4の雑記集

当ブログは自分がその日の日記やゲームのメモを記していくだけの、実に非生産的なブログであります。

十三機兵防衛圏 感想

2020-03-08 04:18:58 | 雑記
※ネタバレは体験版以降の内容はなるべくしないようにしていますが、多少触れているところもあります。

2019年11月28日に発売されたヴァニラウェアさんの『十三機兵防衛圏』についての感想を書いていきます。
前述のようにネタバレは基本的に避けるように書きますが、完全にシャットダウンすると何も書けなくなってしまうので多少触れているのはご了承ください。


■ストーリー
このゲームのメインコンテンツ。進めるごとに色々な情報が出てきて二転三転する世界観やキャラクターに上手く踊らさせられてしまう感じです。
メインの13人の主人公たちの物語はどれもこれもユーザーをグイグイ引き込んできますし、どの子も話が進むごとに魅力が増していくので終わった時にもう皆大好きになってしまうぐらいです。
各キャラのストーリーの作り込み自体もスゴイですが、各章の引きがまた良いんですよ。この先の続きが気になって仕方ない!という所で終わらせてくるので、本当やめられない止まらないという。
それと細かいところですがほぼ同時期同世代で友人知人が混じった主人公たちというのもあって、ある主人公のストーリーにおいて複数の主人公が同時に出演することもあるのですが、その場面を同時出演の主人公の方で使いまわしたりするのが殆どないのも良いところでした。
あとサブキャラクター達も良いキャラが多いというか、ほぼメイン級の重要性を持ったキャラクターがゴロゴロいまして、またそのキャラクター達どいつもこいつも味があるキャラばかりなのも良い。
そしてこれはとても大事なことなのですが、ストーリーはこれ以上がないほどの王道展開です。なので最後の最後までしっかり楽しめました。


■各主人公の簡単な所感
1.鞍部十郎(くらべ じゅうろう)
一応主人公の中での中心人物?と見ていいのか。
怪獣やロボットが登場する映画大好きというなかなかマニアックな方。
初期は優しくて少し気弱そうな印象を感じたものの、終わってみれば正に主人公そのもの。

2.冬坂五百里(ふゆさか いおり)
ヒロインかと思いきやそうではなく主人公。
やってみれば分りますが言うなれば少女漫画の主人公。
背中を押してくれる親友を見て、いいなーああいう友達って…としみじみ思うものです。

3.網口愁(あみぐち しゅう)
イケメンで喧嘩が強くて頭も良くて、さらに口も上手くて性格も良くてお金持ちの息子というなんだこれは完璧超人か。
女の子や友人を大切にするだけでなく見ず知らずの人も助けたりと割りと本当に欠点無し。
ストーリー展開は某有名アニメのオマージュと見られるところが多々ある。

4.薬師寺恵(やくしじ めぐみ)
十郎と同棲している少女。
たぶん作中で1~2位を争うレベルで色々動き回っている働き者であり、十郎のヒロイン。
この子の行動はユーザーによって評価が結構変わりそうな印象があります。

5.比治山隆俊(ひじやま たかとし)
元バンカラから将来有望の若き軍人になったものの色々あって今は住所不定の不良少年。
女装少年に惚れ込んでしまったためにとんでもない事に巻き込まれる業の深い方。なんだこれは…たまげたなあ。
ストーリー解放まで時間がかかるのでどんなストーリーか気になる方が多かったでしょうが、その内容にある意味驚いた方も多いはず。

6.鷹宮由貴(たかみや ゆき)
見事なまでのスケバン。昔見てましたスケバン刑事を思い出しますが、別にヨーヨーで戦ったりはしません。
不良なので怖いところもありますが、実際のところ親友を常に心配したり困っている子を放っておけなかったりと良い子な面が多いので見ていて安心する子。

7.関ヶ原瑛(せきがはら えい)
謎が謎を呼ぶ記憶喪失の少年。
少年らしからぬ冷静さを感じさせるものの、見返してみれば割りと気を使うタイプだったかも知れないという印象。
ストーリーを進めて色々分かってくると結構な苦労人ではないかと思うところ。

8.南奈津乃(みなみ なつの)
主人公の中でもっとも良い子と言えば恐らくこの子。良い子過ぎて心配になるレベル。
服装が常に体操服ブルマなのでその印象が強すぎる上にブラチラのサービスシーンまであるお色気担当?主人公。
思い込みが非常に激しい夢見る少女的な面もあり、正直かなり危なっかしい性格でもある。

9.三浦慶太郎(みうら けいたろう)
南に並ぶ超良い子。元軍人で非常に礼儀正しく家族や友人を大切にする。
とにかくスタートから終わりまでひたすら良い子。しかし南のような危なっかしさはなく基本的に冷静な判断ができる頼りがいのある子でもある。
どんな時でも家族を想うその姿は非常に好感度が高い。

