政府 医療従事者や高齢者など優先的にコロナワクチン接種 案提示へ2020/08/21 NHKニュース
ワクチン拒否権を行使し、自分と家族の命と健康を守り抜きましょう。
コロナより超々怖い コロナワクチン
世界を支配する金融権力については、「金融権力、地球の戦争と悪魔教: アダムスキー氏の解説に基づく考察」の記事を参照
地球世界は、1つの金融権力により支配されており、表面上は存在しているように見える各国政府は、金融権力の植民地の総督府です。
各国の首相や大統領、政治家、主な官僚、学者、マスコミなどは、金融権力の支配下にあります。
日本の場合も同様であり、今回の大嘘だらけの新型コロナへの対処も、金融権力の命令に従って行われているものです。
ワクチンに関しては、安全性の評価をせずにいきなり人に使用し、ワクチン専門家が指摘している死亡率を上げる害反応「抗体依存性感染増強ADE」を無視して、いきなり大量の人に投与し、大量虐殺ジェノサイドを起こす危険性が非常に高い方法を狂ったように強行しています。
日本のコロナ分科会のメンバーは、ワイロで買収された学者や政府の御用学者達であり、金融権力の命令をそのまま実行するだけの異常者の集団です。
日本だけではなく、全世界の政府や国際機関が強行しているコロナワクチンは、悪魔のワクチンです。
絶対に打ってはいけません。政府を信じれば殺されます。
政府は、ワクチンを優先的に接種する対象を
▽患者と頻繁に接触するなど感染リスクの高い医療従事者や救急隊員、保健師、
▽重症化するリスクの高い高齢者や基礎疾患のある人、
▽妊婦、
▽高齢者施設などの職員とする案をまとめました。
とNHKは報道しています。
日本政府は、これらの人々を、安全性を全く評価していないワクチンの死を伴う副作用ADEで殺して、さらに混乱と恐怖を広めようとしているのでしょうか?
No.1 2009/2010の世界的なインフルエンザに日本政府が用意したワクチンは、実はEU・米国では生物兵器に分類されていた怖い代物1
No.2 2009/2010の世界的なインフルエンザに日本政府が用意したワクチンは、実はEU・米国では生物兵器に分類されていた怖い代物2
10年前の2009/2010のインフルエンザの世界的な騒動の時、日本政府が海外から輸入して国民に打たせようとしていたワクチンは、ノバルティスのFocetria(H1N1)、グラクソスミスクラインのPandermixとArepanrixで、増強剤アジュバントに「スクワレン(神経障害の湾岸戦争症候群などの原因)、polysorbate80(不妊症などの原因)」、防腐剤に水銀化合物のチメロサール(自閉症などの脳障害の原因)を含むものです。
これらは、「EUおよび米国では生物兵器に分類されている,ドイツ陸軍が毒性の強い物質である水銀とスクワレンを含むワクチンを兵士に接種することを拒否した」という恐ろしい代物でした。
厚労省はこの事実を知っていたはずです。日本政府は、われわれ国民をだまして生物兵器のワクチンで殺そうとしていたのでしょうか?
あの時の様子を、ウイルスとワクチンの学術団体・日本臨床ウイルス学会の雑誌『臨床とウイルス 38(1), 3-54, 2010-01-31』に掲載された、堺春美(前東海大学医学部 公衆衛生・小児科)、木村三生夫(東海大学 名誉教授)の論文からご紹介します。日本政府のワクチン開発や安全性評価の実務に実際に携わってきた日本を代表するウイルスとワクチンの専門の学者の評価ですから、その正しさは揺るぎのないものです。
2020年の新型コロナワクチンは、死に至る副作用ADEが報道されています。日本政府は我々を殺そうというのでしょうか?
