地形学とGIS / Geomorphology & GIS

ある研究者の活動と思考の記録

ウォーリー

2009-01-25 | つれづれ
封切り中のディズニー映画,ウォーリー(Wall E)を見に行きました.ロボットのウォーリーとイヴの恋愛話で,手を繋ぐことが全体のモチーフになっています.僕が映画を見るのは飛行機の中が一番多く,映画館に行くのは年に1回くらいです.最近の映画館は椅子や音響がとても良くなり,以前よりも映画の世界に集中できる感じです.

ウォーリーは大都会の廃墟に住んでいますが,映画では比較的大きなV字谷が数回出てきます.谷の斜面には植生や人工物がなく,アメリカ西部のベースン・アンド・レンジの風景に似ています.ここで疑問が発生.こういう谷が大都市の近くにある例は,世界のどこにもないだろうと.大都市は土地が平坦で,周囲からアクセスしやすい場所に成立します.

似た経験を,ラスト・サムライを見た時にもしています.明治初期の日本が舞台の映画ですが,ロケの一部はニュージーランドで行われました.この映画で山の遠景が出てきたときに,立派な氷河が谷の一部に懸かっているのを発見.ニュージーランドでは普通の風景ですが,日本では氷河時代まで遡る必要があります.

こういうことに気づくのは職業病ですね.自分独自の映画の楽しみ方にはなりますが,ストーリーから思考が切り離されてしまうのは,ちょっと困りものです.

All alone, or in two's.
The ones who really love you.
Walk up and down outside the wall.
Some hand in hand.
(Outside the Wall / Pink Ployd)

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