モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

こういう時もあるさ

2009-09-30 19:42:46 | Weblog
今日は雨です。久々の雨ということで、定休日の今日は家の片付けをしました。
店舗の二階が住居なのですが、その為か倉庫代わりにもなっています。早く広いところへ引越したいものですねえ。(^^;ゞ

自分がこれまでに書いたブログを見ていましたら、「文章の内容がよく解からん・・・」というのがあります。
そういうものを書いた時というのは、「頭の中が落ち着いていない時」が多いのです。
書いてる時は「俺は常に冷静だ!」と思っているのですが、実際の結果を見ればそうではないですねえ。(-_-)
さて、これが前回の続きに多少は繋がることです。

DOPPLER社と取引するに当たって、私の担当の方から「注文を効率よく行なう」ためのプログラムが入ったCDが送られてきました。
それで、早速それをうちのPCにインストールしました。

しばらくして、完了のメッセージが出たので「さあはじめよう!」と意気込みましたら、
突然「エラーメッセージ」が出て、即行でシャットダウンしたのでした・・・。
インストールの際に出る説明文もフランス語なので「どこかで手順を間違えたのか?」と思ったのですがそうでもないようでした。

そこでCDに同封されていた手紙にあった「エラーが出た場合はこうしてください」という補足作業を実行してみました。
しかし、結果は同じ。ということで、担当の人にメールを送ることにしたのです。

フランスとの時差は大体八時間です。ですから、こちらで夕方の5時ぐらいにならないと向こうは始業しません。(゜_゜;)
また、担当の方が私に「付きっきり」というのであれば良いのですが、そういうわけには行きません。
なので、メールを送っても「返ってくるのに結構な時間が懸かる」のです。だいたい、コチラの夕方の5,6時と深夜の0,1時の2回ぐらいです。

問題だったのは、このCDには発注作業のプログラムの他に「部品在庫と販売価格のリスト」も付属しいていまして、これが動かないことには
仕事にならないのです。そこで、CDが使えるようになるまでの間に暫定処置として「それらのリスト」を送ってもらいました。ヘ(*^0^*)ノ
「とりあえず、これで何とかなるか~」と思っておりました。

しかし、ここからが地獄の始まりでした。

あと1回続きます。

画像は前回に引き続き、そんな中で私を癒したものです。これは「バナナ」です。( ̄0 ̄)
最近は色々な種類のバナナがあるのですが、これは「100円ライター」よりすこし大きいぐらいです。

やっと一息

2009-09-29 19:14:13 | Weblog
涼しい季節となりました。
暑すぎず、寒すぎずでツーリングに絶好の季節というわけですな。^^b

昔見た漫画だったか何かで「脳みそが溶けそう」とい表現がありました。
効率的かどうかは別として、「頭を使う、考え続ける、悩み続ける」事が多すぎて疲れたということだそうです。
ここ一週間の自分はまさにその状態でした。

フランスのDOPPLERと取引を始めたのはいいのですが、「問題なくすんなりと」とも行きませんでした。それは二つの理由がありました。

一つは輸送コストの問題です。
フランスは日本から約9600Km離れています。互いに「ユーラシア大陸の端と端」ですから当然高いのです。
「運送の費用としては妥当な金額」ですが、仕入れの金額に対して「上乗せされる部分が大きい」と商品の販売価格も上がります。
円高といっても円対ドルというだけの話で、円対ユーロは大して変わらないんですよねえ・・・

輸送費用の代金の計算方法はまちまちですが、基本的には日本と同じです。
ただし、現地で一般的なのが「商品一つに対して幾ら」ということです。
「大きな箱に積めるだけ積める」というのも適用される場合もありますけど、ケースバイケースというところでしょうか?

結果としては、梱包の方法を一新してもらうことで解決したのです。

ここで問題だったのが、
「従来どおりの方法、作業を一新する場合、いかに相手にそれを了解してもらうか?」
ということでした。

商取引である以上、「余計な手間と時間が増える」ことは即金額アップです。
また、「あまりややこしい作業」と「相手にとって解かりにくい指示」をすると、作業の質が見る見る低下します。( ̄~ ̄;)??

