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哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

好まれる異性は世界共通!

2013年12月11日 | 哲学・心の病
アメリカの心理学者バスは、アジアやアメリカ、ヨーロッパ、アフリカなどの37にわたる文化で、1万人を越える人たちに調査を行い、男女間でパートナー選択の基準が異なることを示している。
それによると、男性は女性よりも外見的魅力を重視しやすく、そのような傾向は37文化中34の文化で見られた。
また、男性は女性と比べ年齢の若い相手を好みやすい傾向もあった。

一方、女性は、男性よりも相手の経済力を重視する傾向にあり、37文化中36の文化で共通していた。
また、女性は男性よりも自分より年上の相手を好みやすい傾向があった。

このようなパートナー選択における男女間の違いは、これまでいくつもの研究で類似した結果が得られている。
では、どうして男性と女性で基準が異なるのだろうか?
このことについてバスは、進化心理学的な考え方から説明を行っている。

進化心理学的には、人間は大昔の過酷な環境において子孫を繁栄させる(自分の遺伝子を残す)ために、よりよいパートナー選択を行ってきたと考えられる。
そのパートナー選択の基準は、人が数百万年にわたって獲得してきたものであり、現代においてもそれほど変化することなく見受けられるといえるだろう。

では、「よりよいパートナー選択」とは何か?
妊娠と子育てという危険な役割を担う女性にとっては、自分と子供にきちんと食糧を供給してくれること、すなわち現代における経済力が重要なポイントとなる。

一方、男性にとっては、自身の遺伝子を残すために妊娠し、うまく出産できる可能性の高い相手、すなわち若くて健康的であることが重要視される。
この健康的という指標は外見的魅力と関連するため、とくに男性は見た目を重視しやすいのだといえる。

※ただし、こうした進化心理学的な考え方はあくまで仮設であり、現代の事情に必ずしも当てはまるとはいえないことは、心に留めておいてほしい。

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