10.如月兎美(きさらぎ とみ)
長い三つ編みとおでこと眼鏡が印象に残りやすい女の子。
性格というか台詞回しというか表情というか色々特徴的で、全部ひっくるめて一言で表すなら「可愛らしい子」
実は割りと重要な立ち位置にいる。

11.緒方捻二(おがた ねんじ)
時代を感じるリーゼント頭の不良少年。ちょっとスケベ心が強い面がチラホラと見える。
誰彼かまわず喧嘩を売るような危ない不良ではなく、十郎や網口とも普通に友人だし女子の友人もいる。
困ったときには咄嗟に女の子を庇える男らしさが好印象。あと他の主人公のストーリーでの出番が多い印象もある。

12.東雲諒子(しののめ りょうこ)
通称東雲先輩もしくは東雲パイセン。存在感がとにかく凄まじい人。
見た目の儚さとか美しさとかストーリーを進めるごとに忘れ去られていくレベルの歩く時限爆弾。
このゲームの登場人物でもっとも印象に残るであろう豪傑。

13.郷登蓮也(ごうと れんや)
冷静で強い意志を湛えたイケメン眼鏡くん。大人びすぎて高校生に見えない。
彼のストーリーは比治山隆俊と並んでストーリー解放が遅いが、その分非常に重要な話が展開されるので見ていてワクワクさせてくれる。
終わってみれば好感を持てる人物だが、途中途中だと「この子本当に主人公か?」的な印象を受けてしまう子。

■グラフィック
ヴァニラウェアさんらしくストーリーパートは非常に高クオリティのグラフィック。
単純な美麗さというより空気というか雰囲気の作りが非常に上手いのですよねえ。学校の教室、屋上、川の土手、廃工場、十郎や網口の自宅、その他にも色々な場所がありますが本当どれも凄い出来なのでありますよね。
キャラクター達もいつものようにな細かい動きまでしっかり作り込んであって是非しっかり見て欲しいところ。



■バトルパート
13人の主人公が機兵に乗り込んで「怪獣」と戦うバトルパート。バトルシステムはリアルタイムで進行するシュミレーションバトルとなります。
戦闘画面が非常に特徴的というか遠くから戦場をレーダーで見ているような多少簡略化された戦闘画面になっており、妙な味わいがあります。
難易度は基本的に優しめにできており、難易度設定も3段階に分かれていて難易度を下げればこういったゲームに慣れてないユーザーでもまずゲームオーバーにはならないと思われます。
ただ、操作をしっかり確認しないとまずまともに動かせないと思われるのでそこだけはしっかり確認してほしいところ。
育成要素もありますがストーリーをクリアするだけなら途中で進行を止めて稼ぎなどを行わなくてもまあ大丈夫なので、あまり堅苦しく考えないで大丈夫です。


■まとめ
とにかくストーリーが凄い作り込まれており、プレイしていて開発者の掌の上でうまい具合に転がされまくります。
そしてストーリーを進むごとにキャラクター達の魅力も鰻登りで上がっていくので「ストーリーいいな、この子もいいな、この子達の話をもっと見ていたいな」という感情に支配されていき、クリアしてしまった後は「ああ、終わってしまった。とても良かったけどもっと見たかった」という感じで喪失感が凄まじい事になりました。
ただ、ストーリーがかなり複雑な面もあるので、クリア後は究明編(アーカイブ的なもの)でじっくりとストーリーや用語を見直さないと理解しにくいところもあります。
その分理解すれば理解する程さらに楽しめるのでじっくり楽しんで欲しいところです。

こんなにストーリー楽しめる作品はそうそうないと思いますし、自分がプレイしたゲームの中のベスト3に入る作品でありました。
ぜひ、多くの方にプレイして見て欲しいものであります。

討鬼伝2 感想

2016-08-15 01:52:34 | 雑記

討鬼伝2は正直かなり期待外れな出来でありました。
討鬼伝極までも色々と問題は多かったものの、一応バランス調整でそれなりの形になってましたし初代という事で大目に見て「可もなく不可もなく」という感じの感想でしたが、今回はそんな大目には見れないレベルの出来でありました。

まず、オープンワールドという発想は大いに結構なのでありますが、もう少し冒険心を煽るような形にして欲しかったものであります。
長ったらしい整備された通路を行ったり来たりして落ちているキラキラを拾うぐらいしかできないのであれば、オープンワールドにする必要はまったくなかったかと。初期に紹介されていた鬼の手で障害物を壊して道を開くとかもほんの僅かでありますし、やれる事が少なすぎというか本当走り回るぐらいしかやる事ないであります。