それは、学校のグループ作業や家庭の大掃除などの段取りとかでも、簡単に文句を言われたりする事と同じですね。(^^;)ゞ

ということで、方法と手順を考えて、「簡単な作業図」と「そのメリット」を書いて相手先に送りました。
昔勤めていた会社で梱包作業を経験していたので作業方法はそうでもなかったのですが、
「相手にいかに納得してもらうのか?」という点がまた・・・
相手は外人さんなので「中学校時代の英語のテスト17点」の私にとっては、非常に悩んだことでした。
最終的に一発OKだったので、「悩んだだけのことがあった!」のか「実はそんなに大した問題ではなかった」のかは
わかりませんけど、とにかく結果オーらいです 。\(>▽<)/

こんな感じでしたが、実を言うと「もう一つの事」に比べれば「脳みそが溶けそう」というほどでもありませんでした・・・それは次回にでも。

画像はそんな中、私を癒してくれた一品です。「BRODIES」というメーカーの紅茶です。
1867年の創業ですが、紅茶業界では「まだ新参者」らしいです。(°▽°;)

比較って意外と難しい

2009-09-19 17:07:46 | Weblog
今日から連休だったのですねえ~ まったく知りませんでした。 ( ̄0 ̄)

昨日の錆取りは、塗装中なので終わったら揚げようと思います。

多くの人は、カスタムパーツを購入する際に「下調べ」をします。
それは、「値段」だったり、「何処の国製?」だったり、「製作しているメーカー」であったり「取り付けることによって、どう変化するのか?」とかです。
「カスタム自体がはじめて」とか、「その部品をつける事がはじめて」だったりする人にとっては重要なことです。

今回はそれらの情報の中で「信頼性がまちまち」というものについての話です。

それは「比較」です。

「メーカーの違う同じ種類の製品を比べたら、コチラのほうが良かった、悪かった」という類です。

どのジャンルの物でもそうですが「正しい比較」を行なうのであれば、その目的と「正しい前提条件」が必要です。( ̄  ̄!)
例えばバイクのパワーチェックをするのであれば、シャーシダイナモのような計測器があればかなり容易になります。
でも、大型のチューニングショップでもなければ持っていないので、「乗った感じ」とかデジタルメーターなどの計測器を使用します。
この点については感じ方もあるでしょうが、これについてはひとまず置いておきましょう。

問題なのは「その前」つまり「基本的な事」であるのです。

例えばスクーターのハイスピードプーリー(バリエーター)があります。
見た目の違いとして「ウエイトローラーの転がる所の形状」、「フェイス(駆動ベルトが設置する場所)の角度」、「本体の大きさ、厚さ」です。
次に、「その物の重量」。最後に「そのメーカーによる基本的な指定(シムの厚さや数など)」です。

「ポン付けでの単純な比較」というのであれば、「説明書通り」に取り付けて行なえばいいでしょう。ヘ(*^0^*)ノ

でも、例えば「形状による比較」をするのであれば、「ウエイトローラーの重量や本体の重量」を同じにしなければ目的の結果とは違うものと成ります。
よく耳にするのは「ウエイトローラーの重さを同じにした」という事だけです。これでは意味がありません。
ただし、これはあくまで「形状の比較」というだけで「その結果イコール性能の比較」ではありません。

メーカーによって「ノーマルに対してポン付け」あるいは「ある程度の改造車に対して」もしくは「車両の状態に合わせて調整」というように
どの段階で「最高の性能を発揮する」というポイントは違います。

ですから「同じ条件で行なった」という話を聞いた時に、「何処まで同じにしたのか?」ということが解からなければ
「この結果は目的に対して、本当に正しい結果なのか?」ということになるのです。!Σ( ̄□ ̄;)

さすがに「A社とB社の製品に対して、それぞれ最も性能が出る条件の元で比較をした」というのはあまり見たことがありません・・・

となると比較結果が「組み付ける車両の条件に適しているのか?」、「自分の狙っている方向に適しているのか?」ということになるのです。

まあ、「情報」は正しいものもあれば、いいかげんなものもありますので「少し考えてみれば」特に難しいことでもないでしょう。


画像はうちの店で仕入れた「DOPPLER」のバリエーターです。
左から「S1R」、「S2BR」、「S3R」というグレードごとに並んでいます。
最高グレードの「S3R」は構造自体が違うので、「条件を同じにする」のは難しいでしょうねえ。(^^;)

