元旦の早朝、友人と初日の出を観に行った。
僕の暮らしている家は、石垣島の東側にあり日の出の方角に位置している。
ハブに注意しながら灯油ランプとマグライトで足元を照らして、海へと続く川沿いの道を歩いた。
石垣島の元旦の日の入りは、7時17分だ。僕たちは6時頃から浜に行って、初日の出を待ちかまえていた。
亜熱帯の島とはいえども夜の浜は寒くて、ぴゅうぴゅうと吹きすさぶ浜風が身に沁みた。浜風を受けて揺らぐ灯油ランプのあたたかい灯りに照らされながら、僕たちは話をしていた。
「考えてみればさぁ、家から歩いてすぐのところに浜があって、そこで初日の出が拝めるなんて贅沢なことだよね」
そんなことを浜に打ち上げられた朽ちた発泡スチロールの浮き玉にふたりで座って、とりとめもなく話し続けた。空が白みはじめ、しだいに雲の輪郭を認められるようになってきた。どうやら黒い雲が垂れ込めているようだ。初日の出を拝むことができるだろうか。
そんなどきどきした気持ちで、初日の出の到来を待つのも楽しいものだ。
やがて彼方にある雲が桃色に染まり、太陽が顔をあらわしてきた。ところどころ雲に隠れながら、陽光が放射線状に水面を照らしていた。まるで海に後光がさしているようだ。
友人がつぶやく。
「知ってる?こういう風に昇ってくる太陽のことを、ダイヤモンドヘッドって言うんだよ」
ダイヤモンドヘッドといえば、たしかハワイにある山の名前だったと思うのだが。そのような意味合いが含まれている言葉だとは知らなかった。
僕たちはダイヤモンドヘッドに手をあわせ、願いごとをした。
「よい年になりますように。そして、たのしい人やわくわくするような出来事に出逢えますように」
そんな想いを静かに祈った、元旦の朝だった。
僕の暮らしている家は、石垣島の東側にあり日の出の方角に位置している。
ハブに注意しながら灯油ランプとマグライトで足元を照らして、海へと続く川沿いの道を歩いた。
石垣島の元旦の日の入りは、7時17分だ。僕たちは6時頃から浜に行って、初日の出を待ちかまえていた。
亜熱帯の島とはいえども夜の浜は寒くて、ぴゅうぴゅうと吹きすさぶ浜風が身に沁みた。浜風を受けて揺らぐ灯油ランプのあたたかい灯りに照らされながら、僕たちは話をしていた。
「考えてみればさぁ、家から歩いてすぐのところに浜があって、そこで初日の出が拝めるなんて贅沢なことだよね」
そんなことを浜に打ち上げられた朽ちた発泡スチロールの浮き玉にふたりで座って、とりとめもなく話し続けた。空が白みはじめ、しだいに雲の輪郭を認められるようになってきた。どうやら黒い雲が垂れ込めているようだ。初日の出を拝むことができるだろうか。
そんなどきどきした気持ちで、初日の出の到来を待つのも楽しいものだ。
やがて彼方にある雲が桃色に染まり、太陽が顔をあらわしてきた。ところどころ雲に隠れながら、陽光が放射線状に水面を照らしていた。まるで海に後光がさしているようだ。
友人がつぶやく。
「知ってる?こういう風に昇ってくる太陽のことを、ダイヤモンドヘッドって言うんだよ」
ダイヤモンドヘッドといえば、たしかハワイにある山の名前だったと思うのだが。そのような意味合いが含まれている言葉だとは知らなかった。
僕たちはダイヤモンドヘッドに手をあわせ、願いごとをした。
「よい年になりますように。そして、たのしい人やわくわくするような出来事に出逢えますように」
そんな想いを静かに祈った、元旦の朝だった。
よい新年の朝を迎えたようでね ^^
よ~し、来年はオレも初日の出ってやつを拝むぞ!
(生まれてこのかた見たことがない)
クラシックラインと一緒に初日の出を拝むのも、
なかなか粋なモノかもしれませんよ。