国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センターの情報: 4月は欧州株、7月から8月は欧州株の6塩基変異型が突然顕在化
で示したように、国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センターの情報によれば、日本の1~2月は中国の武漢由来のウイルス株、3月から4月は欧州株、7月から8月は欧州株の6塩基変異型が突然顕在化したことが確認されたとのことです。
8月の死亡者の波のピーク約15人/日は、4月のピーク約30人/日の約半分の高さであり、この死亡者は、4月以降に欧州株で入院していた人が今年の夏の異常な熱さなどで力尽きて死亡したものと、欧州株の6塩基変異型による死亡の混合物である可能性があります。
死亡者が感染していた株のデータがありませんから、二つの株の比率は不明です。欧州株の6塩基変異型だけによる死亡者数は評価できませんから、分かりません。
しかし、4月の欧州株に比べて、8月の欧州株の6塩基変異型は、死者数から見ると、半分以下に弱毒化していることは確かだと思われます。
このように、既にウイルスは変異して弱毒化しているので、死を伴うADEを起こすワクチンは尚更必要ありません。
日本は、法律によりワクチン拒否権を保証しています。
何人たりとも、たとえロックフェラーの飼い犬の首相であっても、この法的権利を侵すことはできません。
ワクチン拒否権を行使し、自分と家族の命と健康を守り抜きましょう。
詳しくは、ワクチン拒否の法的正当性の根拠とワクチン薬害 を参照して下さい。
新型コロナ(本当はインフルエンザよりも弱い風邪)への対処は、医薬ビジランスセンター(浜六郎理事長)の次の一連の記事に従うのが賢明であると私は思います。
速報No185:2020.03.23
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)してはいけない 5つのポイント(その2)
速報No184:2020.03.15
新型コロナウイルス感染症(COVID-19) してはいけない 5 つのポイント
速報No183:2020.03.06
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やるべきこと、してはいけないこと
また、日本の糖質制限の第一人者の江部康二医師のスーパー糖質制限を実行するのも良い方法です。高血糖、血糖値の乱高下は、有害です。
コレステロールを上げると、抗ウイルス作用があります。人体に必要なタンパク質と動物性脂肪は、ウイルスへの抵抗力をつけます。
コレステロールの有用性に関しては、「コレステロールは感染症-がんを減らし、長寿の強い味方」の記事を参照
血液中の血小板の抗ウイルス作用に関しては、『「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因』の著者の清水泰行 新川新道整形外科病院(札幌市北区)副院長の記事「新型コロナウイルスと血小板の免疫機能」を参照
新型コロナ全般に関しては、「新型コロナのブログ記事のリスト」を参照
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政府 医療従事者や高齢者など優先的にワクチン接種 案提示へ
NHKニュース 2020年8月21日 5時58分
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり政府は、医療従事者や重症化するリスクの高い高齢者などに優先的に接種するとした案をまとめ、21日開かれる分科会に示し、専門家から意見を聞くことにしています。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、政府は、アメリカとイギリスの2つの企業と、開発に成功した場合に、供給を受けることで基本合意したほか、国内での開発の支援も進めていて、来年前半からの接種開始を目指しています。
これに向け政府は、ワクチンを優先的に接種する対象を
▽患者と頻繁に接触するなど感染リスクの高い医療従事者や救急隊員、保健師、
▽重症化するリスクの高い高齢者や基礎疾患のある人、
