仏典、聖書、ジョージ・アダムスキー氏により伝えられた宇宙精神文明(空=言葉=天の父=宇宙の英知=真如=法・ダルマ=灯明)

ワクチン薬害、祈りの科学的研究、人体構成分子によるオーソモレキュラー医学、医学の大罪、太陽系惑星文明の科学的証拠

金星人とは

2021年12月23日 20時40分31秒 | 太陽系関連

金星人とは

仏典に書かれている浄土(天国)の様子は、現代の我々には理解しにくいものです。

アダムスキー氏の著作をご存じ方は、太陽系の金星と土星が最も進歩した苦しみのない世界(浄土)であることはご存じのはずです。

 

地球世界の支配者の金融権力は、1950年代から60年代に、太陽系の惑星文明の真相を隠蔽し、偽情報ばかり流してきました。

太陽系には12の惑星があり、いずれにも空気・水・生命が存在し、人類が文明を築いており、最も進歩しているのは金星と土星であるというのが真相です。

地球以外の惑星には、お金、貧富の差、戦争、病気は存在しません。

 

今の地球は、金融権力の新型コロナ超限戦により、地球規模の人口削減戦争の真っただ中にあり、地獄の様相を呈し、完全に発狂状態です。

これとは対極にある太陽系で最も進歩した金星の人々のことをアダムスキー氏の著作からご紹介します。

 

参考記事

浄土(天国)の生活様式をアダムスキー氏の著作からご紹介

 

出典

新アダムスキー全集5 金星・土星探訪記 

1990/10/1

ジョージ アダムスキー (著), 久保田 八郎 (翻訳)

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%85%A8%E9%9B%865-%E9%87%91%E6%98%9F%E3%83%BB%E5%9C%9F%E6%98%9F%E6%8E%A2%E8%A8%AA%E8%A8%98-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC/dp/4886395880/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E9%87%91%E6%98%9F%E5%9C%9F%E6%98%9F%E6%8E%A2%E8%A8%AA%E8%A8%98&qid=1640247574&sr=8-1

 

第5巻 金星土星探訪記 

 

第15章

 

金星人とは

 

 

 私のこれまでのコンタクトは主として金星人と行なわれましたので、ここで金星人の人間関係や態度を地球人のそれと比較してみましょう。

 彼らは自然界を詳細に研究し、”宇宙の父”が母なる惑星にはらませて物質を生み出し、万物に”宇宙の息”を吹き込み、それによって万物が成長して互いに役立ち合っているのであることを知っています。彼らはきわめて感受力が高いために、草の葉の鼓動や岩石の呼吸を感じ取ることができます。彼らにとっては全人類は宇宙の息の現れであり、その”息”が各個人に生命とエネルギーを与えているのです。

 彼らは樹木、草花、岩石、小鳥、動物などを研究し、これらが創造された目的を遂行している有様を観察していますので、”自然”とは神自身の法則の働きであるという結論に達しています。したがって自然界は至上なる英知の母であるといってよいでしょう。至上なる英知が現れるのはこの母を通じてであるからです。母体がはらんでいる小さな幼児に必要な栄養を供給するのと同様に、母なる自然はその母体から生みます。万物の必要物を供給します。

 こうした観察によって彼らは地球人よりもはるかに”父”とその目的とをよく知っているのです。

 

出生

 

 彼らの子供たちは、常に以上の点を考えにおいて受胎され、育てられ、尊敬されます。彼らが生み出すように特権を与えられている一つの新しい肉体は、それ自体が限りない体験を経てきていることを彼らは知っています。そして肉体という神殿の中の”住人”を神の原理の現れとして尊敬します。受胎は愛のなかに行なわれ、婦人の妊娠期間中は性行為は避けられています。しかるに地球ではこのような慈愛の念は払われず、行為がつづけられるために不具者が生まれたりします。

 

幼児期

 

 幼児がきわめて小さいとき、その心は周囲の環境からあまり多くの印象を感受しません。その人体の内奥には”生命の火花”から放射される概念と感覚とがあります。そしてその肉体の作り手である”全包容的英知”は自由な状態にあります。金星の両親はこのことを知っていて、子供たちから多くを学び取るのです。

