モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

故障の傾向と対策(初歩)

2009-02-02 16:01:50 | Weblog
バイクで日本製とヨーロッパ製の大きな違いは、性能か?耐久性か? と常日頃から思います。

とはいえ時代の進歩から、どちらも「致命的なもの」という事はあまり見かけません。

モペッドは少変更こそあるものの、基本的な設計は数十年前から変っていません。特に変える必要がないからです。
しかしいずれは、フォルクスワーゲンのビートルやミニ、ベスパのように「まったくの別物」に変更されるかもしれません。
いつになることやら・・・(-_-)

さて、世の中進歩のない人間の言い草として「これは、こんなもの」という言葉があります。
私も言わない事もないので、エラそうな事は言えません。(^^;ゞ


とはいうもののバイクや車、機械物、電気製品、で故障や不具合が継続し続けた時に、これでは見も蓋もありません。
物事にはなんでも要因というものがあります。

まずそれを見つけて、それからどう対応するか?

というのが、様々な職業でも同じ「傾向と対策」です。不具合対策、クレーマー対策、試験対策、税金対策・・・etc

さて、手っ取り早く対策を考えるコツは「他所を調べること」です。

例えば、メーカーの違うモペッドが二つあったとします。二台とも外で雨ざらしの状態で保管していた。一方のメーカーはライトが点かなくなったがもう一方は無事。さてこの違いは?

結果としてライトが点かなくなったものは、ライトの配線がむき出しで雨水にやられてアウト。もう一方は配線が濡れないように、ゴムなどで防水対策がされていた。(雨の少ない国だと、こいうところに頭を痛める必要がないからかもしれません)

という事が分かったら、「同じように防水対策をしてやれば良い」ということです。

何でもかんでも、まったく同じ対策を施せば良いというわけではありませんが「どのように考えれば良いのか?」というヒントにはなります。
また、日常で全然違うジャンルのものが「使えた」、という事もしょっちゅうあります。

まずは思いついたら、具体的に出来そうかを考えて、出来そうならやってみる。それでうまくいけばOK。
うまくいかなければ「何が足りなかったのか? どうすれば上手くいったのか?」を考え続ければ何とかなるものです。
考えるのを止めると「これは、こんなもの」で終わってしまうのです。

自己啓発セミナー的な書き方をしましたが「こうしたいけど出来るかなあ・・・おっ出来るかも・・・あっ出来た。」程度の話です。

具体的な対策と言っても、百円ショップでも売っているようなビニールテープを巻くことから、薬品を使って強化プラスティックで補強したりまであります。 後者はともかくとしても、前者ぐらいなら簡単なことです。

他にもボンドで止める、ニスを塗るなど小学校の工作のときにやったようなことまでが、故障対策や修理にもなります。

世の中なんでも難しく考えてはいけません、電気もプラスとマイナスしかないように、だいたいの物事は基本的な仕組みと構造を考えれば案外単純なものです♪

画像はTOMOSクラシック1のテールライト周辺。このテールライトホルダー(プラスティック製)がよく割れて消耗品のような扱いになっています。現地のヨーロッパでは価格が安いのでそれでいいのかも知れませんが・・・
生存する為のネタなので対策内容は明かせませんが、無論そういった対策は大メーカーの設備とかがなくても出来るのです。

代わりに実験設備もないので自分がすすんで実験台になるのです!

ま、死んだり、怪我したりしないことなら良いでしょう(^^;ゞ


次はヨーロッパメーカーと日本メーカーの大して意外でもない特異点など