司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

聖夜・レッツがおつかい

2012-11-26 21:42:55 | 読書録
聖夜 ― School and Music
クリエーター情報なし
文藝春秋


勉強会の課題で読んだ本です。
昨年度の中学校の課題図書。
「音」に特化した作品だなあと思いました。
この主人公は、音によって世界と繋がっているのだと思いました。
音によって友人を選び、対話し、住むべき世界を探していく。
母親の手紙の件がああなるのも、音に焦点を絞ったからでしょう。
という、認知特性から作品をぶった切るのは少々乱暴な気はしますが、
きれいな断面図が見られるときもあります。

高校時代の知人がELPが大好きで、いかに彼らが知的で斬新な音楽を作っているかについて
あれこれ布教されたことを懐かしく思い出しました。


レッツがおつかい―レッツ・シリーズ〈3〉 (まいにちおはなし)
クリエーター情報なし
そうえん社


ひこ・田中さんが、絵本と本の間をつなぐ幼年童話が必要だと思って書いたとおっしゃっていた本。
ELPではありませんが、なかなか斬新です。
レッツという5歳児が「はじめてのおつかい」を見て、
テレビの子は3歳だから親におつかいをたのまれるけれど
自分は5歳だから自分でおつかいにいくのだと、見事にでかけてしまうお話でした。
教室で読んでみようかなあ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