわしいと思うよ。
で、ミッドナイト。
やっぱり大きなことは起こらない。
二人の詳しく語られない9年間は大きな変化が起こったようだけど。
男と女の言い逃れ、意地の張り合い、責任転嫁、友人を褒めたり持ち上げたり。
どこにでもあるような、どっかで誰かが言ってたような、
友人の思い出話なんて、きっと2ヶ月もしたら忘れちゃうようなおしゃべりが。
なんでこんなに愛おしい!
なんでこんなにヒヤっとする!
なんでこんなに共感を持って笑える!
なんでこんなに余韻を残す!
前2作ファンにはクスっとなつかしさがこみ上げる台詞や表情や言葉のトーンをちりばめて。
カメラアングルもそこかしこに前作からの流れを守りつつ。
脚本をサラーっと見てみると、
すんごい難しい英語を使わずに。
単語の微妙な意味の違いが分かる英語力はないけど。。
(私にも「そんな感じかー」くらいに分かる英語の意味)
ミッドナイトの中で実際の台詞はなかったかれど、
サンライズ、ウィーンの路地で
"もし神が存在するならば人の心の中じゃない
人と人とのわずかな隙間にいるの。
もしこの世に魔法があるなら
それは人が理解し合おうとする力のこと
たとえ理解できなくてもかまわないの
相手を思う心が大切"

こんなことを40代になったジェシーとセリーヌが
どうやって信じられるか(あるいは"ごまかしても"一緒に居続けるか)の、
芝居も台詞もどこまでもリアルだけど、
変化してゆく人間ドラマで男と女と描きながら
ロマンチックなベールをかぶせた
時間が経っても変わらない
最高の恋愛エンターテインメント作品だと思う。
Don't you know me?
Don't you know me by now?
ウィーンの吟遊詩人の作ったポエム(おそらく使い回しポエム、、)
最強のクレーマー@セリーヌに、最強の苦情処理@ジェシー。
人なんて愚かでこそユニークじゃないか。
愛なんて自分で覚悟決めて疑わないように努力することじゃないか。
時の流れとものの見方で、どーにかやり過ごせるじゃないか。
いつか誰でも同じように、、、なにもかもどこかへ消えてしまうんだから。
あの巧妙に仕組まれた芝居は、
「リズムを探すことが大切だった。何度も何度もノンストップで読んで稽古して、
1テイクで撮るものは編集ポイント(のようなもの、実際に編集はしないから)も考えて、
最終的に台本に"このセリフは2ワード、オーバーラップ"とかそんな書き込みがあったの」とジュリーは言い。
「何かが起こるとすればそれは編集室ではなく、撮影現場でしか起こらない」とリックは言い。
「多くの監督は、このビジョンに参加してくださいと言う、だけどリックはビジョンを持ってきてと言う」とイーサンは言い。
ミッドナイトが作られたのも奇跡のような出会いあってこそ。
やはりサンライズにちりばめられた言葉や、若い二人が将来を語ってこそだった。

1995 サンダンス映画祭
「オーディションで他の人と組んだときは何も起こらなかった。
だけどイーサンと組んだときにケミストリーが生まれたの。
長くセリフも続けられたし。
リックはオーディション中にどんどんセリフやシーンを書き換えちゃって、
何なの?って混乱したけどね」っジュリーが言ってた。
とかくイーサンとジュリーが話題になってしまうが、
リチャード・リンクレーターの才能なしにこの作品はありえない。

