鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

◇星の守護神◇宇宙戦艦ヤマト2199サイドストーリー第二話

2020-04-29 23:12:00 | 宇宙戦艦ヤマト2199外伝


◇星の守護神◇
宇宙戦艦ヤマト2199サイドストーリー

第二話

突然の地下シェルターへの避難指示に驚きを隠せない臣民たちだが、里帰りしていた雄タイプヒューマノイドたちの毅然とした態度に、来訪していた他の民たちを含め、冷静さを取り戻していた。

「皆の者。冷静さを欠けば、助かるものも助からない!」
「我ら衛士がお守りする!」
「我が臣民たちは先ず、見本を示せ!」
「これより地下1.000mまで降り、シェルターに避難する。」
「慌てること無く、移動せよ。」
「伝令殿は宮殿へお戻り下さい。」こうして、地下シェルターへの移動が開始され、伝令は宮殿へ戻り、女王イシス護衛の為、戦いの準備をはじめた。


ラガシュの空を埋め尽くす勢いで現れたガミラス公国軍は、最新鋭艦ガイデロール級ガーディアンを旗艦とし、同新鋭母艦ガイペロン級:多層式母艦typeシュデルグの最上部甲板(第一甲板)に積んでいた強襲揚陸艇デラメヤ6艇を発艦させた。
各デラメヤにはメルバー型装甲兵員輸送車6両づつ計36両が搭載されている。
※後にサルバーSーⅥ型重戦車の開発へと繋がる。
また、艦載機として、空間駆逐戦闘機ゼードラー(ワン)が24機づつ計72機が搭載され、艦隊司令であるガイデ・リー将軍はメルバー隊支援と降伏を促す目的で、全機発艦させた。
※後にゼードラーⅡへと発展させる。
夜が明け、陽が昇り、爽やかな秋晴れの空。
だか、どんよりとした曇り日を連想させた。
紅い葉、黄色い葉、茶色や焦げ茶色の葉を覗かせる大地、近代化が進んだ宮殿を取り囲む城下町の上空は、黒い影を幾つも落としていた。

「実に良い眺めだ。」
「奴等もこのまま、大人しく降伏を受け入れれば、この景色を楽しめるのだが。」キャプテンシートに腰を下ろし、頬杖を付くように顎の下に指を組、スクリーン越しに眼下を見下ろしていた。




「それにしてもしても、派閥が分裂した貴族たちによる勢力拡大が急激に加速している…。」
「いや、し過ぎている。」
「やはり、ガミラスには統治する者が必要…って事ね。」
惑星ガミラスに隣接する惑星イスカンダルから勢力拡大の為の侵略を阻止しようと、一人の元近衛隊所属で隊長を務めたララシャ・イスカンダルが女王スターシャによって派遣された。

イスカンダルもまた、ラガシュ同様に女王による王国制である。
王位継承する者は"スターシャ・イスカンダル"の名を引き継ぐ。
ララシャはその妹にあたる。
そして、この時代のイスカンダルの宇宙船シュヘラザード級は、武装解除が進んではいるが、全てのシュヘラザード級が武装解除出来ている訳ではない。
ララシャのシュヘラザードもその一つだ。


【ララシャ・イスカンダル】

「あの惑星(ほし)の文明は古代アケーリアスがもたらしたもの。」
「そして、最初の移住者は"ジレル"の巫女。」
「もし、当時の兵器が存在するなら波動砲を持ってしても破壊は無理…。」
「超空間ネットワークの一つ亜空間ゲート以上に今のガミラスに渡してはならない代物…。」

「イヴ。ワープスピードを最大でワープを。」

「了解(わかりました)。ワープに入ります。」
※イヴ。この時代のシュヘラザードに搭載された音声対応マザーコンピュータ。可視化用ホログラムも存在感する。


巨大人型浮遊機動兵器ニンギルス。

脚部は無く、大腿骨部分にあたる場所には大型メインバーニアが付き、それを正三角形を描くように加速用小型機バーニアが並ぶ。全高:75.0m 全幅:58.0mもある巨大人型浮遊機動兵器。
頭部は各種センサー、メインレーダーと"ゴーストリンクA.I"が設置されている。
コックピットは胸部にある。
肩の部分には大腿骨部分と同じようにバーニアが並ぶほか、姿勢制御小型スラスターが複数付く。
アームユニットは左右に二対づつあり、手の掌の部分にあたる先端は連射可能なビーム砲口に成っている。
腹部には大型ビーム砲口が付く。
背中、脊髄にあたる部分には、遠隔操作可能の6機の共振波動プラズマ波小型ポッドを装備している。(次元波動理論を応用した攻守に使用可能兵器。)


第三話へ
つづく。

この物語りは私設定が混ざった宇宙戦艦ヤマト2199第16話「未来への選択」のサイドストーリー(二次創作)です。

使用している画像はイメージです。
「宇宙戦艦ヤマト2199」から引用、使用しています。(一部の画像を除き)

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