〈論理的な会話の例〉
ここでは、初歩的な論理的な会話の例をご紹介します。
次の主張の例を見てください。
一郎 「奈々は近いうちに太るよ。」
この主張は、結論のみの主張です。
これでは、一郎の主張に同意する人はいないでしょう。
では次の主張ならどうでしょうか?
一郎 「奈々は近いうちに太るよ。『だって、毎日コーラばかり飲んでいるからね。』」
この主張は、先ほどよりも論理的です。
なぜなら、この主張には「根拠」(『』の部分)があるためです。
これなら、一郎の主張に同意する人もいるでしょう。
次は、奈々が一郎の主張に対して、反論します。
奈々 「太るわけないわ。」
これは結論だけの反論です。
少しも説得力がありません。
これでは、奈々の反論に同意する人はいないでしょう。
でも次のような反論ならどうでしょうか?
奈々 「太るわけないわ。『だって、いつも飲んでるのはノンカロリーのダイエットコーラだもの。』」
この反論は、先ほどよりも論理的です。
なぜなら、この反論にもやはり「根拠」があるためです。
奈々の反論の根拠、「ノンカロリーのダイエットコーラだから(太らない)」が、一郎の主張の根拠、「コーラばかり飲んでるから(太る)」を打ち消しています。
【まとめ】
根拠のない主張や反論が同意を得られるのは、もともと同じ意見を持つ者からだけです。
意見の異なる人を説得することはできません。
人間は普段、意見を述べるとき自分の頭の中を見ながら話しています。
自分にとっては自明なことであるため、つい根拠を説明するのを忘れてしまうのです。
しかし、相手は自分と同じ知識だとか根拠だとか前提を共有していません。
なので、意見の異なる人を説得するためには、根拠を示して結論までの道筋を示す必要があるのです。
ここでは、初歩的な論理的な会話の例をご紹介します。
次の主張の例を見てください。
一郎 「奈々は近いうちに太るよ。」
この主張は、結論のみの主張です。
これでは、一郎の主張に同意する人はいないでしょう。
では次の主張ならどうでしょうか?
一郎 「奈々は近いうちに太るよ。『だって、毎日コーラばかり飲んでいるからね。』」
この主張は、先ほどよりも論理的です。
なぜなら、この主張には「根拠」(『』の部分)があるためです。
これなら、一郎の主張に同意する人もいるでしょう。
次は、奈々が一郎の主張に対して、反論します。
奈々 「太るわけないわ。」
これは結論だけの反論です。
少しも説得力がありません。
これでは、奈々の反論に同意する人はいないでしょう。
でも次のような反論ならどうでしょうか?
奈々 「太るわけないわ。『だって、いつも飲んでるのはノンカロリーのダイエットコーラだもの。』」
この反論は、先ほどよりも論理的です。
なぜなら、この反論にもやはり「根拠」があるためです。
奈々の反論の根拠、「ノンカロリーのダイエットコーラだから(太らない)」が、一郎の主張の根拠、「コーラばかり飲んでるから(太る)」を打ち消しています。
【まとめ】
根拠のない主張や反論が同意を得られるのは、もともと同じ意見を持つ者からだけです。
意見の異なる人を説得することはできません。
人間は普段、意見を述べるとき自分の頭の中を見ながら話しています。
自分にとっては自明なことであるため、つい根拠を説明するのを忘れてしまうのです。
しかし、相手は自分と同じ知識だとか根拠だとか前提を共有していません。
なので、意見の異なる人を説得するためには、根拠を示して結論までの道筋を示す必要があるのです。