今後の放デイの可能性について
1、作業所との連携
2、家族支援
3、地域支援
4、ノーマライゼーション
が上げられるかな
1はよく保護者から要望があった 高校卒業後が不安でどうすればいいのか、作業所を作ってよ!って 確かに卒業後のケアがなくて、はい、さようならでは今までの支援が繋がっていかない 折角気心の知れたスタッフと知り合えたのに、そのまま作業所へ行けたらいいのにって話なんだけど、恐らく今後の方向性としては、作業所も立ち上げる事業所が増えてくるだろうと思われる A,Bの就労支援事業所を立ち上げた事業所と提携していく放デイ事業所が増えてくるだろうと思われる そうするとまた違った能力を持ったスタッフが必要となってくるだろう
2は、サービス管理責任者研修でも話があったけど、家族の支援も仕事のうちだよと… 今の時代、保育士の教科でもあるくらいだけど、さまざまな困難さを抱えている子どもを育てるって、本当に想像以上で、それは一流企業で定年まで勤め上げた人でも、2,3人子育てを終えた人でもその困難さは全く想像が出来ないほど よくスタッフがここの子どもは想像を超える、予測がつかないようなことをするって嘆いていたけど、保護者にとってはそれが日常であって、それほど世間には大変さが認知されていない なので、この業界で働いている人間だけはまずその困難さを共有して、当事者家族の精神的にも身体的にも負担が軽くなるように支援するという視点が必要である 送り時に時間に余裕をもってその日の様子や家での様子、世間話を聴くなど地道なことを日々コツコツとする必要がある その積み重ねでいい関係性を築いていく必要がある 育てにくさや貧困が原因で虐待にまで発展してしまうこともあるので、日ごろから気軽に話せる関係性は大切と感じる
3は、地域の関連施設のような、社会資源だけじゃなく、スーパーやコンビニ、近所の住人などなんでも社会資源になりうると聞いた事がある 本当にそう思う 学校や他の事業所、支援センターなどの関係施設で子どもの情報を共有することで、いい支援に繋がり、学校や施設自体の質の向上にもなるし、地域の行事、イベンに参加することや商店での買い物、地域清掃などにも積極的に活動して、子ども達のことを知ってもらえることになる また就労A,Bで会社の中に障害のある人が入ってくることによって、お互いの理解が進み、誰にとっても住みよい社会が実現する 一昔前は、企業も経済的に余裕があって、発達障害の人もある程度包容力があった それがどんどんと効率化が進み、真っ先に切られる存在となってしまった しかし、本来は社会全体を考えた時、それはマイナスだ それが以前よりもっと自然に社会参加できるようになって、地域社会全体の発展に繋がっていくって話
4は、定型発達の子どもが主に利用する学童クラブなんかと交流する事で、お互いを知る機会を作ることが出来る 3とも関連することだけど、障害者と定型発達者との壁を壊して、互いに理解を深め、みんなが自然に社会で生きていけるようになる この国は島国でもあり、鎖国時代もあり、今の時代だと行政の管理強化によって、ますます異質なもの、変わった考えを認めない方向に社会が向かっている それを社会にも会社にも当り前に存在するようになり、今までの方向性を変える可能性があるって話
当事者の保護者の話を聞いても、教育も必要だけど、当り前に差別的な話をされるって聞くし、実際に障害のある人が当り前に可視化されることで、存在を意識せざるを得ない状況にすることも必要ではないか