ヨット屋のブログです

ヨットを造ったりヨットに乗ったりします
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エンジンベット積層

2013-11-15 07:08:30 | 日記

エンジンベット積層

PUKARIのエンジンベットを積層

ガラスマットとロービングクロスを裁断しておいて
5層ずつ2回に分けて積層する
あまり一度に積層すると発熱して色が変わり強度が落ちる

凹んだところがあるものは硬化時に揮発するスチレンモノマーという空気より重い気体が
凹んだところに溜まり何時までも硬化しなくなるので
扇風機を当ててスチレンモノマーを吹き飛ばす

昨日は朝夕5層ずつの積層でやっと1つの船台が出来た
これを脱型してさらに離型処理をしゲルコートを塗布してもう一方の船台の積層にかかる

今日は八幡浜へ出張

エンジンをエンジンベットに固定してあるラバーマウントという4本の足がへたってきたのを交換です
新しく交換するとエンジン芯出しもやり直します

2GMというヤンマーのエンジンですが前の2足と後ろ側の2足は部品の品番が違います
見たところ全く同じに見えますがよく聞いてみると前後でゴムの堅さが違うのだそうです


エンジンベット積層準備

2013-11-14 07:05:25 | 日記

エンジンベット積層準備

PUKARIのエンジンベットを積層する準備が出来た

エンジンベットの型を離型処理して
ゲルコートを塗り扇風機を当てて硬化時に揮発するスチレンモノマーが底に溜まらない様にする
そしてガラスマットやロービングクロスを型通りに切った

今日から少しずつ積層にかかる

左舷バラストも全面をガラスコーティングして剥離して浮いた部分を削り取り
今日は積層をやり直すことにした

注文しているフェザーリングプロペラが来たら
プロペラシャフトとプロペラを高澤製作所というプロペラ専門の所に送り
カップリング・管導材・シャフトブラケット・フェザーリングプロペラが一体になる様に加工してもらう
それらとエンジンが一直線になる様に糸を引いて据え付ける


船底水洗い

2013-11-13 06:42:05 | 日記

船底水洗い

PUKARIずっと上を向いての船底サンディングで
腰が痛くなり昨日は休み

朝夕船底に水をかけては乾かすと言う事をしばらく繰り返す

真横から見るとよく解るがベネトー235ってサバニ船型か?

横山さんが良く言われていたサバニ船型の一番の特徴は
船を3等分して前から2/3の所が一番深い

正にPUKARIはそうなっている
きっと素直な走りをする船なのだろう

船内配置も28年も前の船とは思えない考えられた作りだ


バラストの積層

2013-11-12 07:25:17 | 日記

 

PUKARI船底全面をサンディングし終えた
今日から朝夕水をかけて乾かす

完全に乾いたら大きいオズモシスの痕をエポキシで修理しておいてから
インタープロテクトを施工することになる

バラスト部分下の方に叩いてみると音が違う部分が有り
カットサンダーで切れ目を入れたが水は出てこなかった

剥離しているのは確かなのでこの部分は剥がして張り替える事にする

真冬になる前に外部の船底仕事は終えたいものだ


エンジンベット型

2013-11-11 07:45:17 | 日記

エンジンベット型

PUKARIのエンジン据え付け部分からシャフト・プロペラまでを型取りしたマイラー紙から
エンジンベット部分をさらに型取りし

ポリ合板でエンジンベットの雌型を作った

パテを入れたR部分の整形と離型処理が必要だが型自体はあっという間に出来上がった

考えながらこんな小さい型の木工はなかなかおもしろい仕事だ

華奢な型なのでそのまま矢を入れたりハンマーでショックを与えると直ぐに壊れそうだ

エンジンベットは左右2つ必要なので二度積層して脱型する必要がある
それでこの型の底の部分を12ミリ合板で補強して
エアーノックを取り付けエアーの力で一気に製品を浮き上がらせて脱型する事にした


船底塗料剥がし

2013-11-10 02:09:26 | 日記

船底塗料剥がし

リムーバーとスクレーパーで大まかに船底塗料の青色を剥がしておいて
後はパッドサンダー60#で擦り落とす

一昨日昼までゴーグルをしないでサンディングをしたので目が痛くてたまらなくなり
昨日は完全防備で望んだ

それでもマスクとゴーグルが顔に当たっている所や
顔が出ている部分が船底塗料の青色に染まり
ひりひりと痛くてたまらない

船底塗料は海草やフジツボのような海中生物を寄せ付けないだけあり
人間にも酷く悪い物のようだ
顔がヒリヒリ痛くて眠ってから3時間ほどで目が覚めてしまった

今日は日曜日で休むので眠くなるまでパソコンに向かう

船底塗料の青色部分は昨日夕方までに全部落とし終えたので
月曜日からは楽になるだろう

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オズモシス

2013-11-09 07:29:36 | 日記

オズモシス

上に有る緑色の部分がブートトップライン
その下に2センチくらいの白い部分が有り
その下が船底塗料部分

水に浸かっていたのは5センチくらい下のブツブツが出来た当たりから下だ

教科書に載っているようなオズモシスの始まりが船体全体に見られる

海に浮かべて28年だそうだが既に大きく成長し直径が5センチメートルくらいの物もある
つぶすととんでもなく臭い臭いの液体が吹き出てくる

ゲルコートの膜が浸透膜となり濃度の濃い積層面の内側まで海水を引き込んで
長期間海水とプラスチック樹脂が混ざり腐って異臭を放つ液体になる

船体船底部分が遠からずオズモシスだらけになるのは見えているので大修理をすることになった

昨日は上を向いてのサンディングで船底全体の1/4くらい落とした

大きく成長したブリスターはバラスト上部に集中している


塗り

2013-11-08 06:20:17 | 日記

塗り

スカンピの修理木部最終塗り仕上げ
一昨日塗った時の写真です

昨日は朝から昼過ぎまで大粒の雨が降ったり止んだりで仕事は中止

車のオイル交換を済ませた後

真君と真澄人君と僕の三人で父の所へ行き久しぶりに近くの桜の湯という温泉へ行った

帰ったら半年ぶりに友人の越智さんが訪ねてきて一緒にビールを飲んだ


PUKARIの船外機

2013-11-07 06:56:17 | 日記

PUKARI船外機

リップルタウンという船専門の中古艇市場に
「PUKARI」で必要が無くなった船外機関係の物を出品して売ることになる

http://chukotei.jp/cgi/index-p.shtml

一応写真を撮り載せてみた
2サイクル8馬力内蔵発電機がありウルトラロングの足を持つ船外機

中古艇売買も新艇さえも扱っている

ヤフーオークションや楽天市場のように売り買いのマージンが必要ないので
初めての人もプロも沢山の船関係者が利用するサイトになったリップルタウン

オークションのように面倒が無くて直接買いたい人と連絡が取れるのが良い

時々途中に挟まれる宣伝広告で収入を得ているのだろう
最初にこの仕組みを考えた人は偉い


船台完成

2013-11-06 05:53:59 | 日記

船台完成

ドブ付け亜鉛メッキのしっかりした船台が完成しました
車輪も余裕を持ってちゃんとした物を使ったのでスムーズに動きます

後は準備しているバラスト受けと船体当たりの木を取り付ければ船を載せ替えます

随分重心が下がって安定するし乗り降りが簡単で作業も楽になります