モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

カッコイイ作業とは(メンテナンス初級:その2)

2009-02-14 16:09:54 | Weblog
今日はまだ二月だというのに、とても暖かいです。絶好のバイク日和ですが、日頃から栄養が足りないのか、外に出ると「立ちくらみ」をしてしまいます。(*_*)
こういうときは、名物のホルモンでも食べに行こうかと・・・思う次第です。
ホルモンに「ぐっ」と来た人は、小田急「長後」近くの「辰起ホルモンセンター」か小田急「湘南台」近くの「丸美」に行きましょう。「煮込み」が最高です(^^)b


昔、三重県某所でバイクの仕事をしていたときに、会社の社長や尊敬する某DUCATIディーラーの社長がよく言っていたことがあります。

「カッコイイ仕事をしろ」

簡単に言えば「傍から見ていて見苦しくない作業」ということです。

整備作業を始めると、取り外した部品や、使用した工具が散乱していきます。一つに纏まっていた物がバラされて数が多くなっていきますので「増える分には仕方がないこと」です。
問題なのは、それらを「散らかしっぱなし」というのがいけないのです。

散らかっていると、置いた物が「どこへ行った?」と普通になります。部屋などが散らかった時と同じですね^^。見た目的にも、作業の効率としても悪いだけです。
最悪なのが「重ねて置いたら作業中にそれにぶつかって、余計に散らかった、部品が壊れた」などです。

「直ぐに使うから」という気持ちでちょっと置いた物が、例えば作業中に電話が掛かって少し長話をし、再開したときには「あれ、何やってたっけ?どこへ置いたっけ?」ということになるのです。

自動車などの製造ラインでも、平常時の規則で「自工程内は整理整頓」と休憩時間になる際には「仕掛かり作業は放置しない」という事が決められています。

散らかっていると「つまずいて転倒」したり「違う部品を付けて」しまったり、作業を途中で放っておくと再開するときに忘れていたり、それで最終検査ラインまで流れていったときには・・・怒られるわ、始末書を書かされるわ、ボーナス査定に響くわ・・・などで。

仕掛かり作業は進め方にもよりますが、「作業を忘れてしまう可能性がある」以上は良くはありません。

「カッコイイ仕事」というものはどの分野であれ「あわてず、無駄なく、計画的に」だと思います。その為の「最低限の守ること」です。

そう言いながらも反省すべき点が私には多々ありますけど・・・(^^;)

さて、「増える分には仕方がないことと」と言いながら「じゃあ、どうすればいいのか?」ということですが、答えは「置くスペースを造る」ことです。
工具にしても、外したネジ類にしても「決められた入れ物」に入れておけば良いのです。

私はお金がないので「整備士御用達のステンレスのカッコイイ容器」を買えずに、百円ショップの小さいコンテナを使用しています。
ジャンルは違えど、食品のタッパーも使います。蓋がついているのでとても便利です^^。百円ショップ最高~(-_-)b

バイクの外装品などは「大きくかさばる上にバイクの外観を左右する」ので、落として傷付けたときには泣きます(:_;)。ですから、S字フックなどで物干し竿に掛けたりもします。生活の知恵ですね。

また、仕掛かり作業以外に「忘れてしまう可能性のあるもの」は「携帯で写真を撮る」なり、「チラシの裏にメモする」なりと「日常生活で行なっていること」と同じ事をすればいいのです。

簡単でしょう?(^^)

このように工具など「精度の要る物」はお金が掛かる場合もありますが、「綺麗に効率よくする」分にはお金を掛けなくても出来ます。
「工具や周辺の物にこだわる」のも楽しみ方の一つですし、たとえ「セコイ」と言われても「お金を掛けずに、知恵を絞ることも楽しみ」と言えば楽しみでしょう^^。


画像は前にうちの店に遊びに来た友人が、このスクーターを見て「似てる」と思ったそうです。だからか、彼は店にある同じスクーターを(私が大阪出身なので)「ナニワのウォーリー」とか言ってました・・・(^^;)