遊asobu☆による保育士向上委員会

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保育のお仕事紹介! 児童館の仕事の内容と魅力について

2022年10月11日 | 保育のお仕事

私自身、元児童館の児童厚生員だったわけですが、

児童館の仕事が大好きなんです!

 

いまだに笑

 

児童館職員のことを遊びを指導するものと呼んだりします。

 

誰がつけたのかわかりませんが、この肩書が私は好きです。

 

そして、このブログ自体も、全ての児童が対象の児童館職員の立場として書きたい!!!という想いもあります。

 

私自身はいくつかの子どもの施設を経験しているのですが、やっぱり児童館は素敵!だったなあと今でも思ったりします。 


その理由はというと…



まず児童館は、

1,0~18歳のすべての児童が対象であること(障害があるかないか関係なく、社会的養護が必要な子ども、親、親の予備軍の中高生などを対象に出来ます)

2,児童福祉においては自由度が高い!

3,地域のニーズに合わせて無限に事業を企画出来る!


〈規模の違い〉

まず児童館には規模の違うところもありますが、大型児童館の場合はどちらかというとテーマパークに近くて、好奇心を満たしたり、非現実体験で感受性を豊かにするというような目的になるのかな?って

一方、小型の児童館は地域密着で、親近感があって児童なら誰でも気軽に利用できるってところが魅力ではないでしょうか


〈お仕事内容〉

大型児童館はイベント企画運営や遊具管理、入場者管理なんかが仕事になるのかな? 働いたことはないけれど、一度自らのスキルアップ!のために遊びに行きましたが、大型も一度にたくさんの子どもたちを対象に夢を売るような大きなイベントが出来るところが魅力的だなと。 でも職員になるとなると、かなりの競争率だろうという想像ができますよね。 

数年に1度程度は求人があるようですが。


私がお世話になった児童館は、地域密着の学童と一体型の小型児童館で、午前中は主に乳幼児親子のイベントを中心に、午後は学童クラブなどの小学生中心に行事を企画していました。


学童クラブについては、詳しくまた触れる機会があればと思いますが、学童クラブと児童館の統合型が多いのではないでしょうか。 理想は学童クラブの子ども達とその他の子ども達が別々に過ごせたり、別々の企画が出来るほうが、対象を絞って企画ができるのでいいと思います。 それには児童館の構造が問題であったりしますが。


午前中の行事は乳幼児親子対象に設定遊びをしたり、母親、父親教室を開催して子育ての悩みを共有したり、手作り、クッキング、ヨガなどのサークル活動を支援したりなんかしていました。 

また近くの保育所と交流合同企画で設定遊びをしたりもありました☆

午後は学童クラブ中心になりますが、その他の子どものためにもおやつやてづくりおもちゃを作ったり、長期休暇中にはお出かけ行事として、キャンプや映画鑑賞、遠足も楽しい行事でした。



最近の傾向としては、開館時間を延長して、中高生ももっと利用してもらえるように、パソコン教室を開いたり、宿題をする場所の提供などの居場所作りをしているところもあるようです。 でも私の印象としては、児童館という構造の問題や小学生中心の環境になっているところ、また仮に小学生と中高生が一緒に過ごすことになると、それなりの管理面の問題や企画を立てても難しい面がたくさんあるように思えます。


結局、児童館での中高生支援はかなりの工夫が必要ではないかな ?


中高生対象の企画として以前からやられていることで、乳幼児親子と中高生と一緒に遊んだり、子どもを抱っこする経験をしてもらって、子育ての楽しさ、すばらしさを伝えるなんかは、これからもやられる定番の企画だったりします。



0~18歳のすべての児童が対象の児童福祉施設は児童館だけ!なので、工夫次第で無限の可能性があると思います これが絶対的な魅力です!



そして、これは個人的なのですが、児童館は児童虐待を防ぐことができる!!!と考えていたりします。


それはなぜか?


虐待は人付き合いが苦手であったり、親戚づきあいもなかったり、離婚したりで子育てにおける支援もなく、孤独に子どもと向き合っている親子に起きたりいたします。 それに貧困がからむと、ますます深刻になります。 


なので、児童館を気軽に利用してもらうことで、職員と世間話をしたりする中で、悩みを打ち明けたり、子育てにおけるストレスを解消していただいたりで、少しでも支援することで気持ちの面で余裕を持ってもらえるかなーなんて思ったり。 


また経済的な面で苦しい家庭には、福祉の情報も提供できたり、母親クラブ、父親クラブなんかに参加してもらって、横のつながりを作って悩みを共有できることで、気が楽になることもあるかなと思ったりもします。 そういうところは保育所などよりも、敷居が低く、利用しやすいんじゃないかなって。



児童館のお仕事はとても魅力的なのですが、毎日行事があってとても忙しかったりするのですが、休みも少なく、お給料も多いとは言えないところが、もっとも大きな問題ではないかなと涙


もっと行政側にも世間的にも重要な社会資源として児童館を認めてもらう必要があるんでしょうね…

 

以前に書いた記事にプラスすると、、

 

子ども食堂を企画したり、事業をしてもらう場所にして頂いたりということも出来ますし、

 

児童館は児童福祉の課題を予防することが出来る、唯一の児童福祉施設だと思います。

 

先ほど書かせていただいた、虐待を防ぐということもそうですし、障害のある子どもや社会的養護の必要な子どもの素の状態に触れることが出来ます。児童館に来る子どもたちは、先生の前でもない、親の前でもない、友達の前でもないありのままの姿を職員にぶつけてきます。 それを受け止め、背景を知りながら、子どものニーズにこたえることが出来るのは児童館しかないのではないでしょうか。

 

児童福祉の課題を予防的に解決できる施設なのに、その重要性がイマイチ伝わっていないことと、それくらい重要な任務を課されている児童厚生員のお給料がとても少ないというのは、どうにかならないものかなって歯痒い気持ちです。

 

 

asobu☆

 

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