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聖像が偶像とされなくなったのは12世紀

2019-07-05 | 建築と美術
 このような厳しい戒律があったために、キリスト教美術は初期ロマネスク美術時代(10世紀中頃~11世紀中頃)までは、少なくとも神ご自身と神の子キリストご自身の像も刻まれたことはありませんでした。

 こういったカトリック教義の規制が盛期ロマネスク時代(11世紀中頃~12世紀中頃)には徐々に緩み、数多くのキリスト磔刑像や聖母子像などに見られるように、後期ロマネスク美術時代(12世紀中頃~13世紀中頃)像化が急速に普及する事態となりました。
 

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