地形学とGIS / Geomorphology & GIS

ある研究者の活動と思考の記録

フィリピン

2009-03-28 | おでかけ
フィリピン北部のラワグ(Laoag)に来ています.東京大学の地球持続戦略研究イニシアティブと,現地の大学が企画したシンポジウム「都市と農村におけるサスティナビリティと社会経済の発展」に参加中です.このテーマは僕の研究分野とは異なりますが,今回はピナツボ火山で行っている地形・地質・植生回復に関する研究を,テーマに関連づけて発表しました.連名発表者はロンさん,片岡さん,青木さん,森島さん,Linさん,およびフィリピンの土壌水管理局のマリオさんです.

現地の大学の名前はマリアノ・マルコス州立大学で,前大統領の父親の名前を冠しています.マルコス一家がこの地域の出身であるとはいえ,種々の問題で失脚した大統領に関連した名前を残しているのには驚きました.お国柄の違いを感じます.滞在しているホテルにも,マルコス大統領やイメルダ婦人が現役の時の写真が多数飾られていて,昭和天皇夫妻と一緒のものもありました.学会のセッションの始めに,キリスト教のお祈りとフィリピン国歌の斉唱があるのも驚きです.

年度末でバタバタしていたため,大急ぎでパワポを作りましたが,発表に恒例のジョークを何とか入れました.今回は,フィリピンのミックス・パフェともいえる「ハロ・ハロ」に関する話です.写真を出したら,「チョーキング」という声が上がりました.ギターの奏法ではなく,フィリピンのファミレスの名前で,確かにハロ・ハロの写真はそこで撮ったものでした.

Hello, hello.
I don't know why you say good bye.
I say hello.
(Hello Goodbye / Beatles)

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