鬼との戦闘面に関しては初代と極に引き続き相変わらず鬼は謎判定モーションやら謎めくり判定が多いでありますし、上級は数値設定間違えているんじゃないかと思われる高威力攻撃の嵐という相変わらずの適当設定。
そしてプレイヤーキャラのモーションも引き続き定点攻撃を徹底的にやらせない前進攻撃ばかりに、攻撃モーションもっさりでガードや前転へのキャンセルはモーション終わり際という相変わらずの不自由の嵐。
まあそれがこのゲームの特徴と言ったらそうなのでしょうが、鬼のモーション見てガードや前転ではほぼ対応が間に合わないのは個人的に何か納得出来ないであります。ゴッドイーターのようにいつでも簡単キャンセルさせろなんてのは当然言いませんが、せめてモンハン並の軽快さは欲しいところであります。
あと通常攻撃でズンズン前進するのは本当やめなさい(憤怒

さらに鬼は全般的にプレイヤーキャラから距離を取ろうとするせいか画面端にばかり留まって非常に面倒だったり、今回から追加された鬼の手の完全破壊を行うと逆にモーションが強力になるのばかりだったり、もう面倒臭さばかり増していて嫌がらせかと思いました。

装備強化や天狐のアイテム拾い、ミタマのレベル上げ等のプレイヤー側の強化システムは軒並み劣化して非常に不便になったのも大きなマイナス。
とにかく面倒で苦労する形に変えられており、いったい何を考えてこんな風に変えてしまったのか疑問で仕方がありません。

ストーリーは可もなく不可もなく、正直極の方がよくできていたであります。
ぶっちゃけ終盤は非常に駆け足であります。


ハッキリ言って討鬼伝2は「ガッカリゲー」。
もし、討鬼伝シリーズに初めて触る方がいらっしゃるならば間違いなく前作の討鬼伝極を買うのが良いでしょう。
ゴッドイーターが2以降一気にダメゲーになってシリーズ終了したのと同様、討鬼伝も今後まともな調整や追加要素がなければ間違いなくシリーズ終わるでしょうね。

ブラッドボーン感想

2016-05-19 00:48:14 | 雑記
もう発売から随分経ちましたので今更感想な予感でありますが。

ストーリー面のボリュームについては文句なしな出来なものの、初期は仕掛け武器の少なさが目立ち、良いゲームなのに少し残念な印象が残ってしまいました。
しかしDLCによって面白い仕掛け武器も増え、最終的にはかなりの良作であったと言えます。

だがしかし、どうしても引っ掛かるのが『聖杯ダンジョン』という要素。
武器の強化を望むのであれば決して切れないこの『聖杯』という存在が、やはり残念な点と言わざるをえません。
なんだかんだプレイしていれば聖杯のボスも慣れますので“理不尽”という程のものではないのでありますが、単純に“面倒”というのが個人的に大きなマイナスでありました。
こういう良い装備を求めて同じステージを何度も繰り返す事自体が悪い要素とは思いません。
実際『ドラゴンズクラウン』でも同じような事をやってますし、モンハンとかの狩りゲーでレア素材を求めて何度も同じモンスターを狩るのも似たようなものでありますし。
ただ、ブラッドボーンでは「最初に指定された聖杯をクリアしないといけない」という点と、「同じ聖杯の繰り返しプレイする事を考慮されていない」という点が大きなマイナスであったという印象であります。
もっとシステム面で自由にやりやすくリトライしやすい環境であったのであれば、多少印象が違かったと思います。

また、「ステータスの再振り不可」というのが聖杯の面倒臭さに拍車をかけていたと思います。
「ステ振り失敗したorステ振りを変えたい」
 ↓
「ステ再振りできないから新キャラ作るか・・・」
 ↓
「また聖杯ダンジョンを最初からやらないといけないのか・・・」
このパターンのせいで新キャラを作る気力も色々な武器を試す気力もかなり激減した感じであります。
せめて固定の聖杯ダンジョンはアカウント内で共有する形であれば、面倒臭さも和らいだと思うのでありますが…


と、残念な要素を挙げればかなり数が出てきますが、それでもゲーム内の雰囲気作りや仕掛け武器の面白さは一級品であり、ソウルシリーズとは異なる方向性の戦闘や装備類はかなり心惹かれました。
個人的には最近発売された『ダークソウル3』よりもクオリティは上だと思っております。
できうる事であれば、さらにシステム面をブラッシュアップした続編とか出て欲しいものであります。

軽くブログ内を整理

2015-11-03 02:32:23 | 雑記
随分放置しているものの、ブログがある以上は日記でも駄文でもダラダラ続けたいところ。
なので先にちょっと記事を整理、まず古い韓国ネトゲニュースは流石にもう必要ないと思うのでカテゴリも含めて削除しました。
ブックマーク先は基本的にまだ生きているサイトさんが多いでありますが、「まーちゃんのつぶやき」さんは2016年1月で完全に消えてしまうとの事ですので、それを確認次第ブックマークから削除したいと思います。
とりあえず今後は暇を見てやってきたゲームの感想文でも書いていきたいところであります。

