4の雑記集

当ブログは自分がその日の日記やゲームのメモを記していくだけの、実に非生産的なブログであります。

FGO プレイ感想(2)「第一特異点 邪竜百年戦争オルレアン」

2020-12-17 00:52:14 | Fate系
サービス開始して序章クリア後に間髪いれずすぐにプレイしたものの、ワイバーンが強くて全滅しそうになる戦闘が何度もありました。
この章でクラス相性によるダメージ増減の大きさを理解しはじめて、ついでに種火によるレベルアップの方法を把握しました。
とにかく戦闘が多い上に敵のワイバーンのクリティカルがメチャクチャ痛いので、手持ちの中から有利クラスのアサシンである小次郎さんと荊軻さん、そしてルーラーのジャンヌさんが存在によりなんとかかんとかクリアできました。

〇第一特異点 感想
全体的な流れとしては悪くありませんでしたし見せ場も結構ありましたが、悪いところもよく目立ったストーリーでした。
登場人物の数は多いもののその半数以上はほぼ数合わせのようなものであり、シリーズ初登場されたサーヴァントも何人かいらっしゃったものの、即退場する雑魚敵のような扱いが目立ち思わず勿体ないと叫びたくなる事が多々ありました。
とにかく登場人物の扱いの格差が凄まじく、目立つ人はとことん目立つ一方でそれ以外の方はお膳立てのための舞台装置、そして極一部はその舞台装置ですらない味噌っかすのような扱いに気持ちが滅入るほど。

もちろん最初に書いた通り良いところもありました。
ジャンヌさんとマリーさんの友情、黒ジャンヌの正体、ジャンヌとジルの問答など本当良かったですし、全部ひっくるめて総評すれば10点満点中6.5点の及第点な内容だったと思います。
しかし、できるならシナリオ書いた方には「どのサーヴァントも大切にして!」と強く訴えたいものでした。


〇登場キャラクター感想
▼味方サイド
-ジャンヌ・ダルク

現状唯一のルーラーであるジャンヌ・ダルク。
第一特異点では彼女と後述の黒ジャンヌの戦いがメインとなっており、始まってすぐに出会って共に行動することになります。
ジャンヌさんは清廉で分かりやすく善人であり、ストーリー中の言動も真っ当で安心感のある英霊でした。
「戦争に出ていた頃より普通の少女としての時間の方が圧倒的に長い」とご本人が仰っておりますが、そのわりに戦闘能力だけでなく精神面もなかなか頑強な印象が強く残っております。(途中途中で弱気になる場面はあるものの、根っこは折れずにすぐに立ち直る)

今回のストーリーの中心的存在ではあるものの、彼女自身はそれほど大きな活躍や見せ場があったわけではなく、彼女を崇めていたジルと敵側の黒ジャンヌ、そして友人となったマリーとの関係性こそがお話のメインといった感じでした。


-マリー・アントワネット

フランス革命によりギロチンで処刑された王妃。
見た目は少女で言動も一見世間知らずな感じはありますが根底は成熟された大人の女性という感じであり、最後は友人となったジャンヌさんのためにその命を散らす事となりました。

途中脱落するもののジャンヌ&黒ジャンヌより目立っていた印象。
ジャンヌ以上に芯が強く登場してから退場までひたすら味方メンバーを引っ張っていたので、可憐な見た目とは異なりグイグイ引っ張ってくれるヒーローとして活躍された方でした。
同時に登場するアマデウス共々とにかくセリフ量も多く見せ場もしっかりあって、この特異点でもっとも魅力あふれる方でありました。


-ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

音楽家のモーツァルト。
マリーさんと同時に登場されてお二人揃ってよく喋られた印象。
その派手な身なりととにかくよく回る毒舌のおかげで、すっかりその強烈なキャラクター性にやられてしまいました。
図々しさと精神的頑強さと思ったより律儀なところは、CCCのアンデルセンさんを少しだけ彷彿とさせます。
ストーリークリアした後にすぐに育てたくなった方でした。

道中のアマデウスさんとマシュさんの会話は強く印象に残っており、まだまだ謎を残しているマシュさんの出生が少し見えてきたと共に、アマデウスさんのアドバイスが今後のマシュさんの人生を少し変えそうな気がいたします。


