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正しい裁判を得るために

中国、新華社、米国国債格下げで厳しく米を批判、について

2011年08月08日 | 政治、経済、社会問題

アメリカのデフォルトはさしあたり回避できましたが、
アメリカの財政、経済が深刻な状況にあることにはかわりありません。

米国国債の格下げを受けて、中国の国営である新華社通信が米国に対し、
「構造的な債務問題に取り組む」よう厳しく要求しました。
さらには「自国の問題を取り繕うために借金をすることができた古きよき時代は
終わったという、つらい現実を受け入れなければならない」「米国が借金依存症
を治すには、収入の範囲内で生活するという常識的な原則に立ち返らなければ
ならない」とも戒めたということです。

中国は米国債を世界で最も多く保有しているということですから、
自国の「資産を保全する」するために、当然の要求だというわけです。

そういえばプーチンも批判していました。

私は、個人的には中国は好きな国ではありませんが、
こういう厳しいことをアメリカに言える国はほかにありません。
実際、アメリカは、ドルが世界通貨であるということで、身の丈をはるかに
超える繁栄をエンジョイしてきたのです。

しかし、もう限界というわけです。

アメリカが他国の批判を素直に受け入れるとは思いませんが、
失業率は高止まりのままであり、庶民の生活は大変だということです。
世界経済が混乱してしまえば、もっと厳しい状況に追い込まれるはずです。

極端な円高もドルに対する不安の裏返しです。

この際は、中国に頑張ってもらって、アメリカをどじどし批判してほしいです。

良い悪いは別にして、中国は、現実的、実際的で、批判することも
されることも恐れない、特殊な国です。

今回のことも、よくぞ言ってくれたという感じでしょうか。


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