期待作品

2013-07-08 22:21:28 | 雑記
最近はドラゴンズドグマにハマったり討鬼伝をやったりと充実したゲームライフを満喫中。

ドラゴンズドグマはなんとなく気になっていたものの、カプコンだけに不安が大きすぎてなかなか手が出せませんでしたが、予想通りダークアリズンという名の完全版を出してきたので地雷覚悟でやってみましたが、予想に反してかなり面白くて驚きました。
カプコンさんは怖くないバイオなんて作ってないで、この作品をシリーズ化して育てて欲しいものであります。

討鬼伝もアクション体験版のどうしようもない状態の頃に比べたら予想以上になかなかな出来でしたが、少し冒険心が足りないというか、もう少し『この作品はこれだ!』という売りが欲しいところでありました。鎖鎌とか槍はなかなか特徴的な武器で良かったですが、それでもちょっと安定しすぎたゲームであります。
次があるならもっとこの作品を光らせる特徴的なシステムが欲しいと思います。


そして今月は遂に待ちに待ったドラゴンズクラウンの発売月であります。
本当ここ最近の短い期間で急激に色々あったせいで発売されるか凄まじく不安でしたが、なんとか出る感じなので本当に良かったです。
今年は他に買う予定なのはDOA5の新作ぐらいで他は未定なので、ドラゴンズクラウンには一際期待が大きいです。
本当今月末が楽しみであります。

他に話題作といえばジョジョのオールスターバトルですが・・・まあなんといってもあのCC2製のゲーム。
不安がデカすぎるのでここは落ち着いて様子見であります。
ナルティメットシリーズとか.hackを今までやってきて率直に感じたCC2さんの印象は『演出力と宣伝の魅せ方は一流、ゲーム作りは三流』というところであります。傍からの見栄えはよくても実際にやってみたら立派なダメゲー、さすがにそんな作品続きなので警戒心も高くなっています。
特にナルティメットはもう4作も作っているので流石にマシになってきてるかと思いきや、3をやってみましたら立派に退化していたのでジョジョASBも様子見せざるを得ない、って感じであります。
可能であれば、次こそはちゃんと遊べるゲームになっていることを祈りたいものであります。

Fate Extra CCC感想

2013-06-06 02:22:36 | 雑記
前作のFate Extraは正直かなりシビアなゲーム(ストーリー的にも難易度的にも)であったので、CCC発表時は購入するか結構迷いましたが、発売前までの前情報で前作よりかなり惹かれたので結局買ってプレイしておりました。

しかし、結果的にやはり買って大正解でありました。
前作に比べてあらゆる面でやりやすくなって、さらにストーリーも素晴らしい出来で、発売日からプレイして全サーヴァントED&CCCルートを完了しましたが、これも是非たくさんの人に遊んで貰いたいと思うほどの名作と感じました。

なんといっても良かったのがまずやはりストーリー。相も変わらず一筋縄では計れない物語の展開だけでなく、敵同士だった登場人物達の意外な側面や魅力が描かれており、本当に目が離せませんでした。
特に「間桐慎二」さんや「ガトー」さんは前作と比べて信じられないほどの魅力を発揮し、「ユリウス」「ありす/アリス」「緑アーチャー」といった方々もそれぞれ強くその生き様を魅せつけてくれます。
今作の新キャラである「パッションリップ」「メルトリリス」「ランサー」「アンデルセン」「カルナ」達も、登場する度にその魅力を溢れさせ、いずれも強い印象をこちらに焼き付けていく良いキャラばかりでした。

しかし、その中でも個人的に一番印象に残ったのが「ジナコ」さん。
最初はネタ要員みたいなものかと思いきや、彼女が話の中心に立つやいなやプレイヤーの心も抉るであろう虚しく悲しい話が展開されていきます。
その共感してしまうであろうリアルな彼女の抱える心の重しと、それを語るジナコさんを演じる悠木碧さんの見事な演技が凄くマッチングして脳裏に焼き付く勢いでした。
失礼ながら自分、悠木碧さんをまどかマギカのまどか役とブレイブルーのプラチナ役を演じられた方、という程の印象しか持っていなかったのですが、今回のジナコさんの演技には一気に惹きこまれて、ファンになってしまいそうであります。

もう一方、特別に印象に残ったと言えばやはり「BB&間桐桜」となるでしょう。
多くの方がOPのイベントを見た時点で、このお二人の真実はなんとなく予想できるでしょうが、それでもやはりCCCルートでは特に目が離せず心も休まらない展開にハラハラしたものであります。