▽妊婦、
▽高齢者施設などの職員とする案をまとめました。
政府は、この案を21日開かれる分科会に示し、専門家から意見を聞くことにしています。
また、分科会では、ワクチンの確保を進めるため、健康被害が生じた場合に企業の損失を国が補償することや、救済措置を含めた体制の整備についても、議論することにしています。(NHKニュース終わり)
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コロナワクチンの危険性
アメリカのバイオ企業モデルナがビル・ゲイツの団体や国の機関と共同で開発している新型コロナのmRNAワクチンや、そのほかの国で開発しているコロナワクチンの副作用として、類似ワクチンで実際に人の死亡例が報告されている「抗体依存性感染増強ADE」が懸念されています。
その副作用とは、ワクチン接種後に、実際のウイルスに自然感染すると、通常よりもウイルスを取り込みやすくなる「抗体依存性感染増強(Antibody Dependent Enhancement:ADE)」という現象です。
2016年にフィリピンで、フランスSanofi社が開発していたデング熱ワクチンの「Dengvaxia」(Dengue vaccine tetravalent)を接種後に、小児が死亡した原因の1つとして指摘されたことを機に、ADEは業界で広く知られるようになりました。
コロナウイルスが原因となる重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)に対するワクチンの研究では、フェレットなどの哺乳類動物にワクチンを投与した後、ウイルスに感染させると症状が重症化したとの報告があり、ADEが原因と考えられています。
ネコに感染するネココロナウイルス感染症でも、ウイルスに対する抗体を持ったネコが、再び同じウイルスに感染することで重症化するとの研究報告がある。
この副作用ADEを悪用して生物兵器として使用すれば、新型コロナワクチンを打って、その後でまた新型コロナウイルスがやって来て感染すれば、死亡率が上がるというカラクリもあり得ます。
また、mRNAワクチンは、新技術のため、害反応のデータがほとんどなく、ADEの他にどのような害反応が起きるか誰も知りません。
世界各国の政府とその衛生当局、WHOなどの国際機関、マスコミが、嘘でだまして煽り立てている恐怖におびえて、新型コロナワクチンに飛びつけば、この世の地獄が待っている可能性が高いと思われます。
中国で開発されている新型コロナワクチンも抗体依存性感染増強ADEを起こす結合抗体ができることが確認された
NEJM モデルナmRNA-1273ワクチン臨床試験: 抗体依存性感染増強ADEを起こす結合抗体の誘導
ロバートF.ケネディJr氏は、ロバートF.ケネディ司法長官の息子、および米国大統領ジョンF.ケネディの甥であり、そしてトランプ次期大統領の要請に基き、ワクチンの安全性を再検証する諮問委員会を率いることに同意したと報道されています。後にトランプ大統領は、製薬会社ファイザーから100万ドルを受け取り、この要請を反故にしていることが報道されています。(No.1ロバートFケネディJr 新型コロナとワクチンの最新情報1)
「シンプソンウッド秘密会議: ワクチンの水銀が自閉症の原因であることを隠すアメリカ政府・学界・国際機関・製薬会社」を暴露する有名な記事を書かれ、Global Researchにビル・ゲイツとWHOがワクチンにより多数の子供と大人を殺したり傷つけたり妊娠不能にした記事を書かれています。http://jphma.org/topics/topics_47_Kennedy_Report.html
ロバートF.ケネディJr.: コロナワクチンとその他のワクチンの危険性、超国家組織の隠された意図(コロナを悪用した支配)を警告
(1)ロバートF.ケネディJr.氏は、モデルナ社の新しいコロナウイルスワクチンに注意するようにアメリカ人に警告、試験の重要な部分は実施されていない
モデルナのワクチンは、動物実験を全く実施していない
低投与量群では1人(6%)、高投与量群では3人(20%)が非常に状態が悪くなり入院
