このカテゴリはまさかの4年ぶり。4年て。時空が歪んでるに違いない。
そんなに久しぶりのカテゴリを使って、発売から1年経つ(これもびっくりだ)このCDのことを書こうと思ったのは、そういえばここ数年で一番聞いてるような気がしたから。
近年の作品では「かぜよみ」も好きだったけど、こちらのほうがもっと良い。タイアップ曲が多いこともあって全体的に濃いめ。濃いほうが好きなので聴き応えがある。トータルで15曲、70分とかあるし。
最初に好きになったのは「SAVED.」。EDになったアニメも見てたけど、あまり印象に残らなかったんだよね。後半の盛り上がりが、EDの90秒には含まれなかったからだろうけど。最後のサビ、♪あなたに恋をしたーー の直前の部分でぞわぞわっとくるのがたまらない。
で、いま一番好きなのが「ロードムービー」。タイアップじゃないしどちらかと言えば地味だけど、聴くほど良さが滲み出てくる。情感はこもってるのに、それをぐっと抑えたような歌い方がいい。コーラスの入り方も切ないというか冬っぽいような雰囲気があってうまい。
菅野さんの「アルコ」は外してるわけじゃないんだけど、コードギアスの前期テーマと言えるモアザンワーズとくらべても特徴がないというか、以前のいずれかの作品と似ているというか。菅野さんにしてはいまひとつか。
「Waiting for the rain」は、やっぱりアニメのお手軽な雰囲気とは合ってなかったよね。なんとなく古臭い感じはするんだけど、割と好きな曲調ではある。
これって真綾さんの20周年記念だったか。ふと思ったけど15,6歳でソロでCDデビューして、20年もコンスタントに歌い続けてる人って、本職の歌手でもそうはいないだろう。単に20年やってる人ならいくらでもいるけど、10代半ばからやるには本人の才能はもちろんだけど周りの環境とか色々重ならないとできないはず。20年前からファンだったので気にならなかったけど、けっこうすごいことでは。