-エリザベート・バートリー

エクストラCCCで登場された血の伯爵夫人、通称エリちゃん。
一応後述の敵側サーヴァントであるカーミラとの絡みがあるものの、基本的にあまり目立たずCCCファン向けの登場といった側面が大きそうではありました。


-清姫

恐怖の清姫伝説の登場人物、清姫。
登場時はなぜかエリちゃんと争っておりかなり辛辣な罵り合いをしていたが、いつの間にかエリちゃんと共にこちらに付いてきていた。
話の中心人物ではなくおまけ出演的な印象が強く、可愛らしい見た目と強烈な伝説を持っていながら今回雑に登場されたのは勿体ないところ。
今後の再登場に期待したいと思います。


-ジークフリート

竜殺しの英雄ジークフリート。
敵側に邪竜がいたので重要な立ち位置であったのは間違いないものの、イマイチ目立たずパッとされなかった方。
黒ジャンヌが竜の魔女という事でシナリオ上のカウンター的な役割だったのでしょうが、逆に言うとそれ以外の要素は一切出されずに、キャラクターとしての掘り下げがほぼなかったのは正直ダメなところ。

ついでに竜殺しという設定の割りに別に竜に強いスキルや特性はなく、クラス相性のせいもありワイバーンすらまともに倒すのも難しい。
どこまでも不憫な方でありました。


-ゲオルギウス
キリスト教の聖人、聖ゲオルギウス。
真面目で礼儀正しく、力なき人々を守ることに躊躇がない善人といった印象。
ジークフリートさん以上に出番がなさすぎる方。
登場が後半であるので他の方より出番が少ないのは仕方ないにせよ、もう少しなんとかしていただきたいところ。
ジークフリートさんの呪いを解くためだけに登場されたと言われても納得してしまうレベル。


▼敵サイド
-黒ジャンヌ・ダルク

竜の魔女を名乗るもう一人のジャンヌ・ダルク。
火刑で死んで三日で復活するというキリストのようなミラクルを起こした方。

シナリオスタート時は復讐心の部分だけが分離したジャンヌさんとかだと思っておりましたが……真相はまったく異なりすっかり騙されました。
彼女自身それを知らずに消えてしまったのはある意味幸福だったのかもと考えてしまいます。
かなり不憫な出生ではあるものの、殺戮を行っていた以上こちらとしては単純に同情するのも気が引けるところ。
ただただ救いのない存在でありました。


-ジル・ド・レェ

ZEROに登場されたジャンヌ狂いの元貴族。
今回のストーリーの元凶。

救いようのない外道ではあるものの、今回の行動には彼なりに「ジャンヌのため」という想いがあり、悪党ではあるものの確かな魅力を感じざるを得ませんでした。


-マルタ

竜退治をなした逸話を持つ聖女マルタ。
黒ジャンヌにより狂化されているもののなんとかギリギリのところで理性を残しており、主人公達サイドのために竜殺しの英雄ジークフリートを生かして隠し、死に際で主人公たちに後を託した女傑。
登場から退場まで早かったものの、最後まで悪に屈しなかった格好良い女性でした。

-シュバリエ・デオン

マリー王妃からドレスを送られた逸話を持つフランスの竜騎兵。
終盤近くまで生存していたものの、狂化されているのもありイマイチどんなキャラなのか分からないまま退場。
ドレスの逸話があるわりにマリーとの絡みもなく不憫さを感じるところ。

-ヴラド三世

串刺し刑で有名なヴラド三世。
狂化されており吸血鬼として振る舞いながら襲い掛かってくる。
カーミラ共々終盤まで登場するもののこれといった見せ場はないまま退場。


-カーミラ

前述のエリザベートの別側面?
エリザベートをモデルにした小説の吸血鬼カーミラの概念を取り込んだエリザベートと言った感じ。
ヴラド三世と同様に終盤まで登場するものの大きな見せ場はなし。
エリちゃんと絡むものの劇的な場面等はなく、なんとも微妙な扱いと感じざるを得ないところ。


