あきた白神からのCSレター2

あきた白神のふもと八峰町から、コミュニティ・スクール等のできごとをお届けしています。

熟議やりました

2021-08-27 09:30:56 | 日記
8月23日(月)午後、八峰町コミュニティ・スクールで『熟議』を開催しました。

熟議とは、さまざまな人たちが集まって課題解決のために意見を出しあい、話し合いを重ねていくことです。お互いを理解することと、目指すべき学校や地域、子どもの姿を共有することができます。また、課題解決のアイデアが出ることもあります。

会長からは「さまざまなジャンルの方が集まっているので、広く意見を述べ合い、考えを共有し、学校運営に活かす機会にしたい」、教育長からも「当コミュニティ・スクールは5年目を迎え、成果は出ていると実感している。熟議での何気ない一言が良い事例に結びついた例もあるのでよろしくお願いしたい」とあいさつがありました。

テーマは下記の通り。
〇八森小学校
① クマなどの野生動物対策から考える児童の安全について
② 感染対策と地域との積極的交流の調整(バランス)について
③ 少子化による地域の活力減少と学校の役割(地区子ども会、スポ少活動、登校班、あいさつ運動など)

〇峰浜小学校
① 峰浜小高学年に触れさせたいジオパーク
② 少子化による地域の活力減少と学校の役割(地区子ども会、スポ少活動、登校班、あいさつ運動など)

〇八峰中学校
「小・中連携地区奉仕活動」「八峰あったか思いやり運動」の進め方について

今回の参加者は18名で、八森小、峰浜小、八峰中のグループに分かれて、熱く、そして笑い声が起こる楽しい熟議の時間を過ごしました。

グループワークでの結果報告を紹介します。

●八森小学校分科会 
 関心が一番高い「②コロナ禍での感染対策と地域との交流バランス」をテーマに取り上げ、ホワイトボードを使ってブレインストーミングを行った。
ボードで表された通りで、感染対策に重きを置くと行事の開催が難しくなる。子どもたちは遊びたいし、さまざまな活動をしたい。家族は旅行もしたいし、修学旅行にも行かせたい。しかし感染すると職場に迷惑がかかる。感染対策と行事のバランスの難しさが改めて示された。
学校は、コロナ禍でもできることを少しでも進めたいとの考えから、野外活動は感染しにくいので、ジオパークの学習活動を重点項目として進めている。9月には親子でのジオパーク学習会も計画している。
なお、①と③のテーマについては、雑談で終わってしまった。






●峰浜小学校分科会 
「①峰浜小高学年に触れさせたいジオパーク」では、小学校でジオパークの知識を高め、高学年でジオパークに触れ、中学校のジオパーク学習につなげていければ良いとの話しになった。
ジオパークの話題が、子どもたちから家庭へ、大人へと伝わるようになれば、さらにジオパークが魅力あるものになっていくとの意見でまとまった。
「②少子化による地域の活力減少と学校の役割」については、野球スポ少が団員減少により、八森小と峰浜小の合同チームになったことと、子どもたちはすぐに打ち解けて楽しく野球をやっている等の事例が報告された。





●八峰中学校分科会 
テーマ「小・中連携地区奉仕活動」では、第1回小・中学生地区奉仕活動が7月21日終業式の午後2時30分から1時間行われたとの報告があった。第2回の12月24日の奉仕活動は、日程を地区に広く周知して、地域住民も参加できるようにしたらどうかとの提案があった。
テーマ「八峰あったか思いやり運動」では、新しい運動を始めるにあたり、町内に30年も前の「思いやり運動」等の看板が設置されているので、撤去した方が良いとの意見が出た。
子どもに声をかけられるだけで元気になり、「いのちを大切にする教育」につながるので、声かけによる新しい地域づくりを目指し、町を元気にしたいとの提案あり。
「8の付く日のあいさつ運動」は、これからノボリを地域に配る予定なので、地域を挙げて周知して広めていければ良い。この中の“やさしい声かけ”を“地域の人たちに声をかけよう”と改め、生徒には声をかけた人を記録させてはどうかとの提案もあり。声をかけられた人も声をかけて、お互いに覚えるキッカケづくりとすれば、地域おこしにもつながる。小学校、子ども園も巻き込んでできれば良い。




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