このお二人が中心となるCCCルートは、もう色々本当に涙なしには見られない怒涛の展開と驚きのEDで、自分の中で紛れも無くこの作品が名作である事を思い知らされました。


ゲームシステム面も大幅に改善されており、前作はどうしても慎重に慎重を重ねてスローペースに進めるのが常だったものが、今作ではかなりスムーズに気楽に楽しめました。もちろんだからといって戦闘難易度が下がったという事もなく、ボス戦では歯応えのある戦闘を楽しめます。
前作のFate Extraをプレイされている方はもちろん、前作未プレイの方でも結構色々フォローがされているので気になったらプレイして欲しい作品です。

少しでもご興味が湧きました方は、ぜひぜひプレイしていただきたいものです。

ソウルサクリファイス感想

2013-04-06 00:09:52 | 雑記
『ソウルサクリファイス』、久々に完全新作で良いゲームに出会ったって感じでありました。
体験版をやった頃からかなりの完成度が見られたので、きっと良作になるだろうと思っておりましたが期待以上に良い作品でありました。

何よりも印象に残ったのがやはり物語の展開と魅せ方でしょうか。
プレイヤーが体験する「リブロムの書」に記されている事柄は全て、その書を記した“ある魔法使い”の主観で進んでいきます。
プレイヤーはあくまで記された文章と簡単な挿絵を読んでいくだけ・・・自身の物語を紡ぐのではなく、他人が紡いだ物語を体験するだけというのが、今までプレイしたゲームの中でもかなり特殊なものであるという印象を受けました。
なによりお話のほとんどは文字と“ある魔法使い”の語りと簡単な挿絵だけで展開しているというのに、お話の面白さと語り手の声優さんの巧さが合わさって、非常に楽しみながら進めることができました。

もう本当、ストーリーについては語りつくしたらキリがありませんので書きはしませんが、自分は完全にこのストーリーに骨抜きにされてしまった感じであります。
世界観や魔物のせいでおどろおどろしく陰鬱な雰囲気を醸し出している本作ですが、メインストーリーもサブストーリーも終わった後にどこか寂しい印象を残しながらも非常に心を揺さぶられるお話で、このゲームを語る上で絶対に外せない要素となります。
同じハンティングアクションの「ゴッドイーター」は「中二病的作品」とされますが、個人的にはこれもまた別の方向性の「中二病的作品」という感じでありました。


もちろん登場人物の皆様も魅力的な方ばかりだったのですが、やはり一番魅力溢れていたのは「リブロムの書」でありましたね。
最初はふざけたような砕けた口調なのに、物語が進む毎にどんどん彼の口調も重くなっていき、そして最後の最後で彼の正体が明かされ彼の“願い”と“覚悟”を知った時・・・その正体は前々から気づいていたにも関わらず、あの時は凄く心が震えました。
そして最終戦前のある選択肢で彼が語ってくれる『犠牲を出さなければ手に入らない物もある』という台詞は、この作品の中で一番心に残った台詞でありました。

ゲーム性の部分は正直かなり独特なもので、同じハンティングアクションのためによく比較されるモンハンやゴッドイーターとは完全に別物って感じであります。
体験版の頃はこの独特なシステムの戦闘がなかなか慣れなくて、色々理解するのにかなりの時間を要しましたが、これが解ってくるとかなり面白いので困ります。
もし次回作などがあるとしたら、ぜひこの独特な部分をどんどん伸ばして欲しいところであります。


ところどころ細かいシステム面の利便性がイマイチな部分もありますが、全体的にびっくりするほど予想以上によくできた作品で大満足な一品でありました。
正直・・・大変失礼なことを言ってしまうと、(ソニーの協力があったとはいえ)まさかマーベラス社さんがこれほどの作品を作れるほどの技術者揃いになっていたのが超予想外でありました。
本当凄まじく失礼な事だったのですが、自分の中でマーベラス社の印象ってかなり悪かったので・・・

しかし、この予想を遥かに上回る出来に凄まじい好印象を与えられました。
ぜひこれからも頑張って欲しいところであります。

NARUTOのうちはオビト

2013-02-10 02:36:45 | 雑記
もう2月ですが、あけましておめでとうございます。

銀魂ついでっという事ではなかったのですが、昔読んでいたものの主人公達が大きくなった2部から読まなくなっていたNARUTOを、最近なんとなくまた気が向いて単行本を買い集めて読んでいるのですが、ここ最近で大きくお話が動いているようでありますね。

しかし衝撃的であったのはなんといっても『うちはオビト』という存在でありましょうか。
髪型のせいでトビは登場初期からオビトさんっぽい雰囲気を醸しだしていたものの、トビ自らが「うちはマダラ」と主張したのと、何よりサスケが香燐さんをダンゾウごと突き刺した際の表情のせいで「やっぱりオビトではないのかな・・・」って印象も受けましたが、その後のトビvs小南戦を読んだ時には「やっぱりオビト?」という印象も残り、なかなか混乱させられましたが単行本最新巻でやはり『うちはオビト』で確定されましたね。