-ファントム・オブ・ジ・オペラ

オペラ座の怪人。狂化されている割りに知的な言葉使いが光る方。
出番がびっくりするほど短く、遭遇→戦闘→退場という高速処理された不憫な方。
シナリオ書かれた方へ何のために出演されたのか問い詰めたいレベル。


-ランスロット

ZEROで登場されましたアーサー王に罰せられたい系円卓の騎士。
出番は一瞬であり登場されたと思いきや即退場。ファントムさん同様に何のために出演されたのか問い詰めたいところ。


-アタランテ

麗しのアタランテ。
他敵サーヴァントと同様に狂化が付与されて理性を失っており、狂乱状態で登場されたと思いきや即戦闘からの退場。
何のために出演されたのか問い詰めたいサーヴァント3人目。


-シャルル・アンリ・サンソン

死刑執行人サンソン、個人的にもっとも有名な処刑人ではないかと思う方。

今回のストーリーで圧倒的に扱いが悪かった方。
狂化されていたせいもあるでしょうが突出して偏執的で変態的な描かれ方をしており、正直個人的に非常に不愉快と言わざるを得ない内容。
前述のファントム、ランスロット、アタランテが「出ても出なくても意味がなかった」のであるなら、サンソンは「出ない方がマシだった」としか言えません。
今後改めてちゃんとした出番があることを切に願います。

FGO プレイ感想(1)「プロローグ~序章」

2020-12-13 15:49:53 | Fate系
FGOをプロローグからプレイした当時思った事や感じた事を記憶掘り出しながらメインストーリーやイベントストーリーの感想を書いていきます。
はじめて触れたスマホゲームなのもあってシステムの良し悪しも解らずプレイしていたものであります。
ゲームシステムもまったく理解しておらず序章まではレベル上げも殆どできていないなか、NPCサポート鯖のキャスタークーフーリンにだいぶ助けられたものでありました。

〇プロローグ~序章ストーリー感想

まずは掴みから!といった感じの王道ストーリー。
一般人の主人公が偶然なのか魔術師達の研究施設に所属することになり、ただ一人のマスターとして人類存亡をかけた戦いに身を投じていく……これだけ書くとまるで熱血ヒーロー物かと思ってしまうところ。
しかし実際はかなりヘビーであり、世界から孤立した主人公たちは目的地さえあやふやな状況で先の見えない夜の航海に漕ぎ出すような事態。
序章では多大な犠牲と大きな謎を提示して先の展開が気になるところで終了。

立ち絵なしの名無しのキャラクター達の扱いがお座なりで、主人公とも絡み一切なしでほぼ全滅するのがちょっと気にかかるものの、この辺は手軽さ優先のスマホゲームだからこそという事なのやら。あと過去シリーズ作でお馴染みの舞台とサーヴァントが登場するのは悪い気はしませんが、個人的にはサーヴァントはなるべくFGO初出のを優先して活躍させて欲しいと思っているのでそこは今後に期待と思ったところ。

内容的には全体的に大きく気になる点もなく卒なくまとまっていた感じであります。
まだ序章ですし純粋に物語の先が気になってワクワクする感じが強く残りました。


〇登場キャラクター感想

-フォウくん

ストーリーの一番最初に出会う謎の動物フォウさんは何とも不可思議な存在。カルデア内にいつの間にか居着いており自由に闊歩されているとの事ですが、マシュさんにしか懐かずロマニさんもプロローグ中に初めて見たとの事。主人公はなぜか気に入られますが、なぜカルデアに?なぜ殆どの人に懐かない?等とにかく謎だらけな生物であります。
あと、なぜかロマニさんを見下している様子。

序章終盤の特異点崩壊時に主人公とマシュを救ったような描写があるので当然ただの怪生物という事はない模様。


-マシュ

マシュさんは初対面でいきなり主人公を「先輩」と呼んでくる謎のお嬢さん。当初のカルデアの立場は「ファーストミッション、Aチームのメンバー」。
言葉使いが所々かなり辛辣だったりされますが、初対面の主人公に妙に親切すぎたりと何だか変わった方。
最初の会話を眺めていてもしかして見た目に反して怖い子だったりするのかなと思ってしまったという事もあります。