 

生まれ変わり

 

 ある子供は土星からやってきて金星で生まれ変わるかもしれません。これは本人がそれまで知らなかった生命のある分野を学ぶためであり、また各惑星人の知識が均等になるのを助けるためです。これは地球でも行なわれていて、この太陽系のあらゆる惑星上で体験を持ってきた人々が地球で生まれ変わっており、それぞれ地球の進歩にたいして知的に文化的に貢献しています。

 金星の住民は自分の意志を子供に押し付けようとはしませんし、子供たちを自分の型にあてはめようともしません。各人はそれぞれの運命をになっていることを彼らは知っています。子の指導や世話はしますが、その個性に干渉しないのです。親に何事かが起こった場合は社会が子供の世話をします。彼らの社会は一大家族として互いに密接に結ばれているからです。したがって両親なき子供も両親との離別感を起こしません。

 

日常生活

 

 こうした態度によって彼らの家庭生活がどのようなものであるかはおわかりになると思います。

 

彼らはわれわれと同様に日常の雑用をやりますが、仕事のほとんどはその目的で作られた機械によってなされます。一例をあげますと、家屋から出るゴミを集める機械があります。そして集めたゴミを外ヘ捨てないで容器の中ヘ貯えておきます。それをさらに大工場ヘ運び、そのゴミの中から無機物を選り分けます。彼らは何物をも浪費しないのです。

 われわれの宇宙の友は地球人の誤った考えを正そうと努力してきました。彼らはわれわれを理解しています。なぜなら彼らも過去において心を訓練し、個人的自我を他人ヘの奉仕経路に転換させる必要があったからです。彼らは自分自身よりもむしろ全体の改善に関心を持っています。彼らは楽しい人々です。それは単なる気分的楽しさではなく、仕事を立派になしとげたことからわき起こる内奥の喜びです。彼らは万物や万人にたいして最大の敬意を払います。美しい建物の基礎に必要な地面を準備する人は、壁に壁画を描く画家と同じほどに高く尊敬されています。あらゆる人が相互に助け合っているのが社会であることを彼らは知っているのです。

 

尊敬

 

 この地球ではすぐれた人物であると思われる人だけを尊敬し、ありふれたミゾ掘り人夫を軽べつの目をもって見ます。しかし金星人の万物にたいする見方は異なります。彼らが絵を描いたり像を作ったりする場合は、使用する材料にたいして高い敬意を払い、それが生きものであると考えます。

 

そして作った物すべてに自分自身の生命力の一部をしみ込ませます。彼らが作った彫像はあたかも生きていて話しかけるように見えます。それを見れば、製作者の個人的満足感はあらわれていません。

 絶えず宇宙のエネルギーを知覚し、それによって生きている金星人が歳をとらず、肉体の病気にもかからない理由をわれわれが理解するのは容易だと思います。彼らは医者を必要としません。というのはだれもが肉体の構造や働きを熟知しているからです。事故で骨折しても本人はその傷を治すことができます。彼らは肉体を母なる惑星の村料からできた衣服とみなし、その衣服が各人の個別化された表現のために貸与されていると考えています。

 われわれが肉体と呼んでいるこの衣服は長いあいだ愛用され、その有用性と美しさを保ちますが、新しい衣服を持つならばさらに好都合です。新しい肉体が組み立てられるときは、そこに集まる細胞は各自の体験を有していて、各細胞の原子の中には記憶が保たれています。それによってその肉体の所有者は人体の体験から得るところがあるのです。私はこのことを『超能力開発法』(本全集第二巻)と題する著書の中で説明しました。

 

 

 金星人は右のことを知っていますので、新しい肉体を得るためには時機がくると喜んで古い衣服を脱ぎ捨てます。ゆえにわれわれの言う”死”という現象を彼らは恐れません。宇宙は絶え間なく変化の状態にあることを知っているからです。彼らが他の惑星に移動する(生まれかわる)ときは、その惑星の材料から作られる肉体が与えられ、それはその世界の条件によく適合していることを彼らは知っています。それは一軒の家から新しい家ヘ移動するのと異なりません。古い肉体の化学成分は目的を果たし、再び利用されるために別な変化過程に入ってゆくことを彼らは知っているのです。