理想的に健康なアメリカ人だけを選んでワクチンの試験をしており、普通のアメリカ人で試験しているのではない。つまり、試験の結果を普通のアメリカ人に当てはめることは不可能であり、普通のアメリカ人に使用すると、どのようなことが起きるか予想できない。
(2)ほとんどの人が接種する通常のワクチン(B型肝炎からインフルエンザの予防接種まで)の安全性評価がされていない
他の全ての医薬品では義務づけられている適切な試験が今までに行われたことはないことを強調
ワクチンは「プラセボと比較して安全性試験を行う必要がない唯一の医薬品」
生理食塩水をプラセボとした比較試験が全く行なわれていないため、実施しなければならない
(3)ワクチンによる健康被害の実情
ワクチン裁判所は過去30年間で40億ドルを支払った、過去ワクチンにより損傷した1%未満の人が裁判所に行っただけ、つまり被害は表に出ているものの100倍以上
(4)ワクチン製造業者4社は有罪判決を受けた連続重罪犯
4つのワクチン製造業者グラクソ、サノフィ、ファイザー、メルクのそれぞれが「有罪判決を受けた連続重罪犯である」
過去10年間だけで、これらの企業は、医師に嘘をついたこと、詐欺の科学、嘘の科学、何十万ものアメリカ人を故意に殺したことに対して、350億ドル(3兆6780億円)の刑事罰、損害賠償、罰金を支払った。
「認識を変えることが必要です」とケネディ氏はコメントしました。「これら4つの会社の犯罪的な企業文化を理解している人々は、彼らが所有する他のすべての製品でこれを行っているが、ワクチンではそれを行っていないと信じているからです。 」
(要約終わり)
ロバートF.ケネディ・Jr: ファウチ・NIH・モデルナ: ワクチン腐敗、安全性の偽装
モデルナのワクチンは3本針 電極で遺伝物質を細胞内に入れる遺伝子療法、前代未聞の代物
2020/05/26追加 モデルナのmRNAワクチン: 結合抗体がADEを起こす超危険なワクチン
新型コロナ超限戦: F.ウィリアム イングドール コロナウイルスワクチンに対するワープスピードのごり押し
新型コロナ超限戦: アメリカ軍事ワクチン強制か? Operation Warp Speed (ワープスピード作戦)
No.1ロバートFケネディJr 新型コロナとワクチンの最新情報1
No.2ロバートFケネディJr 新型コロナとワクチンの最新情報2
「新型コロナ超限戦」アメリカは「抗体依存性感染増強ADE」を無視してコロナワクチン開発を強行: ジェノサイドは必至
新型コロナ『超限戦』mRNAワクチンの副作用: 抗体依存性感染増強ADEによる死亡リスク増強
NHK・朝日がコロナワクチンの抗体依存性感染増強ADEを報道
日本では、ワクチン拒否権が法律により保障されています。
この拒否の決定に異を唱えることは犯罪です。
詳しくは、ワクチン拒否の法的正当性の根拠とワクチン薬害 を参照して下さい。
日本の国の案では、妊婦も優先候補に入っていますが、妊娠中のワクチンによる免疫刺激に関しては、次のような生まれる子供の自閉症・統合失調症の危険性が知られています。妊娠中にはワクチンは絶対に避けるべきです。
『8.ラッセル・ブレイロック博士のワクチン薬害に関する論説
ワクチン安全マニュアル: ラッセル・ブレイロック博士による序文
・妊娠中期のワクチンによる脳のミクログリアの活性化は自閉症を起こす可能性があり、妊娠後期の刺激は、子供が大人に成長するにつれて統合失調症を起こす可能性がある。』
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NHKの「抗体依存性感染増強ADE」の報道
国内初 ワクチンの臨床試験開始 大阪のベンチャー 新型コロナ
NHKニュース 2020年6月30日 21時57分
新型コロナウイルスのワクチンを人に投与して、安全性や有効性を確かめる臨床試験を、大阪 茨木市にあるバイオベンチャー企業が30日、開始したと発表しました。新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験が国内で始まるのは初めてです。
臨床試験を開始したと発表したのは、大阪大学の研究者が設立したバイオベンチャー企業「アンジェス」です。
発表によりますと、臨床試験では「DNAワクチン」と呼ばれるタイプのワクチンを、健康な成人30人に、大阪市立大学医学部附属病院で投与する計画です。