プロローグ終盤でいきなり命の危機でしたが、序章でまさかのサーヴァントと融合したデミ・サーヴァント「シールダー」として全快。
2年前からカルデアに務めているとの事ですが、どうにも特殊な育ち方をされた模様。言葉使いや距離の取り方が所々違和感があるのはそのせいか。
主人公のメインサーヴァントでメインヒーローでありメインヒロイン。


-レフ・ライノール

カルデアの技師のレフ教授。研究施設っぽい見た目のカルデアの中ではちょっと浮いた格好をしているように見える方。
社交辞令もあるのでしょうけど割りと主人公にフレンドリーな態度だったのでプロローグの段階では比較的良い人感高し。

プロローグでいきなり亡くなったものかと思いましたが、序章終盤で本性を表して再登場。
まだ序章という事で色々と謎を隠したまま今回は退場。


-オルガマリー・アニムスフィア

カルデアの所長。かなり若いのか少女といってもおかしくない見た目。
プロローグの段階では主人公をビンタした女の子ぐらいな存在なもんで、台詞も僅かしかありませんし顔グラあるから重要な人なんだろうなってぐらいの印象でありました。

序章で再登場してからはかなりヒステリックな面を強調された感じではありますが、所長というだけに判断力や物言いは普通に真っ当な感じ。
若いながらかなりの苦労人であることが道中で明かされており、メンタル面の問題はそのためであった様子。人生において認められた事、誉められた事がなかったと告白しており、魔術師の家系故にか親子関係や交友関係は良好とは言えなかった模様。

なぜか主人公はこの所長に対してはかなりふてぶてしい態度なので、マシュとは別に凸凹コンビとしては上手くやっていけそうな感じでしたが……
結末と終焉は突然に、2016年の人類絶滅の元凶を知る前に彼女の人生はレフ教授の手によって終わりを迎えました。
魔術回路は一級品なのにマスター適正なし、レイシフトの適正もなし、肉嫌いで果物好き、頻繁に悩まされる頭痛対策に柑橘類のドライフルーツを隠し持つ、紅茶より珈琲派、作戦のために密かに特別性の礼装を用意していた等々……色々な個人的プロフィールが明かされるたびに愛嬌度が上がっていく方でした。


-ロマニ・アーキマン

誰が呼び始めたことか通称Dr.ロマン。カルデアの医療部門のトップ。変わった方が多い中で一番「普通っぽい人」。
フレンドリー過ぎて逆に怪しそうな印象もちょっと抱いてしまいますが、それでもこれまでの登場人物では一番安心感ありそうな方でありました。
登場人物の中ではだいぶ緩い感じな見た目と雰囲気なものの、初対面で自己紹介前の主人公の名前をしっかり把握している感じお仕事はかなりキッカリされる方と予想。
序章で唐突にカルデアの主要メンバーが全滅したのに加えて、外部からの救援の道も断たれたために司令官の真似事をさせられる事となった不運な方。


-冬木のキャスター
クラスは異なるもののFateシリーズではお馴染みのクーフーリンさん。序章の導き手。
頼りになる味方&説明役として終始お世話になりました。
主人公たちには話さなかったものの、冬木のアーチャーとの会話を見るに序章冬木の異変の元凶について知ってらした模様。
なぜその辺を一切話さなかったのかは分からないままなので、今後改めて事情説明が入ったりするのやら。


-冬木のアーチャー
クーフーリンと同様シリーズお馴染みの冬木出身の衛宮家のあの方。
敵としてチョイ役で登場しますが多くは語らず。
聖杯の泥に汚染されながらも理性を保っており、クーフーリン同様冬木の異変について何か事情を知っていた模様。
また、花の魔術師マーリンの名にも触れており、プレイヤー側が気になるような意味深なセリフを残しながら退場。


-冬木のセイバー
こちらもまたシリーズお馴染みのセイバーアルトリア・ペンドラゴン……が泥で黒化したHF仕様。
クーフーリンやエミヤ以上に事情を把握していたらしく、レフ教授からも接触があったとの事だが言う事聞かずに独自の考えで「大聖杯を守る」ことに注力していた模様。
アーチャー同様多くは語らず意味深なセリフを残して退場。
セイバーとアーチャーはこの時点でシリーズファンのためのサービス出演という面が大きかったのやら。