弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

ウクライナ侵攻は第三次世界大戦の始まり?

2022年06月21日 | 日記

ウクライナ侵攻、どうなるのだろうか。
フランスの下院選挙の結果をみても、インフレ、それに伴う政治不安が気になるところだ。

エマニュエル・トッドの見解を聞いてみよう。
ソ連崩壊、英国のEU離脱、トランプ政権の誕生を予言したとして知られている。
逆説的に聞こえるかもしれないが、私には、凄く常識的でさえあるように思える。

ということで、同氏の著書はときどき読んでいる。
「第三次世界大戦はもう始まっている」を購入した。
目次部分に目を通したばかりだ。

物事に見方はいろいろある。
ロシアに対する急先鋒は、ポーランドとバルト三国のようである。
個々の政治家の動きは、それぞれの個人事情があるので、あまり参考にならない。
オバマ政権によるビンラディン殺害のニュースは、バルト三国旅行中、正確にはリトアニア旅行中の
バスの中で聞いた。
一番の印象は、三国ともに、ロシアに対する恐怖心だった。
正確には、スターリンに対するである。
その少し前にポーランド旅行をした。
ポーランドにはアウシュビッツなどナチスの強制収容所がある。
さぞかし、ナチス、ドイツに対する恐怖が、と予想していたが、違った。
ロシア、スターリンに対する恐怖だった。にもかかわらず、ポーランドにはソ連時代の建物、
つまりはソ連方式で、かつ公共建物に、が数多く残っていた。
ただ、ポーランドはバルト三国とは違い、恐怖心は奥深く閉じ込められていた。
当時は、よく理解できなかったが、要するに、ナチスドイツが戦争時の一時的なもので、しかも
敗戦したことで終わった。ドイツとは違う。
ロシアは、ソ連は戦勝国であり、ポーランドもバルト三国も占領・統治されたということだった。
この違いは決定的だ。

話は逸れるが、沖縄のアメリカ基地問題というのは、アメリカ軍による27年間の占領統治を経験している
からだとわかる。

アメリカの支援、特に武器支援は、ウクライナのためというよりは、自国の軍事産業と関係がありそうだ。
ベトナム、イラク、アフガニスタンとアメリカの軍事介入は、現地に混乱をもたらしただけ。
民主主義は押し付けられるものではない。
今回のロシアはこれまでの一地域の小国とは違う。世界中に影響を及ぼすものだ。
だから、第三次世界大戦か?となるのは当然の連想だった。
そして、ベトナム、イラク、アフガニスタンも、シリアの内戦も、戦いは一旦始まると長引くもののようだ。


今夜から、読み始めることにしよう。

ウクライナに早く平和が戻ることを祈りながら。
戦争のトンネルではなく、恋のトンネルがウクライナには似合う。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。