正直言うと1部2部の間に掲載された幼いカカシさんのお話は、てっきりカカシさんが写輪眼を得るまでのエピソードをファンサービス的に掲載されたものと思っていましたが、実は重要なのはオビトさんの方だったのですね。
そしてオビトさんがマダラさんと計画に乗った理由も明かされ、まだまだ色々と多くの謎を残したままではあるものの固い意志をもってナルト達と対峙するオビトさんは、初登場時とは大きく違う印象を与えてくれます。


しかし、ここまで読んで思ったのがオビトさんの目的について。
オビトさんの過去エピソードで仰っていた「掟やルールよりも仲間を大切にする忍が本当の忍じゃないってんなら、忍なんてのはこのオレがぶっ潰してやる!!」という台詞、そしてリンさんの前で誓った「もう一度君の居る世界を創ろう。この世の因果を・・・断ち切る!」という台詞。
オビトさんの目的はおそらく『今の長い時間をかけて構築された忍世界の掟やルール、そしてそれらから生じる因果を全て破壊する』という事なのだと思っております。

で、その目的に達するための手段が「無限月読」・・・・・・なのですが、自分は実際に無限月読を発動できずともオビトさんの目的は達せられると見ております。
ようは今の忍達の意識を大きく変えて、今までの忍世界の掟やルールに対して「このままではいけない」という意識に持たせる事で忍世界が少しずつでも変化していけば、リンさんを甦させる以外の目的は達成される訳で、オビトさんが尾獣集めを優先せず今世界を敵に回して戦っているのも恐らく無限月読が達せられなかった際の「保険作り」のためだと思っております。(無限月読に関しては金角銀角のチャクラで最低限の保険を確保済みな状態なのでひとまず安心)
その保険さえこの戦いで用意することができれば、オビトさんがナルト達に殺されたとしても目的は達成されます。
つまり、どっちに転ぼうとオビトさんの「勝利」は確定されるという結果になるので、もしかしたらオビトさんにとってはこの戦争は最初から勝敗が見えていた可能性があるのではないか?と、自分は考えています。
実際オビトさんの時空間能力を利用すれば、八尾九尾の確保事態はそう難しくないと思えます。カカシさんが同じ時空間にアクセスできるとはいえ、あれほど出し入れ自由に扱えるのはオビトさんのみですし、一度あそこに閉じ込めてしまえばそれであとはどうにでもできそうですし。

でも正直、戦争前にもいくらでも九尾確保が容易な状況があったにも関わらず、それらを全てスルーしてきたオビトさんが本当に「無限月読」を発動する気があるのかは疑わしい面もあります。
彼にとっては前述の「保険」の方が優先目的で、無限月読の方が保険であった可能性もあるやもとは思ってしまいますね。
(金角銀角による九尾チャクラ確保もカブトさんが協力すると決まる前までは完全に予定外な事でしたし)
「リンが居る世界」については輪廻眼を持った以上、輪廻転生を使用する可能性もあるとは思いますが、この辺については正直オビトさんのなかでどこまでを重要視しているのかが判らない部分があります。

そもそも「リンが居る世界」と言葉だけでみると単純に「リンが生きている世界」と見えますが、恐らく厳密には「忍世界の因果のために大切な人と殺し合う事が起きない、リンが死ななくて済む平和で仲間を大事にする世界」という事を言いたいのだと思います。
つまり、単純にリンさんを生き返させるのではなく、その前に無限月読で理想の世界を作るか忍世界の因果を断ち切らなくてはなりません。
そして重要なのは今のオビトさんは「リンのような悲劇を生まない世界」を作った上で“リンさんを甦させる”事を是と考えているのかどうかが、という点です。ようはオビトさんが『リンを蘇らせたとしても、リン自身がそれを幸せに感じるのか?』という疑問にどういう答えを見出しているのかが不明なのです。
彼にとっての終着点が「リンのような悲劇を生まない世界を作る」なのか、「リンのような悲劇を生まない世界を作り、その上でリンを蘇らせる」なのか、これからのお話で明かされるのか注目したいところであります。

『里のために必要ならば忍は命を投げ出せ、必要であれば親兄弟に手をかける事も厭わうな』というこの忍の常識、果たしてNARUTOの世界ではこの常識がそのまま保たれるのやら、それとも変革されていくのやら。
ここ最近になって急展開を迎えておりますが、どんな結果となるか気になるところであります。


