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弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

MOOCSで学ぼう

2014年11月17日 | 日記

北京で開催されたAPECからブレスベンで開催されたG20までフォローしましたが、今後の世界情勢に大きな影響があるように思います。
あまりにも不責任というか無頓着な気がします。

ローマ法王がG20の議長国オーストラリアのアボット首相あてに書簡を送ったということです。
一人ひとりの個人の保護(人権、幸福など)の緊急性・重要性を訴えています。
国家は崩壊することはあってもそこに住む人たちが消えるわけではありませんし、土地もなくなる訳ではありません。人は自然環境・社会環境の違いにより、考え方も生活の仕方も異なります。
キレイ事の原則論ではなく、具体的な事実に基づく政策でなければ、意味はないし、逆に不正はより大きくなるだけです。

国際関係は「力」で動きます。
力のあるものに迎合する度合いは直接の利害関係が問題になる国内政治の場よりも遥かに大きいように思います。
しかし、大きな枠組みを造る国際関係は世界の国々に影響がある訳ですから、本当は国内政治よりももっと大事なのだと思うのですが。

自分自身の意見を持つためには、身勝手な個人の考えだけでは意味がありません。
政治家・専門家としてでなくとも、ある程度はきちんとした学問的根拠に基づくべきと考えます。

インターネットで学べるMOOCSはそういう要望を満たしてくれるものです。
Couseraはコースも多く充実しています。主としてアメリカの、超一流の大学の教授たちの講義を受講できるので、大変有用です。
EU関係の講義などいろいろ見ましたが、
今は「The Changing Global Order」を視聴しています。これはアメリカではなくオランダのライデン大学のものです。
米欧のほかにロシアそして中国が重要な担い手になっています。
特に中国は隣国ですから、国際社会での力関係の大きな変化にはきちんとした知識と理解を持つべきと思います。
中国を理解するに当たってpsychologically and politically 大変重要なこととしてつぎのよう述べられていました。
「Chinese word for China, Zhong Guo, literally transletes to middle country, the country at the center of the world. So, China's rise is about reclaiming what it sees as its rightful place in history. 」