 

歴史

 

 金星人は彼らの”記録された歴史の図書館”の中に太陽系の全惑星の記録、すなわち惑星の構造、文明の興亡、住民の科学技術や文化の発達などの記録を保存しています。彼らが語ったところによりますと、この地球上には多数の記録文書が残されているということで、それは広大な知識の貯蔵庫となっていたのですが、これらの文庫は破損したり散逸したり、記号類から文章に何度も翻訳されたり各国語に訳されたりしているうちに元の意味を完全に失ったということです。こうした太古の文書には簡単なわかりやすい説明で、物体の創造、惑星や太陽系の発達や変化、人間が”宇宙の父”と一体となって生きていた”エデンの園”の真の意味などが述べられていたのです。また人間がエゴを強大にすることによって”宇宙の因”から自分を分離させるときに起こる実例の詳細な説明や

人間の堕落と文明の破壊などの発生例もありました。また放蕩息子の帰宅の物語に述べられた永遠に許す”父、すなわち”宇宙の英知”の真の意味や、そのとき息子が本来の生得権を再び得たという説明などもありました。

 こんな記録はわれわれの聖書にありますが、その真の解釈法は失われています。人間が次第に貪欲になり、大衆をエゴの支配下に置こうとして、元の記録を自分の都合のよいようにねじ曲げてしまったということなどをもっと私が詳細に説明できればと思います。しかしこれは必要ないでしょう。というのはこうした利己主裏の結果をわれわれは現在のあらゆる面で見ることができるからです。

 異星人はこの種の考え方や慣行の結果が終局の破壊に至ることを知っていますので、われわれの誤った態度を指摘することもできます。このことは過去に何度も行なわれたのであり、警告によって、太陽系の一員としての特権を享受する好機を与えられたことがあるのだということです。

 

発達

 

 金星人といえども過失をおかすことはあります。これは以前に述べましたように、人間の心の発達の限界を一〇〇パーセントとしますと、金星人のそれは約二〇パーセントです。ゆえに彼らも過失をおかすわけです。地球人は多くの過失をおかしてしかもそれを繰り返しますが、金星人は過失を率直に認めて再び繰り返しません。しかもそれによって何かを学び取ります。彼らは自分の体験をわかち合います。絶対に他人の行為を非難しません。

 

金星人の精神生活

 

 他の惑星の人間は地球人がやっているように神を礼拝するか、教会のような礼拝の場所を持っているのかと多数の人が質問します。金星人は草の葉にさえ現れている”至上なる英知”を絶えず知覚して生きているということはこれまで説明し尽くされたと思います。

 あるとき母船に乗り込んで私はスクリーンに投写された彼らの”映画”を見ましたが、これはテレビに似たもので、画面には彼らの建物が一つ映っていました。入口に通じる幅の広い階段があって、地球の美しい大寺院の本堂に似た長い室の奥には、大きな壁に”無限の生命”をあらわす肖像画がありました。それは息詰まるような光景でした。その肖像が生命で震えていたからです。この”宇宙の生命”の輝かしい肖像の暖かい抱擁の中に立ったときほど神に近づいたという感じのする時は他にないと思います。この建物の内部では宇宙の英知によって促進される”宇宙の働き”の完全な同等活動などについて研究されています。ところが地球人は”礼拝”という言葉の真の意味を理解するようになるにはまだまだ遠い道を歩まねばなりません。

 金星では黄金が豊富に使用されていますので、古代の予言者たちが黄金でできた”天国の門”とか”黄金をしきつめた道”という説明をしているところをみますと、どうも彼らは金星ヘ行ったことがあるのではないかという気もします。それとも金星から来た人が地球人の生活法と彼らのそれとを比較して描写するために”天国”という言葉を使用したのかもしれません。

 

金星の家屋と公共建築物

 

 家屋の構造や大きさの相違は地球と同様に金星でもさまざまです。金星人もやはり建築や家具の型にたいする趣味や好みを持っているからです。各人の住む地域は職業によってきまりますが、これも地球と同様です。