錆び取り

2009-09-18 14:05:25 | Weblog
近頃の寒暖の差というものは、だいぶと大きいようで「半袖でも暑い」という日もあれば「長袖を着ないと寒い」という日もあります。
こういう時に体調を崩しやすいものです。気をつけねば・・・

昔に比べて、鍍金の精度というか耐久性は向上しています。
とはいえ、温度、湿度や風雨に晒されると錆びてきたりするものです。

うちの社用モペッドの「PIAGGIO CIAO」は、もともと故障車でして付いている部品も「新旧寄せ集めスペシャル」です。
よって、国内輸入最終型のフレームにもかかわらず、古い部品がかなり付いてあるのです。(・_・)

で、当然ながら古い部品は「鍍金も古いので耐久性が弱い」のです。
なので、ハンドル周りやミラーも錆びてきました。

古いモペッドといっても「あんまり錆び錆びで汚い」というのは乗っていても気持ち良くありません。

そういうわけで、奇麗にすることにしました。
何をするのかといえば、「錆び落し」です。

この手の錆を落す方法としては、
1、ワイヤーブラシなどで落す
2、錆び取り剤で落す
3、酸に漬けて落す
などなどです。この作業自体は大して難しくもありません。

問題なのはその後です。
錆びを落すと、鍍金がかかっていた元の素材が剥き出しになります。
これに防錆措置を行なわないと、すぐに錆が発生します。( ̄~ ̄;)??

防錆措置としては
1、錆び止めなどの防錆剤を塗る
2、塗装する
3、再鍍金する
4、部品を新品に交換する
といった感じです。

1は効果は在りますが、耐久性がそれなりです。「こまめに塗る」という習慣が必要です。金額は大してかかりません。
2は効果と、耐久性はそこそこです。金額は少しかかります。
3は効果は確実ですが金額が結構かかります。建材用の鍍金スプレーが市販されていますが使った事がないので効果はわかりません。
4は最も確実な方法ですが、部品が手に入るのかどうか?という問題があります。

そういうわけで今回は2を行ないます。>( ̄^ ̄)<

画像は作業前の錆び具合です。
果たしてこれがどこまで綺麗になるのか?

思ったよりも早かった!

2009-09-17 16:04:05 | Weblog
今年は猛暑というわけでもなかったのですが、とりあえず暑さもマシに成ってきました。(^~^;)ゞ

昨日のことですが、フランスから注文していた荷物が届きました。
海外通販を利用する人なら常識なのかもしれませんが、フランスの郵便局は一週間足らずで荷物を送ってきました。( ̄0 ̄)
日本での通関審査に時間が懸かったので(今は混んでるそうです)、通常なら一週間以内ということに成ります。

「何が言いたいのか?」というと、以前オランダに注文をしたときの運送は「オランダの郵便局」でした。
送料が他に比べると安いので、何回かは使った事があります。
ただし、「一月待ち」はザラでした・・・ (--;)。

今回は同じ郵便局でも何が違うのかは解かりませんが、送料も少し遠い分フランスのほうが若干高い位です。

オランダ郵便局の日本支社(?)に尋ねたところ「オランダの郵便局は民営化されていて、通常の国際郵便扱いにならない」
というようなことを言われました。よくは解かりませんが、いろいろと細かい事情があるようです。

イギリスに注文した時は、民間の運送会社でしたが2週間かかりました。

フランスの公務員恐るべし・・・(-_-)b


さて、今回契約した「DOPPLER」という会社は、「DOPPLER」という社名と同じブランドの他にも何点かブランドを持っていまして、
商品点数だけでも「数千点」あります。