このワクチンは、ウイルスそのものは使わずに、ウイルスの表面にあって細胞に感染する際の足がかりとなる「スパイクたんぱく質」の遺伝子を使います。
その遺伝子を組み込んだ物質を人に注射することで、体内にスパイクたんぱく質が現れ、それに応じて免疫の仕組みで感染を防ぐ抗体ができるとされています。
投与は2週間あけて2回行い、投与量が少ない15人と、多い15人を比べて、安全性や感染を防ぐ抗体が作られるかどうかを確認するということです。
会社側によりますと、DNAワクチンを作るのに必要な物質は、大腸菌に組み込んでタンクで培養することで、短時間で大量に増やせるということで、素早いワクチン製造が可能だとしています。
新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験は、アメリカや中国などですでに始まっていますが、国内では初めてで、この会社の関係者は、ことし秋には次の段階の臨床試験に進みたいとしています。
専門家「臨床試験開始はゴールではなく始まり」
ワクチン開発に詳しい東京大学医科学研究所の石井健教授は、新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験が国内で初めて、大阪で始まることについて「臨床試験が始まったことはゴールではなくて始まりと言える。プロトタイプ(=原型)を人に投与して、安全性はもちろんのこと、効くのか効かないのかを最終的に見極める実験が始まった段階だ。臨床試験で最も重要なのは安全性をとことん見極めることだ」と話し、期待が先行することに警鐘を鳴らしました。
また、DNAワクチンは、これまでに実用化されたことがない新しい技術だとしたうえで「安全性の危惧が指摘されたこともあったが、動物用の医薬品としては承認され、いまはワクチン自体の安全性は問題ないとされている。ただ、本当に感染を防御できるだけの免疫を誘導できるのかや、何千万人もの人に投与する大量生産ができるのかが、これから問題になる」と指摘しました。
一般的には長い年月かかるワクチン開発
ワクチン開発に詳しい東京大学医科学研究所の石井健教授によりますと、ワクチンの開発には一般的に10年単位の長い年月がかかるということです。
基礎研究を何年も続けたうえで、非臨床試験という細胞を使った試験管レベルでの実験や動物を使った実験を積み重ねて、人に接種するワクチンを作ります。
続いて実際に人に投与して安全性や有効性を確かめる臨床試験を3段階で行うことが世界的な基準となっています。
臨床試験は、
▽数十人程度の少人数に接種して主に安全性を確かめる第1段階
▽数百人に接種して有効性を詳しく確かめる第2段階
▽数千人の規模で接種して、さらに検証する第3段階
の順で行われ、3つの段階で安全性と有効性を確認したうえで、国による審査で承認されたものが製品化されます。
一連の研究、開発で早くても5年、長いものでは20年から25年かかるほか、動物実験の段階で効果があるとされても、その後の臨床試験で人への有効性や安全性が十分ではないと判断され、開発が中止になるケースもあり、数多くの研究の中から実用化にこぎ着けるのはわずかだとされています。
新型コロナウイルスのワクチン開発は、異例のスピードで進んでおり、石井教授は「通常、感染症のワクチンを開発する場合、感染症を防御できることを動物を使った実験で確認しなければいけないが、各国が同意して、動物の実験なしで人での臨床試験が始まっている。3つの段階の臨床試験も、1つが終わってから次に取りかかるのではなく、同時に進めることで早く開発しようと世界中が努力している」と話しています。
ワクチン開発で重要なのは安全性と有効性の確認
ワクチンは毒性を無くしたウイルスや、ウイルスに似せた無害な物質を体に投与することで免疫に「抗体」を作らせ、病原体の形を体に覚えさせて、その後の感染を防ぎます。
ワクチンの開発を進めるうえで最も重要なのは、ワクチンの安全性と有効性の確認です。
安全性で懸念されることの一つが、ADE=抗体依存性感染増強という現象です。
抗体は、本来であればウイルスから体を守るものですが、ADEは、ワクチンの接種後、ウイルスに感染したとき、かえって感染を促進して症状を悪化させる現象です。
なぜ、この現象が起きるのか詳しい仕組みは、まだ解明されていません。
