哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

歩きスマホの危険性

2013年10月19日 | 哲学・心の病
『東京都の東武東上線大山駅近くの踏切で、男性が急行電車にはねられ死亡した。
警視庁板橋署は、携帯電話を操作しながら歩いていて、誤って線路内に入ったとみて調べている。
携帯電話を操作しながら、左右から下りていた遮断機の隙間を通り抜けて線路内に入るところを通行人が目撃したという。
踏切では警報機も作動していた。』

『サンフランシスコで、混雑する通勤電車の車内で大学生が拳銃で撃たれて死亡するという事件が発生した。
事件直前、犯人の男は満員の車内で銃を振り回していたが、周囲の乗客はスマートフォンに夢中になりすぎて、危険が迫りつつあることに気づいていなかったという。
当局が電車内の監視カメラの映像を解析した結果、犯人がほかの乗客から30センチしか離れていない場所で、銃を振り回していたことがわかった。
ところが乗客はスマホでメールしたり、チャットしたりしていて、銃を持った男に気づいていないようだったという。
サンフランシスコ市検察の報道官は「多くの乗客が銃を振りかざす男が近くにいることに気づいていなかった。これはとても危険なことだ。公共の場では自分の身の回りに十分注意するよう市民に呼び掛けていきたい」と述べた。』


私は車で、スマホに夢中になっている歩行者の脇を通るときに、いつも危険を感じていて、いつか交通事故が起きるのではないかと思っていた。
大きな事故でないにしても、歩行者とぶつかりそうになるなど、周辺に迷惑をかけている。
私は、車を運転手しながら、歩きながら、スマホをやれるほど器用でないことは自覚しているので、必ず他の人の邪魔にならないところに立ち止まってやっている。

アメリカのある脳科学者によると、脳はPC のように処理能力には限界があり、あることに集中していると周辺で起きていることに気がつかない。
彼は作曲家を例に説明していたが、作曲に集中すればするほど、誰かが声をかけても気がつかないし、時間がたっていることにも気がつかない。
それは、無心の状態で、人の幸福ともかかわる話であるが、周りの状況によっては危険な行為ともなりかねない。

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