心配するな!なんとかなる。

今起きていること、ちょっと立ち止まって考えてみよう。

グリム童話出版200年

2013-03-28 23:11:41 | 日記
2013/03/28

今日の東京新聞夕刊3面にカッセル大学ドイツ文学部長教授 ホルガー・エアハルト氏

への取材記事がある。

彼はグリム研究家だそうで、グリム童話が世界の人々を文化的に結びつけた影響は大き

い、残虐な描写、男女の役割の固定的なことへの現代からの批判などは筋違いという。

グリムは子供達だけに読ませるのではなく、両親や祖父母が読み聞かせるべきという。

真にその通り、日本にも桃太郎、舌きり雀など、暴力・虐待が出てくる昔話もある。

また、実際の現代社会では、昔話より何千倍の残虐な事件が起きている。

これらは、昔話の影響で起きたわけではない。

昔から人間の持つ残虐性は変わっておらず、それだからこそ民話に名を借りて、子供達

に注意喚起をしてきたのであろうと思う。

子供達から隠すのではなく、子供達に暴力の非情さをどう教えていくのか、大人の知恵が試されている。