空也十番勝負(七) 風に訊け
佐伯泰英 著 文春文庫 2022年 5月10日 第1刷
居眠り磐音の息子、空也に主人公が変わってからの新シリーズも7巻目。
いま、羽州ぼろ鳶組のシリーズも読んでいるから、すっかり頭の中は江戸時代(笑)
それも、あまり時代的に差がないのよね。
磐音は宿敵だった田沼意次親子に打ち勝って(別に剣で勝負してないけど)江戸で官営道場とも呼ばれる尚武館を継いでいる。
すでに、時の権力者は田沼ではない。
ぼろ鳶組は、田沼の時代。
この時代って作家にとっては魅力的なのかな。
同じ田沼でも、主人公との関りでずいぶんと評価が違うし。
空也は長崎を離れ、今度は長州藩、萩の城下に降り立った。
萩は、先日までいた長崎とも関係があり、長崎の交易船を襲って、奪ったものを京などで売りさばいていた。
いわば敵対するような地。
政とは関わらず、ただ剣の道を究めたいはずなのに、なんで萩に行くかなぁ(笑)
いくら身分を偽ってもいずれ正体がばれるのは毎度のこと。
萩城下のお家騒動に巻き込まれてしまうのもまぁ、、、予測できる。
というんで、こっちは周りに空也と行動を共にする萩藩士もいるが、言ってみればすご腕空也の独り舞台的なもの。
ぼろ鳶組は火消し集団のチームプレイ。
親である磐音の時から、時代物をあまり読んで来なかった私は夢中になったものだけど、今は羽州ぼろ鳶組のシリーズのほうがずっと面白く感じてるなぁ。
佐伯泰英 著 文春文庫 2022年 5月10日 第1刷
居眠り磐音の息子、空也に主人公が変わってからの新シリーズも7巻目。
いま、羽州ぼろ鳶組のシリーズも読んでいるから、すっかり頭の中は江戸時代(笑)
それも、あまり時代的に差がないのよね。
磐音は宿敵だった田沼意次親子に打ち勝って(別に剣で勝負してないけど)江戸で官営道場とも呼ばれる尚武館を継いでいる。
すでに、時の権力者は田沼ではない。
ぼろ鳶組は、田沼の時代。
この時代って作家にとっては魅力的なのかな。
同じ田沼でも、主人公との関りでずいぶんと評価が違うし。
空也は長崎を離れ、今度は長州藩、萩の城下に降り立った。
萩は、先日までいた長崎とも関係があり、長崎の交易船を襲って、奪ったものを京などで売りさばいていた。
いわば敵対するような地。
政とは関わらず、ただ剣の道を究めたいはずなのに、なんで萩に行くかなぁ(笑)
いくら身分を偽ってもいずれ正体がばれるのは毎度のこと。
萩城下のお家騒動に巻き込まれてしまうのもまぁ、、、予測できる。
というんで、こっちは周りに空也と行動を共にする萩藩士もいるが、言ってみればすご腕空也の独り舞台的なもの。
ぼろ鳶組は火消し集団のチームプレイ。
親である磐音の時から、時代物をあまり読んで来なかった私は夢中になったものだけど、今は羽州ぼろ鳶組のシリーズのほうがずっと面白く感じてるなぁ。
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