フーテンのげんさん

重度の障がいがあっても普通の保育園を卒園!小学生になり頑張るげんさんと、明るく楽しく暮らす幸せ家族のお話。

感動の卒園式

2016-03-19 19:57:30 | 保育園日記
げんさんの卒園式が終わりました。実は前日の昼間、38.5分の発熱。卒園式は、ムリかもしれない、と諦めモードでした。でも夜には熱も下がりいつもの暴れん坊に復活!そして卒園式に出席することができました。園では先生や、お友達みんなが出迎えてくれました。式では父母は、保護者席へ。げんさんは、先生が1人ついて見ていてくれました。「4年8ヶ月、〇〇げんさん!」と名前を呼ばれると、立ち上がり兵隊のように、きりっと角を曲がり、園長先生のもとへまっすぐ歩いて行きました。一礼をして証書を両手で受け取り、マイクへ。担任の先生の「大きくなったら、大学生になりたいです。」という言葉に合わせてげんさんも、マイクに口をむけていました(笑)。そして自分に拍手して、スキップするかのように軽快に自分の椅子に戻り座りました。この姿は、なんともたまらない感動でした。常に生死をさまようような状態で、呼吸器つけていたり、サチュレーションをつけていたり、身動き取れず、歩けないかもしれない、と言われていたげんさん、こんな日がくるとは、夢にも思っていませんでした。いろんなことを思い出し、涙がとまりませんでした。
しかも、謝恩会では、子供たちが親への手紙を書くのですが、げんさんは、書くことができないので、うちはないな、と思っていたら、用意してくれてあり、「お父さんは、太陽、お母さんも、太陽、だから、ぼくも、ちょっと大変だけど、太陽です。ありがとう」と園長先生がげんさんと一緒に手話でやってくれました。そしてお手紙をくれました。またまた号泣です(笑)。お弁当もみんなと同じ弁当を給食の先生がミキサーのにしてくれました。とってもあたたかくて、優しい、素敵な卒園式でした。


げんさんのことを普通に接し、いつでも手を引いてくれて仲間に入れてくれたたくさんのお友だち、ありがとう。保護者の皆様からも、げんさんのがんばりに元気をもらっていた、とか、感動した、とか、子供たちにげんさんのようなお友だちができてよかった、とか、普通では、学べないことをたくさん学べた、など温かい言葉をたくさんいただきました。
5年間の保育園生活で、出会ったお友だち200人くらい、保護者はその倍の400人くらい、それから先生方、きっとげんさんのことを忘れないでいてくれるでしょう。ふつうのひとでも、こんなにたくさんの人と出会える人はいないでしょう。げんさん、よく頑張ったね!楽しかったね!幸せだったね!生まれてきて、よかったね!

父も卒園式に参加する前は泣くから行きたくないっと言ってたけど、がんばって涙こらえてたようです(笑)。でも、最後に園長先生から、背中をポンっと叩かれた時が危なかったそうです。すべての感情がこもってたのでしょうね。

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