哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

物質と反物質

2013年09月25日 | 哲学・心の病
現在の宇宙物理学によると、宇宙は誕生直後とてつもない大量のエネルギーによって加熱され、超高温・超高密度の火の玉となった。
ビッグバンの始まりだ。
その中で、光(光子)を含む大量の素粒子が生また。
素粒子にはふたつの種類がある。
ひとつが「粒子」で、もうひとつが粒子と反応すると光を出して消滅してしまう「反粒子」。
何らかの理由で、粒子よりも反粒子の方が10億個に1個ほど少なかったために、宇宙のごく初期に反粒子はすべて消滅し、わずかに残った粒子が現在の宇宙の物質のもととなった。

このことは、反粒子の方が10億個に1個ほど少なかったために私たちは存在しているのであって、その割合がそれ以上でもそれ以下でも、私たちは今のような姿で存在していないということである。

そのことを、偶然と見るか必然と見るか、はたまたどちらかわからないと見るか、その見方によってその人の世界観がかわるであろう。

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