ヨット屋のブログです

ヨットを造ったりヨットに乗ったりします
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4種類のアンカー

2011-09-11 04:46:47 | 日記


 



花丸には4種類のアンカーを積んでいる

どれも中村技研工業のアンカーで
今までのアンカーの常識を覆す効きで船を海底につなぎ止める

底質により使い分ける
一番左は6キロのロータリーウイングアンカー
船尾から打つ一番よく使う底質が砂の時に効き目のあるアンカー

次は8キロのストックアンカーで古くから漁船が使っている唐人アンカーに似ている
ストックは折りたためるようになっている(写真では一方だけ立てている)

3番目は8キロのハイテンアンカーという本船が使っているアンカーに似ている物
ダンフォースアンカーにも似ているが両端にスタビライザーが付いている

一番右は12キロのクイックアンカーで船首から打つつもりのアンカー
これも本当は8キロでよいのだが滅多に使わない最終アンカーなので12キロにした

中2つは底質によりロータリーウイングアンカーが聞かない時の予備のアンカーで
何時もは船内にしまっておく

長距離クルージングに出ない時は左の2つだけにして右の2つは積まない


ハードドジャーフロント窓

2011-09-10 04:33:38 | 日記




花丸のハードドジャー前窓は湾曲している

ソフトドジャーの窓のようにジッパーで開けてくるくるっと巻き上げる事が出来ない

この窓を開けると非常に気持ちの良い風が吹き抜ける
夏の暑い時に窓が開くというのは快適セーリングの大切な要素だと思う

色々考えた末に前の窓だけは固定しないで下から差し込む方式にした
上半分は差し込んで止め簡単に雨は入ってこない様にして
差し込んだ後下は3箇所ジップで留める
夏と冬の間には何度も差し込んだり外したりするだろう

昔は元々ドジャーなど無しで乗っていたのだから多少の雨漏りなど問題ではない
真冬の寒い時にすきま風が吹き込むのはガムテープでも貼って防ごうと思っている

これで難問解決夏も冬も快適なハードドジャーになった


花丸古いウインドラスの跡を埋める

2011-09-09 02:48:52 | 日記




花丸の船首デッキ部分

古い手動ウインドラスを取り外したのでその跡を埋める
チェーンとロープを船内に落としていた穴はマホガニーとマイクロバルーンエポキシパテで埋めた

取り付け穴も下からガムテープで塞いで置いて粘度の低いマイクロバルーンエポキシパテで埋める

今日はこのパテのはみ出した部分を削り
新しい電動ウインドラスを取り付ける為の準備をするつもりです

日本では船首アンカーを打つことは先ず無いが
長距離外洋航海でよその国に行くと船首から一本のアンカーを打ち触れ回しにすることも多い

日本で船首アンカーをぶら下げ使いもしないウインドラスを取り付けるのは飾りでしょう
僕はこれらを無駄にしないように時々バウアンカーの練習もしようと思う

大分涼しくはなってきているが日中の太陽の下はまだ夏です
油断して肌を日にさらすと刺すように痛い日差しです


ボートフック制作

2011-09-08 03:59:52 | 日記




AMAGIのボートフック

マホガニー材を積層接着した物
先ずは真四角の長い四角錐を作り
円錐に削る為に1:1.41:1の 円・楕円削り定規で墨を入れ
墨に沿ってカンナで削り断面の4角形を正8角形にする
後はその角を削って正16角形 そしてさらにその角にカンナをかけてほぼ円に仕上げる

