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アンドラゴラスのつぶやき

くる日もくる日もつぶやきつづける。
すきなものとかきらいなものとかどうでもいいものとか。
あとアニメは週40本まで。

三浦建太郎インタビュー

2005年08月26日 | ベルセルク礼賛
1999年3月29日 朝日新聞
夕刊の1ページ丸ごと使って、17巻の広告になってます。イタリアの出版社、アニメ・ゲームの製作者、夢枕獏さんからのエール、それに三浦さんのインタビューが掲載されてます。夢枕さんは「コミック、小説を問わず日本の同種の物語の中でベルセルクは群を抜いている。この上は物語が終わるべきときがきたら、きっちり終わらせる勇気を編集と作者が持っているかどうか」といってます。

三浦さんの話をかいつまんで。
・タイトルどおり、復讐に燃えて斬りまくるヒーローをイメージした。その後他のキャラクターのイメージがふくらんでいった。
・ゲームの戦闘シーンにマンガで勝つために、臨場感を意識した。斬られたものが力学的にどう飛んでいくか、次のシーンでどのような状態にあるのか考えながら描いている。
・日本のファンタジーは魔法や神を動物や科学の代用品としているものもあるが、自分はファンタジーを理解できないもの、不条理なものとしてとらえている。
・今後は個人の象徴としてのガッツと、集団の象徴としてのグリフィスの対立を軸に描いていく。


2002年5月28日 朝日新聞
第6回手塚治虫文化賞優秀賞受賞のインタビューを掲載。
・手塚作品で一番好きなのは「どろろ」。その他好きなマンガや小説のごった煮からベルセルクは生まれた。暗くてドロドロして妖怪めいたものが出てくるファンタジーがやりたかった。
・巨大な剣は読み手がリアリティーと臨場感を持ってくれる限界ぎりぎりまで大きくした結果。
・こんなふうに物語が広がってしまい、終わりがいつになるか自分でもわからない。
・過去の自分の絵を見るとつらくてたまらないので、その分成長しているのだろう。絵が安定すると話まで型にはまるから、変化し続けたほうがいい。

などと語っています。掲載誌は買ってないので、なかなかインタビューとか目にする機会はないですね。朝日新聞て。ちなみにこのときの手塚賞の大賞はバガボンド。カメレオンジェイルのころから読んでますが、どうもこの方の作品は僕には合わないようで・・・。

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