弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

そもそもオリンパスはなぜウッドフォード氏を社長にしたのか

2011年12月09日 | 政治、経済、社会問題

オリンパスの損失隠しの飛ばしの実態がほぼ明らかになってきました。

経営陣が中心となって進めてきたことが明らかになりました。

その発覚のきっかけとなったのは、ウッドフォード氏です。

私が疑問に思うのは、そもそもなぜイギリス人であるウッドフォード氏
を社長にしたのかです
解任事件以降の新聞等の報道をみても、なぜイギリス人を社長に
したのか、触れたものがないように思います。

ソニーや日産については、業績が低迷した中で、外国人社長の手腕に
期待したということは、それまでに至る事情がニュースを賑わしていたので、
それなりに納得です。

しかし、オリンパスについては、そのようなことはなかったように思います。

飛ばしの実態が明らかになったところで見ると、ひょっとして
ウッドフォード氏はその最後の仕上げだったのではと思います。
つまり、同氏は日本語は話さないということのようですから、
おそらく気付かれずに損失隠しを闇に葬ることができると踏んだのではと
いうことです。
飛ばしはほぼ決着がついていたということですから、何も知らない、
知りようもないウッドフォード氏を通すことで、マネーロンダリングの
ようなことを目論んだのではないかと、私は推測するのです。

ウッドフォード氏も役員たちが隠れてこそこそするのに気付いたに違い
ありません。
日本人なら、詮索せずに、見て見ぬふりをするのでしょうが、
そこは外人です。
外人ですから、声を上げるのは当然です。
そこで、慌てて、独断専行を理由に解任したのでしょう。

いずれは公になったとは思いますが、今回のことは
ウッドフォード氏を社長にしたのが誤算だったのではないでしょうか。
経営陣からウッドフォード氏をという声がないのはそういうことなのだと
思います。

これは、全く私の勝手な憶測です。
しかし、案外、真相に迫っているとは思いませんか?
皆様のご意見はいかがですか?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。