実際に、SARSやMERSといった過去のコロナウイルスのワクチン開発の過程では、動物実験でかえって症状が悪化したケースがあったということで、安全性を慎重に確かめることが求められます。
また、ワクチンの有効性を確かめるうえでは、どのような種類の抗体が作られるのかも重要です。
免疫機能が働いて抗体が作られても、すべての抗体が新たな感染を防ぐわけではありません。
さまざまな種類がある抗体のうち、中和抗体と呼ばれるものでなければ感染を防ぐことができません。
作られた抗体が中和抗体かどうかは、この抗体を加えた細胞にウイルスを感染させる実験を行って確認するほか、動物を使った実験で確認することもあります。
一般的には、これらの実験が行われたあとで、人に投与する臨床試験が進められます。
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新型コロナウイルスの遺伝情報でワクチンの開発 長崎大学
NHKニュース2020年6月30日 18時39分
新型コロナウイルスのワクチン開発が世界中で進められる中、感染症研究の歴史が長い長崎大学では、ウイルスの遺伝情報を使った独自のワクチンの開発に取り組んでいます。
新型コロナウイルスのワクチン開発をめぐっては、世界中で数多くの研究が進められていて、一部では実用化に向けた臨床試験も始まっています。
こうした中、感染症研究で知られる長崎大学も独自のワクチン開発に取り組んでいます。
開発中のワクチンは、新型コロナウイルスの遺伝情報を含むRNAを人工的に合成し、これをヒトの体内に送り込んで免疫を作らせるもので、ウイルスそのものを培養して材料にするワクチンとは違い、短期間で製造することが可能だとされます。
さらに長崎大学では、このワクチンを注射ではなく、極めて小さな微粒子にして口から吸い込むことで、肺の粘膜に効率よく送り届ける技術の開発を進めていて、副作用の少ない、より安全なワクチンを目指しています。
開発チームでは年内にも、マウスを使ってワクチンの性能を確かめる実験を行う予定です。
長崎大学大学院の佐々木均教授は「RNAを使ったワクチンが完成すれば、非常に迅速に製造することが可能になる。また、吸入式にすれば、医療体制が整っていない発展途上国などでも利用しやすいワクチンになるので、長崎大学が世界の新型コロナウイルス対策に貢献できるよう、開発を進めていきたい」と話しています。
世界のワクチン開発状況
WHO=世界保健機関によりますと、今月29日の時点で新型コロナウイルスのワクチンは、世界中で合わせて150近い開発計画が進められていて、このうち17のワクチンについては実際に人に接種して安全性や有効性を確かめる臨床試験が始まり、1つは多くの人で確かめる最終の第3段階に入っています。
最も進んでいるのはオックスフォード大学と、イギリスに本社がある製薬大手「アストラゼネカ」が開発を進めているワクチンです。
このワクチンは遺伝子技術を使って、新型コロナウイルスの一部を大量に作るもので、すでに臨床試験の第2段階までを終え、これまでに18歳から55歳までの、およそ1000人に接種しています。
このワクチンは今月、患者が多く出ているブラジルなどで、多くの人に投与する最終の第3段階に入りました。
また、中国の国営メディアは中国国内では、3つのワクチンが第2段階を終えたと伝えていて、今後、最終の第3段階に入るものとみられています。
このほか、アメリカの製薬企業「モデルナ」は、NIH=国立衛生研究所とともに開発を進めている、人工的に合成した遺伝子を使うワクチンについて来月には最終段階に進み、3万人に投与して安全性と有効性を確かめる計画を発表しています。
日本でもワクチンの供給について、アストラゼネカと協議を始めていますが、ワクチンが世界中に提供されるまでには時間がかり、各国の争奪戦になる懸念があります。
このため、WHOは発展途上国にも公平に分配するため、加盟国に資金提供を呼びかけています。
遺伝子ワクチンとは
ワクチンは、ウイルスの一部などを体内に入れることで、ウイルスを排除する抗体と呼ばれる、たんぱく質を作りだす免疫の働きを促すもので、事前に接種しておくことで感染や重症化を防ぎます。