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で、なんで急に今回オビトさんの話をはじめたかと言うと、この方に凄い共感と尊敬を念を抱いたからです。
正直NARUTOは第2部になってからどんどん主人公ナルトの考え方がよく判らなくなってきている印象が強いです。
初期はオビトさんのように「忍世界を変える」といった感じの発言を行なっておりましたが、時間が経つごとにどちらかというと今の忍世界を受け入れている印象があります。
もちろん理不尽な忍世界の因果に直面した時にはそれに対して反発を行いますが、結局その場だけで根本的にそれを解決するための行動は殆ど起こしていないという印象です。重要な立場の主人公であるはずなのに、微妙な存在感になっている感が凄いありました。
また、直情的な性格を表現するためか敵味方問わず「人の話を聞かない」という描写が多く、そして暁などの敵側の相手を“ただの悪人”としか見ておらず、ろくに事情も知らないのに「俺(達)が正しい、悪人はぶっ倒す」という行動も目立つため、共感しにくくなっていった記憶もあります。そのへんは長門戦で一度かなり払拭された感もありますが、オビト戦では再びその傾向が強くなっている印象です。(サスケやサクラもナルト同様、少々冷静さにかけすぎた行動が多い印象)
そして他の登場人物は逆にかなり達観している・・・ぶっちゃけると人間味が感じないキャラが多くなってなんとも言えない微妙な印象を受けました。

一方でオビトさんは自分の発言通りに行動を起こし、短絡的な行動も少なく、敵であるナルトなどに対しても余裕を持って対応しています。
まあ細かく言うと他にも色々と理由はありますが、デイダラさんやサソリさんもそうですが“キャラが凄い立っていた”印象です。正直2部は敵側に魅力的なキャラが多かったです。(逆に主役側はかなり地味というか“魅力が描ききれていない”という印象でした。)
もちろん傍から見ればオビトさんの行動自体は「目的そのものが狂ってる」「やり方がえげつないる」という見方が大きいでしょう。「リンの居る世界を作る」「忍の世界をぶっ壊す」という自分の目的のために、他人を平気で殺す残忍な悪魔のごとき人間という見方がどちらかというと大きいでしょう。
オビトさんが体験した強烈な想い人の死、そして彼がそれによって垣間見た忍の世界に蔓延する古き因果、それらを見たために自分の中でオビトさんへの同情心に似たものもあるやもしれません。
しかし、やはりそれでもオビトさんこそ人間味溢れ共感できる人と感じますし、彼こそがこの世界で“勝者”になって欲しいと思っています。

※2月11日追記
書いてからしばらくして思ったのですが、個人的にそのキャラが“好き”になれるかどうかはそのキャラに「曲げられない信念」や「自分だけの正義」を持っているかどうかが重要だと思いました。
思い返してみれば、自分が好きになるキャラクターって『善悪』云々よりも『ブレない強い心』を持っていたと思います。
NARUTOでいえば「うちはオビト」さんの他に、自来也さん、三代目火影様、うちはイタチさん、ヒナタさん、ガイさん、ビーさん、鬼鮫さんや長門さんといった各暁メンバーに元暁の大蛇丸さんなどなど・・・。それが人として間違っていたとしてもブレずに己の信念(場合によっては願いや欲望)を曲げずにいた人々は、その強い意志に尊敬の念を感じさせられます。

それに対して、ナルトをはじめとした主役陣は少年漫画として王道である“読者と一緒に悩んで成長する”という立場にいるため、どうしても迷いや悩みが多く発生し、演出や連載の都合なども相まってそれが大きく長引いてしまう事があるために、見方によっては「ブレやすい」といった印象が残ってしまうようです。
(主人公のナルトは話の中心人物である以上、どうしても様々な局面に立たせられてしまうので、ある意味で一番の被害者であるとも思います。)



もっとも無限月読以外の終着点に辿り着いた場合、オビトさんは“死が確定”されていると言っても過言ではないと思います。戦いの果てに忍世界の因果を断ち切るキッカケを作れたとしても、ナルト達は大罪人として彼を殺すでしょう。キッカケから変革という結果に辿り着くには時間がかかります、人は急には変われません。それに何より、オビトさんは既に数えきれない人間の命を奪っています。殺されるのが必然となるでしょう。
殺されなくてももしリンさんやマダラさんのために輪廻転生を使えばその膨大なチャクラの消費で恐らく死ぬでしょう。
恐らく彼はその結末も全て覚悟の上で動いていると思います、そもそもゼツという人造人間を除けば人間は当初オビトさんひとりであり、見方によっては彼はたった一人で忍連合軍へ戦争を仕掛けたとも言えます。(サスケは放置っぷりを見るに、最初から頭数にいれられていなかったと見ています)
故に無限月読に失敗すれば死は必然でありますが、「そもそも無限月読の発動が目的であれば、戦争を起こす必要はない」という点を思い出してみると、彼は最初から“目的を果たすと同時に「死ぬため」に戦争を起こした”という可能性が高いと思えます。

