グローバル・タックス研究会 ~Study Group On Global Tax~

貧困のない、公正かつ持続可能なグローバリゼーションのための「グローバル・タックス」を提言する、市民研究グループです。

UNITAID (ユニットエイド) 「一年の成果」

2007-11-30 | UNITAID(ユニットエイド)
                      <晩秋の新宿御園>

主に航空券国際連帯税の税収によって運営され、HIV/エイズ・結核・マラリアの治療薬を提供するUNITAID (ユニットエイド) が作られたのが昨年の9月。UNITAID 理事会は1年間の成果を発表しました。

◆UNITAID 「1年の成果」を読む → PDF

2007年の主要な数値は次の通りです


加盟国:27カ国
被援助国:80カ国以上
資金の85%を低所得国に割り当て
実行予算は3億ドル以上、うち90%は既に提供確約済み

2007年に対応する追加10プログラム:
-新たに10万人のHIV/AIDSに感染した子どもを治療
-6万5,000人の患者に抗レトロウイルス薬の第二選択薬を提供
-58万7,000人の妊娠女性を検査、HIVに感染した妊娠女性12万2,000人に抗レトロウイルス薬を提供
-新たに1350万回分のマラリア治療を提供
-86万6,000回分の抗結核薬の第一選択薬による治療
-結核に感染した18万人の子どもを治療
-多剤耐性結核の4,700人の患者を治療

既にいくつかの医薬品の低価格化を確保している:
-小児用抗レトロウイルス薬について40%の低価格化
-抗レトロウイルス薬の第二選択薬について25%~50%の低価格化

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