ヨーロッパ製のスクーターやモペッド、台湾のキムコの車両をお持ちの方で「なんか部品ない?」という方は、是非お問い合わせください。

うちの店に来ていただいて、カタログを見ながら探すというのでもOKです。(^^)b


画像は、届いた荷物です。
具体的にはコチラです。
http://garage10hz.web.fc2.com/dopplerbuhin.html

最近、私のトモスのブレーキの鳴きが気になってきました。ブレーキ自体は普通に利くし、部品も偏磨耗してるわけでも在りませんので
安全上は問題ないのですけど...f(^^;)

その内、交換しますかねえ。(  ̄3 ̄)~♪

フランスのメーカーと

2009-09-05 18:15:08 | Weblog
八月も終わったものの、また直ぐに連休なんですね。
気温もまだまだ高いので、海に行く人たちも多いことでしょう。

フランスのとあるパーツメーカーと取引することになりました。(^^)
相手さんは日本でも有名な「MALOSSI」(マロッシ/イタリア)や最近人気が出てきている「Stage6」(ステージシックス/ドイツ)に
匹敵するメーカーです。ヨーロッパではとても有名ですが、日本ではほとんど知られていません。

MALOSSIやStage6の日本の総代理店はどちらも大きな会社です。うちの店と比べるのは失礼なものですね。(´~`ヾ)

今回は総代理店契約というわけでは在りませんので、仕入れる部品も微々たる物です。
とりあえず、フランスということなので「Peugeot」のスクーター部品を試験的に少量入れます。

このメーカーがラインナップしている車種は多く日本メーカーの車両も在ります。
興味が在りましたら、覗いてみて下さい。

ホームページはこちらです↓
http://www.dopplereurope.com/
DOPPLER(ドップラー/フランス)

さて、MALOSSIはイタリア、Stage6はドイツです。
工業製品という分野の中で、この二国は車やバイクなどでも世界的に有名なメーカーを持ち、その技術力も誰もが知るところです。

イタリアは車ではフェラーリやフィアット、ランチャー、アルファロメオといった著名で実績あるメーカーを多く持ち、
バイクもやはり、ドカティやベスパのピアジオを輩出しています。
F1やMOTO-GPのような最高峰のレースでは「欠けることの許されない国」といえます。

ドイツは車ではベンツやBMW、VW、ポルシェがあり、バイクはBMWやMZ、SACHS位ですが、やはりドイツ製といえば日本製と同じぐらいの
ブランド力を持っています。あらゆる産業の分野でもドイツはだいたい上位グループにあります。

では、フランスは?となるわけです。 
ファッションや料理、美術などでは一般的にも非常に有名です。
それに比べて、「工業分野ではどのくらい凄いの?」と思う人もいるかもしれません。

フランスの車といえば日産の親会社であるルノーやプジョー、シトロエンがあります。バイクではプジョーとルノー、モトベカンなどです。
日本での知名度では上の2カ国に比べると「知っているけど」というぐらいでしょうか?

そういう点から「やはり工業製品としては見劣りするのでは?」と思うかもしれません。

しかし、実際のフランスの工業製品や技術力は世界的にも高度な水準にあるのです。
例えば、世界最速の高速列車であるTGVはフランス製です。
「新幹線の方がすごいのでは?」と思う人も多いでしょう。確かに新幹線もそれに劣らずスゴイ!です。
ただ、最高速574.8Kmを出したTGVが走った「線路」を新幹線のそれと比べると...
「よくこんなところで出せたものだ...」と思うことでしょう。技術が無い国にはこんなことは出来ません。ΣΣ( ̄  ̄;)!
詳しくはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=fKkuZeX8pDE&feature=related

音速旅客機のコンコルドもフランス製です。
一般にはあまり知られていませんが、ヨーロッパでロシアとフランスだけが宇宙船の発射能力を持っているそうです。

F1でもルノーは世界タイトルを取っていますし、プジョーもル・マン24時間やWRCでも世界タイトルを取っています。
オートバイマフラーで世界的に有名なデビルもフランスです。

とまあこんな感じで、フランスの工業製品は見た目だけではないのです。


画像は郵便で届いた「DOPPLER」の分厚いカタログです。
うちのような小さい店でも取引をしてくれるのは、とてもありがたいことです。O(≧▽≦)O