永福町発~不動産業者の“アンナコトやコンナコト”

井の頭線永福町駅の不動産業者、グリーン住建の日記です。不動産に限らず日々の出来事”アンナコトやコンナコト”をつらつらと…

デザイナーズマンション見学vol.1

2006年10月09日 18時46分07秒 | 日 記
昨日の日曜日。縁あって知り合った、ある設計事務所の方のご好意で、その設計事務所の手掛けられたデザイナーズマンションを2棟、見学させて頂きました。

その設計事務所は、営業活動をしなくても指名で仕事が入ってくるほどの業界でも有名な事務所です。

今回見学させて頂いた物件は、たまたま契約前で空室になっている1室(既に申込アリ)と、新築マンションでまだ入居前の2室。

本日はその空室になっている方の1室をご紹介させて頂きます。(尚、私の勉強のタメに見せて頂いたので詳細は伏せさせて頂きます)

まずは外観から。

やはりデザイナーズを謳う上では外観も重要。この物件では通常は足場に使う部材で外壁をアレンジし、洗練された雰囲気を演出しています。

しかし、それでいて部分的に木材を使用することで、無機質さの中にも温かみのある印象作りに成功しています。

そして、居室部分ですが、まず玄関から既にデザイナーの主張が始まります。

分かりますでしょうか?ガラスの開き戸が玄関ドアに相当し、室内は素通しです。
室内側から見ると…

今回は成約済み物件でしたので、ガラスドアの外で靴を脱いでいます。
ガラスドアの向こうも専有部分ですので他人が通ることはありませんが、サスガに丸見えでは落ち着かないところ。ですので目隠しにブラインドが付いています。

まるで、この玄関に抵抗がある方にはこの物件は合いませんよ、と感性を試されているかのようです。

次に図面を見てみます。(私が記憶を頼りに作ったラフ図面です)

図面左下が共用通路からの専用ポーチ。
室内に入ってもタイル床の部分は続き、居室を床材でエリア分けしています。(ちなみに居室は全面床暖房)
室内をご覧頂きましょう。

壁面はガラスか木(ナラ材?)

コンクリートに磨きを入れた天井にはシーリング照明など無粋。壁面のスポットライトで間接照明、がこの物件のイメージ作りに貢献しています。

そのシンプル・ビューティーな感性はキッチンにも。

ここでも住まう方の感性が問われます。
そして更に個性を主張する水周り。

居室に設置した洗面と、ガラスで素通しの浴室。

そうは言っても二人入居の場合を考えて一応ブラインドはあります。

浴室で更に驚いた点は、室外の専有部分につながるガラス戸(さすがに曇りガラス使用)を開けて、浴室から外に出られる点。

いったい何のために…?

(室外から撮影)
この部分は唯一ハテナマークでしたが、全体的に非常に感性を刺激される物件でした。名前やお化粧だけのデザイナーズマンションが多い中、この物件はまさに正統派デザイナーズを実感。そしてその設計事務所が高い評価を得ているコトにも納得させられます。

が、ジツはこの後に見せて頂いた物件の方が更に強烈でした。

その「デザイナーズ・オブ・デザイナーズ」とでも呼ぶべきに物件ついては次回、レポート致します。

では今日はこの辺で。(またお呼びが掛かっているので


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8 コメント

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次回が、楽しみ! (広場 高橋)
2006-10-09 19:52:09
デザイナーズマンションのレポート・・・

かなり解り易く、面白かったです。

写真が、沢山有るのも良いですよね。

デザイナーズだと、やはり斬新なんですかね?外観を足場の部材ちか、お風呂から外に出れたりとか・・・。



あと、これは質問なのですが。

このコメントの欄に絵文字が入れられないのは何故でしょうか?

お解かりでしたら、お返事下さい。

お願い致します。
返信する
もしかして・・ (阿佐ヶ谷街より)
2006-10-10 00:57:02
梅里に同じような外観のデザイナーズマンション

がありますがもしかして同じ設計士が手がけたのかな~・・・
返信する
to 広場 高橋 (大泉)
2006-10-10 01:11:59
ですよね。発想がそもそも違うコトを思い知らされました。

でもとても勉強になり、今更ながら視野をもっと広げなければ、と刺激を受けてきました。

絵文字の件、なんででしょう???

絵文字の窓、付いてませんか?
返信する
阿佐ヶ谷街さん、さすがです! (大泉)
2006-10-10 01:20:50
正にその梅里のマンションそのものです!

さすがですね~♪

その網の広さ、正確さこそ成功の秘訣ですかね~♪

ちなみに阿佐ヶ谷街さん、今パトロール帰りですか?

私はまだパトロール中です(^-^;
返信する
目がくらむ・・眩さ (いずみのまつ)
2006-10-10 16:07:27
いいなぁ。

住みたいなぁ。

あのお風呂は・・・



などと内見中のお客様状態に

なってしまいました。



生活を彩る様々なデザイン。

同じ住むなら、

快適に、美しく。

そう思いました。



第二弾楽しみにしております。
返信する
デザイナーズマンション (sim)
2006-10-10 18:59:21
僕が見た中で一番インパクトがあったのは



部屋中が透明なアクリル板の壁で出来ており

外から丸見え(もちろんロールカーテンはありましたが)、もちろん風呂も透明でした



あのマンションは凄かったなあ・・・



今ウチでも、いわゆるデザイナーズマンションを3棟管理させて頂いておりますが、

1棟は、最初、風呂が磨りガラスでシルエットが丸見えでした。

計画前から携わっていたのでトイレだけは

止めてもらました(^^;)

返信する
to いずみのまつ さま (大泉)
2006-10-11 12:05:45
実用性とデザインの両立って結構難しいですよね。

使い勝手を考えると妙に生活感が出てしまったり…

でもその常識(と思い込んでいたもの)をひっくり返してみた時に、新たな発見と言いますか、固定観念に捕らわれている自分に気付くと言いますか。。。

その意味で、デザイナーさんは常に常識と闘っているんだな、と実感しました。

次のも期待してくださいね
返信する
to simさま (大泉)
2006-10-11 12:13:05
!、部屋中アクリル板ですかっ!?

見てみたいとは思いますが、住みたいとは…ねぇ。。。

トイレといい、浴室といい、デザイナーさんの間では丸見えが流行っているのでしょうかね(笑)

コメントありがとうございます
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