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北京の休日 万里の長城 八達嶺 東西が繋がる

2011年08月07日 | 海外旅行

北京と言えばやはり万里の長城をはずせません。

一番有名なところは八達嶺です。

もう皆さん見慣れていると思います。
夏休みなので、現地の家族連れが多かったです。

最高点に向って歩いているところですが、この一番上に到達すると
今度はなだらかな下りになり、また次の頂があるというわけです。

そして6000㎞もつながるのです。

下を写真を見ていただければ右の方に次の頂上が見えています。
上の写真は左側の頂を目指して歩いているところです。人がいっぱい見えます。

万里の長城が初めて築かれたのは、紀元前3世紀の終わりころといわれて
いますが、現在、形をとどめているのは明朝の時代(14から17世紀)に
築かれたものです。

そもそも万里の長城は、中央アジアの遊牧民の侵略を防ぐことが目的
でした。それでも凶暴、残忍で知られた匈奴の攻撃から開放されるという
ことはなかったのです。

さて、匈奴とか突厥という中央アジアの遊牧民は、東は中国から
西はトルコやヨーロッパにも影響を与えたといわれています。

中国、オリエント、ヨーロッパは、こうして、昔から、互いに戦いを通して
影響を与えあっていたのです。

そして、万里の長城をみれば、中国は紀元前から、膨大な領土を持つ
大国だったことがわかります。

秦の始皇帝による統一以降ですら、もう2000年以上がたっています。
国の成立の最初から中国は大国だったのです。

中国の大国主義とか膨張主義というのは、こういう長い歴史があるのです。

中国と付き合うときに、こういう中国の歴史を忘れないようにしなければ
なりません。

世界を旅してきて、オリエントを中心にヨーロッパと中国はずーと関わりを
持っていたことが実感としてわかりました。

東洋のはずれの日本とは基本的に違っているのです。
日本が内向きで異質なのは、国の生い立ちによるもなんですね。

良い悪いは別にして、中国は本当に大きな国です。


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