彼の行動は未来永劫称賛されることがなく、忍世界の汚点として悪名の轟かす結果になるかもしれません。
それでも私は彼こそNARUTOの忍世界を変える「変革をもたらす者」であることを祈りたいところです。

次のスパロボまだかな

2012-11-03 22:02:18 | 雑記
なんか随分間が開いてしまいましたが、新しいお仕事もお勤めから1年以上経って最近はマイペースな日々を送っております。
DOA5とかダークソウルの追加コンテンツとかPSO2とか初音ミクDiva-fとか期待していた作品もどんどん出ていますし、11月には3DSのどうぶつの森に12月はHD版のMH3Gと、年末までお財布もおやすみ無しでフル稼働な予定であります。

ただひとつ良くなかった事といえば、PSvitaがシェルノサージュの初期のバグの影響でついに他のゲームにも実害を及ぼしてしまったという事であります。こういうのって修理に出すのも億劫ですし、100%同様の現象が再現できるわけでもないので説明するのも面倒なのでありますよね。
という訳で結局新しいvitaを買いまして、古い方はシェルノサージュ専用に・・・・・と思っておりましたが、その後もアップデート毎に新たなバグが頻発するのにもう疲れまして、昨日ついにシェルノサージュのデータを消去しておきました。

これでもう二度とシェルノサージュをプレイすることはありませんが、もうガストさんは販売元として次からはちゃんと品質管理して欲しいところであります。正直次にこんなのに遭遇しましたら二度とガスト製のゲームは買わないつもりであります。
前に某社の方がシェルノサージュの開発元を指して「こことは絶対に一緒に仕事をしたくない」という発言をされておりましたが、これには大いに同意であります。ただバグで進行が難しいならまだしも、ハードまでぶっ壊されるとなってはもう許容出来る範囲ではないでありますから。

そういえばvitaといえばP4Gは期待通りとても良い出来でありましたね。
これができただけでもvitaを買ってよかったと思えるぐらいの名作でありました。
次はゴッドイーター2閃乱カグラに期待しておりますので、ぜひそれぞれの開発の方々には頑張って欲しいところであります。
あと、ソウルサクリファイスも何気に気になるのでありますよね。きっとストーリーとかかなり重そうでありますし、あの世界観でどんなストーリーを紡いでいくかとても気になるであります。

来年も色々と期待のゲーム作品が出てきますので、しっかりお仕事してお給料を稼いでおかなければでありますね。
あとちょっと前にオリジナルの方のスパロボの新作の情報がどんどん出されておりますが、自分はオリジナル系は興味がないので、できれば早く普通のスパロボの新作を発表していただきたいところであります。第3次Zとか完全新作とか。

銀魂はいいところで休載が入る

2012-02-27 21:49:43 | 雑記
今週の銀魂は胸が熱くなる展開で次が気になって仕方が無いのに、次週は休載とのことでさらにヤキモキが止まらないであります。

そういえばMGOがサービス終了だそうでありますね。
一時期ハマっていましたが、もう長いことアップデートもなかったので遠くない未来に終了発表するだろうなとは思っておりましたが、思ったより随分長く保ったものであります。
どんなネトゲもいつかは終わるものでありますが、実際に終わるとなるとやっぱり色々寂しいものであります。
というか今まで多くの方が相当大金を注ぎ込まれているであろうROとかMHFが終わったら、プレイヤーの方々はどうなるのやら。
まあ、これらは今も人が多いでしょうからまだまだ大丈夫でしょうが、やはりいつか終わる日が来るのでしょうね。


話は変わりまして、最近期待しているはペルソナ4の格ゲーであります。
個人的に999時間以上プレイし続けたあのペルソナ4の格ゲーなんてもう期待するしかないであります。

しかし不安も凄いあります。開発があのアークシステムワークスさんなのでありますよね。
ギルティとかブレイブルーとか北斗の拳とか、いずれも評価が高い作品でありますが、自分はギルティ以外は結構すぐ飽きがきてしまったのでありますよね。
なによりアークのゲームっていわゆる「コンボゲー」であって、コンボ時間がとにかく長すぎなのであります。
自分的には「コンボは短く単純」なのがベストであって、コンボがメインとなるゲームはあまり楽しめない感じであります。
あとブレイブルーはちょっと大技の演出に時間をかけ過ぎであります。もうちょっとテンポよく進めてほしいものであります。

今はソウルキャリバー5をプレイしておりますが、これも何か新キャラ達に限って随分長いコンボが増えたものであります。まあでもこれぐらいならマシな方でありますから、そう悪くない感じであります。それにソウルキャリバーにありがちな「一発の技から一気に戦況をひっくり返す」という熱い部分はちゃんと残されておりますし。
またサムライスピリッツみたいなのをどこか出して欲しいものであります。