2013 ベルリン映画祭 舞台で欠席したイーサンのメッセージ。
「father time」って誰か日本語で的確に言ってー。感じは分かるんだけどさ。
イーサンは微妙な声のトーンの違いが絶妙。
ジュリーは怒りながらや、なにか不安なのか心配なのか抱えながらの駆け引き絶妙。
「うーん、、ジュリーそれは芝居だね、、」とリックにダメ出しされるらしい。
「それはもう本当に難しいっ!。ただ怒鳴ったり床を転げ回るほうが楽だもん」と。
リアルな演技の壁は万国共通。
とうしたらあんな演技が出来ますか?には
「練習。練習。練習」と即答。
今回ミッドナイト公開に合わせて膨大な二人、三人のインタビュービデオ/記事があり、
前2作のことをたくさん話してくれてるのが宝もの。
とてつもない量で分からない英語も山のようだけど。。
サンセットのファーストテイクの時、
「リックが嬉しそうにジェシーとセリーヌに会えたって言うんだよ、イーサンとジュリーじゃなくて」というイーサンに
「一番の特等席で二人を見てるからね」と監督。
ミッドナイトを観るファンと同じ気持ちだぁ~。
10週間ほどギリシャで合宿と言ってたけど、
そのうち2週間リハーサル/2週間撮影/残りがバカンスもありーの脚本作り。
大筋は出来ていてギリシャで仕上げたって。
小さな教会で、あのモンクが! 修行僧が! 諸行無常で日本の、、って、
日本って言葉入ってるだけで意味なく嬉しい。 盲目の"blind"はラストへ向けて重要なセリフだし。
ロケハンしてからじゃないと出来ないシーンのひとつ。
stiill there stiil there still there gone...
は5歳のジュリーの息子さんが言ったことをセリフに活かしたと。
this time/that timeってねえ。笑ったー。
きっとあの三人なら1秒で 誰かがthat timeってタイトル言ったんじゃないかなぁ。
that timeって。ジェシーっぽい。 いかにもカッコつけてるんだろうけど、、ええ?の単純バカっぽい肩すかし感もあり。
字幕が無きゃ分かんないんだけど、
歩くシーンでの二人の距離、ふれあうさじ加減を感じるには字幕ジャマなんだよーーー。
いや、だいたいの流れと内容は掴めてるはずなんで字幕なしで見たい。。
表情と距離感に集中して観たぁーーーい。
「ゼスチャーも甘すぎず、でも触れ合ったりって繊細なゼスチャーをしながらあのセリフを言うのは難しかった」とも言ってるし。
三人曰く「全部が台本で即興じゃないし、ゼスチャーも細かく決めてリハーサルしてるんだよ」っと。
あんな膨大なセリフと気の効いた応酬。
即興で出来て、しかもそれを撮影するスタッフがいたら、全員が別の惑星の人達だ。
「んーーー足音!」のジェシーの声のトーンがたまらなく好きだ。
自分でも意味不明だけど、あれ最高。
映画の中で一度しか使ってない声だ。
そして、、二人以外の役者さんも良いですよ。
なんとも言えず良い。
ギリシャの光も、なにかを照らしてくれていて美しい。
光はあるから。ふわっとどんな年代にも光はあるからって映像が伝えてくれているようで。
Go! Oscar!
俳優二人+監督の共作で、
ワークショップみたいにしてどーせ作ったんでしょ。
そんなのにオスカー獲られちゃねえ、、、とか、セコい事言うなよっっ、各組合!
3作品の合わせ技なら確かに受賞だけどなぁ。。
ミッドナイト1本だとなぁ、、、とか、屁理屈言うなよ、各協会員。
アカデミー賞脚色賞にノミネートされています。
前2作をベースにしながらも、エッセンスは満載に
別の次元のリアルさへ話を進化させた脚本があったのか?と言いたい。
いったい誰に言えばいいんだ?!
「季節を題材にしてる映画はあるよね、日本の小津とか」とリック。
あ、そうか、この作品が描く小さな小さな、なんでもない日常は小津でもある。
奴隷が自由を獲得するとか、宇宙に取り残された人間が帰還を目指すとか、
海賊から救ったとか、そういう大それたアカデミーの好きそうな話じゃなくて
ただの日常の話だ。日常が日常を超えてゆく、ただのそこらにいっぱい居る人の話だ。
だけど、最後にはちゃんとそこらの人じゃ出来ない技で、
映画を締めたじゃないかっっと。これを華麗と言わずなにを華麗と言う(必死すぎだ、分かってるって)
前作があるので、脚本じゃなく脚色賞。 あーーーーー獲ってほしい。
サンセットも、当時ノミネートされてます。
いや、三部作じゃなくて、誰もこれで完結なんて言ってないし。
この3人は、次は9年後じゃなくても
いつか創らずにはいられない人達だと思う。
「did you watch before two?」
"飛行機がちゃんと到着したら、初めて劇場でサンライズ/サンセットを観るよ"と
渡していた手紙に書いていたわたしに、イーサンは聞いてくれましたん。
満面の笑みで「Yes!」と答えました。
これも大切な思い出のひとつ。うふふ。
こんなに長く書いてまだ何も言えてない気がする(笑)
ありきたりですが、
3作品すべてのスタッフ/キャストに心からの敬意と感謝を!
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