これまでは毒性を弱めたり、無くしたりしたウイルスやその一部が使われてきましたが、ニワトリの卵や動物の細胞などを使って培養する必要があり、実際に培養できるかや、抗体ができるのを促す能力があるか、調べるのに時間がかかり、ワクチンが実用化されるまでに数年から10年程度の時間がかかるとされてきました。
新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で止まらない中、こうした課題を解決できるのではないかと期待されているのが、より早いスピードでの開発が可能とされる新しいタイプのワクチン、「遺伝子ワクチン」です。
遺伝子ワクチンは、ウイルスの遺伝子の一部を人工的に作りだして接種することで、体内で抗体を作るよう促す、「抗原」と呼ばれるたんぱく質を作り出します。
抗原ができると、免疫の仕組みが反応し、ウイルスなどを排除する働きを持つ抗体が作られ、感染や重症化を防ぐことができると考えられています。
ウイルスそのものを使う必要がなく、遺伝子の情報が分かっていれば、そのウイルスの遺伝子の一部を人工的に合成して作って、増やすことができるため、従来の方法より早く開発できるとされ、新型コロナウイルスのワクチンで開発が先行しているものの多くは、このタイプのワクチンです。
ただ、遺伝子ワクチンはこれまでに実用化されたものはなく、遺伝子が人の遺伝子に組み込まれて予期せぬ影響が出ないかや、接種した際に、実際にウイルスを排除するのに有効な抗体を作り出すことができるかどうかわからないという課題もあり、確認する作業が世界中で進められています。
SARSでは実用化に至らず
ワクチンの研究開発は、新型コロナウイルスと同じコロナウイルスの一種による感染症で、2003年に中国やアジア各地を中心に感染が拡大したSARSでも進められましたが、実用化には至りませんでした。
SARSは最初の患者が確認されてから8か月後にはWHOが終息を宣言し、その後広がりませんでした。
このため、ワクチン開発は感染が拡大していた時期に、間に合わなかったのです。
日本国内でも長崎大学や東京都医学総合研究所を中心に研究開発が行われ、動物実験では一定の効果が確認されましたが、動物実験用のワクチンの作成までに1年ほどかかり、実際にヒトに接種して、安全性や有効性を確かめる臨床試験には至りませんでした。
ADEとは
新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が高まるなか、安全性の観点から懸念されているのが、ADE=抗体依存性感染増強という現象です。
ADEは、ワクチンによって作られた抗体がウイルスと結び付いたときに無害化できず、かえって感染や増殖を促すなどして、症状を悪化させてしまう現象で、新型コロナウイルスのワクチンでも同様の現象が起きるおそれがあるのではないかと懸念されています。
ワクチンを接種することで不十分な抗体ができ、本来はウイルスなどを攻撃して分解する免疫細胞の一種、「マクロファージ」にウイルスが感染してしまうことで増殖につながると考えられています。
実際に、SARSやMERSといった過去のコロナウイルスのワクチン開発の過程では、動物実験でワクチンを接種すると、症状が悪化したケースがあったということです。
また、1960年代に行われた乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルスのワクチンの臨床試験では、有効な抗体が作られなかっただけでなく、ワクチンを接種した後にRSウイルスに感染した際にかえって悪化し、死に至るケースもあったということです。
さらに、フランスの製薬企業が開発したデング熱のワクチンは、フィリピンで接種後にウイルスに感染した子どもが死亡したケースが報告されて接種が中止され、ADEが起きた可能性が指摘されています。
このため、新型コロナウイルスのワクチンでも、ADEが起きないか、慎重に確かめることが求められています。
ワクチンに詳しい東京都医学総合研究所の小原道法特任研究員は「ワクチンを接種した当初は強い抗体ができても次第に弱くなり、中途半端な抗体がかえって悪化させることがある。抗体ができれば良いのではなく、強い抗体が長続きすることが重要だ。ワクチン開発においては有効性とともに安全性を慎重に見極める必要がある」と話しています。
(以上)