その後サンドペーパーで円形に仕上げ先の真鍮金具が入る様に先を加工

この後最初の塗りである低粘度エポキシを染みこませて昨日のボートフックの仕事は終了

昨日は朝の涼しい内に左舷クォーターのキャンバスバースパイプ取り付けもやった

後はボートフックの塗りを仕上げればAMAGIの仕事はほぼ終了

18日から20にかけての和歌山への廻航が楽しみです


ボートフック制作

2011-09-07 04:57:15 | 日記




真鍮の先端金物を買ってAMAGIのボートフックを作る事になった

マホガニーを何枚も積層して軽くて丈夫なボートフックにする

先ずは木取り・製材・そして積層接着

昨日は5年ぶりの運転免許証の書き換えに行った
法改正で普通免許が中型免許というのに変わっていた
29人乗りのマイクロバスまで運転できる事になっていたがやらないだろう

優良運転手だと言うがたまたま捕まらなかっただけで
本当は危なかったことが何度かある


ゴムボート修理

2011-09-06 04:56:15 | 日記


修理して欲しいと言うゴムボートが工房に持ち込まれた

ゴムボートは全ての部分が接着で出来ている

その接着が船外機を取り付ける合板部分のみよく剥がれる

ゴムの部分は補修セットもあるが合板の部分は違う接着材を使っている
殆どの接着材は濡れている材木には役に立たない
これをしっかり乾かすのが一番の仕事だろう

布団乾燥機で乾かすことにした

そして接着には木ネジを併用する

メーカーは合板をそのまま使うのではなく接着前処理してから接着しないと
この部分は問題でしょう

合板が水を吸って腐り全体を作り直したこともある


オーナーズベンチ

2011-09-05 04:10:07 | 日記


作っていたオーナーズベンチをパルピット左右の中段に取り付け

パルピットとベンチの受けステンレスパイプに6ミリのボルトを通すやり方で
随分難しい穴開けだった
危ない思いをし6ミリのキリを2本折ってしまった

続いてエポキシ系のプライマーが紫外線でだめになってはいけないので
少し早いがマスキングをして船底塗料を塗った

さて船台が当たっている部分をどうやって塗ろうかと考えている
中2つは外しても大丈夫だろうが
前後4箇所はそのまま外すのは怖い気がする


ウインドラス

2011-09-04 05:56:16 | 日記


花丸に取り付けていたシンプソンローレンスの手動ウインドラス

これは25から28フィートくらいまでのヨットに取り付けるものだと思う

歳には勝てず電動ウインドラスを取り付ける事にした

12Vでは随分太い電線を使う事になるがなかなかその電線が手に入らなかった
探してやっと手に入れた

このウインドラスを取り外した穴を埋めて新しいウインドラスを取り付けるための穴を開けないといけない
まだまだ花丸の整備には時間がかかりそうです


ラダーガードにウインドパイロットのベースを取り付け

2011-09-03 04:46:57 | 日記


新しく取り付ける事にしたウインドパイロットのベース部分

アルミの鋳物で出来ているがかなり重たい
船尾しかも最後尾にそんなに重たいものを付けるのは嫌なのだが
圧倒的に信頼性のあるウインドベーンで
試してみる価値はあると思う

今度の花丸整備で新しく取り付ける事にしたのは
ウインドベーン・電動ウインドラス・造水機・20リットル水タンク

300リットル有った水タンクは船が重くなるので造水機に変える
電気で1時間に海水から真水を6リットル作る事が出来る
電気はソーラーパネルで大丈夫だ


ラダーガード位置を上げる

2011-09-01 06:37:57 | 日記


新しいウインドパイロット取り付けのためラダーガードを100ミリ持ち上げる事にした
前の穴はマイクロバルーンエポキシパテで埋め戻す

新しく開けた穴は木部に低粘度エポキシを染みこませる

昨日はエンジンの冷却水熱交換機の部分ほんの小さな水漏れを直す
パッキンなどの部品をヤンマーから買って来てその部分を分解掃除
新しくパッキンを入れエンジンカラースプレーを吹き付ける

ホースバンドが一本締まらなくなっていたのでそれも取り替え

今日は台風12号の影響で朝から大雨
船内で出来る仕事としてロングライフクーラントを入れることと
エンジンオイル交換オイルフィルター交換をするつもりです