モデリング第七天

拠り所 なんのためにかと自問する

猿人の喧嘩屋

2007-10-10 18:56:33 | 雑文
今日はリップシンクがやりたい気分だったけど結局やらずじまいでした。
かわりに指関節のポリゴン割を色々考えていた。
手の変形、奥が深い!

あと、授業でRIGを考えてもらった。
どうしたら使いやすいかを考える。っていうあいまいなお題だったけど、みんなちゃんと試行錯誤できていて良かったと思う。
この手の作業の最重要ポイントは、
「色々やった結果上手く行く方法がない事がわかった」
という結末もありうるということ。
そもそもいじる事自体で十分意味がある。
上手くいかない事は別に悪い事ではないので、とにかく色々試行錯誤してみるといいと思う。

引用的な…

2007-10-10 01:41:00 | 雑文
アイディアを広げる事はちょっと物を知っていれば、誰にでも出来る事だ。
広げたアイディアを統合させて収束する事こそ、作品を作るのに必要な「才能」であり「知識」である。
評論家・批評家という人種はアイディアを広げる事にはそこそこ長けているようであるが、無責任にアイディアを広げるだけでそれを収束する術を知らない。
創者を目指すのであれば、常に作品の着地点を見据えながら創作活動をしたほうがいい。
ただ、そうやって出来た作品は、存外小ぢんまりとして面白みに欠ける物だから、芸術家はこの手の創作を嫌うのである。

熱く語っちゃいますよ

2007-10-08 02:34:33 | 雑文
ガンダム00を見ました。
感想はなんとも今の時点ではいえないけど、扱うテーマは面白そう。
武力による戦争の根絶って、まさに今のアメリカが掲げている事だと思うんだけど、これに対して是とするのか非とするのか、結末がとても興味深い。
宇宙世紀じゃなくて監督が富野さんじゃない時点で1ST世代としてはもう正統ガンダムとは別作品だけど、あまり正統にこだわる必要もないし逆に正統だけじゃないだけに変に本来の世界観を壊されなくていいかなとも思ったりする。
 ただ、ガンダムと名前をつけるからにはいくつか押さえて欲しかったガイドライン的なものもあった。
ひとつは主人公の成長と葛藤。
僕はやっぱり主人公が偶然ガンダムに乗り込んでしまって、そこから否応無しに戦いに巻き込まれていってそこで葛藤を繰り返しながら成長していくパターンが一つの様式だと思う。そういう部分でWとGは異端だったんだけど今回の00も異端なのでちょっと残念。
二つ目は明確な善悪の無さ。
よく言われることだけどガンダムがそれまでのロボットアニメと一線を画していたのは片方が正義で片方が悪という単純な勧善懲悪ドラマではなく、連邦、ジオンのどちらにもそれぞれの正義と信念があって、それぞれの正義のために戦っているという部分。それぞれの陣営の言い分がちゃんとわかって、どちらも正しい(もしくはどちらも正しくない)そういう世界観の中で話が進んでいくと良いと思う。
今回は特にこの主人公たちのやろうとしてることが正しいか正しくないかがすごく重要なテーマだと思うので、他陣営の理念や主張が見えてくる演出なり描写なりに期待したい。