 彼らは美にたいして心中に深い観賞眼、というよりもほとんど畏敬感というべきものを持っていますので、これらは彼らの肉体、衣服、家具、家屋の構造などに反映しています。彼らの仕事の材料は柔らかい優美な色を帯びて震動していますので、それらは生きているように思われます。

 彼らはおだやかな人々ですから、けばけばしいものや極端なデザインは彼らの調和した生き方に適合しません。草花、樹木、潅木、蔓草などが豊富に生長していますので、これらは色彩やデザインの美をこらすためのヒントとされます。かつて私がメキシコの熱帯地方の河にそって旅行していたとき、そこの景色を見て私はブラザースが語ってくれた金星のみずみずしく繁茂した青草を思い浮かべました。金星には多量の水分がありますので、風景を美しくするのにほとんど手を加える必要はありません。

美しいプールや優雅な彫像、草で覆われた公園や台地などすべてが生活を楽しむためのものとして多く見受けられます。

 金星には多量の黄金がありますが、金星人はそれにたいして金銭的な価値を与えていませんので、建築物の装飾品として自由にしかも巧みに使用されています。黄金で作られた帯状彫刻壁の像や模様が、建築物の用途を示すために外面に取り付けられています。

 石板が建築材料として多方面に使用されています。水晶が大きく切られて使用され、これは半透明の材質として理想的ですが、透明な壁面構造ではありません。彼らは石を研磨して宝石の表面のようにする簡単な方法を発見していますので、これが建築に応用されると材料の石は宝石のように見え、高度に磨かれるためにさまざまの色を反射します。

 

食物

 

 われわれはよく食物の専門家から「人間は食物によって体質がきまる」と聞かされていますが、私ならば「人間は自分の考えによって体質がきまる」と言いたいところです。肉体の中に摂取する食物の化学反応は各自が感じるとおりの結果を起こします。ただしこれは個人的なことであって、一般的に規定することはできません。しかしわれわれが食物を食べるときの感情の状態は、栄養分の吸収とエネルギーヘの転換に際して重要な要素となります。

 私がこれまでに会った異星人のなかに、彼らの食物にたいする態度を詳細に説明してくれた人がありました。彼らは一定の条件下の化学物質の反応や、人体の細胞、絶え間なく変化する細胞の交代に必要な”燃料”などについて広範囲な研究をなしとげているということです。

 再度申しますと、彼らは地球人よりもはるかに恵まれています。というのは金星は土中に適度な水分やミネラルを含んでいて、それが作物に生命を与えていますので、その惑星は生産においてまだ処女地帯であるといってよいほどの状態にあるからです。必要な物すべてを巧みに自然が補充する有様をよく理解している彼らは、自然界と共に調和して働くことができるのです。しかも彼らは作物の生産を強行しません。こうして土から貴重な栄養物を取っています。

 彼らは食物を料理する場合もありますし、生のまま食べることもありますが、彼らは食物の基本的な栄養素を破壊することなしに料理する方法を知っています。また肉体の適当な機能を果たすのに必要な炭素を補充するため、充分な肉類を食べます。私は『第2惑星からの地球訪問者』(本全集第一巻)を出してから後、彼らの食事の仕方について多くを知りました。彼らの一人が、異なる各種の食物を摂取することの重要性を説明してくれたのです。

 

言語

 

 多くの人を輸送する巨大な宇宙母船に乗ったとき、私は異星人が彼らの言語で話しているのを何度も聞いたことがあります。それはカン高い調子の音楽的な話し声で、そのことを最もうまく表現すれば、澄んだ美しいフルートの音色に似ているといってよいでしょう。騒がしい声ではなく、気分が浮き立つような陽気な声です。

 彼らの話し言葉でさえも音声の中に現れるあらゆる生命の感じを伝えています。彼らはまるで小鳥の歌、木々の間に流れる風の音、水流の歌うようなさざなみの音などを捕らえているかのように思われます。

 しかし彼らにとっては想念や感情を他人に伝えるのにかならずしも音声による会話は必要ではありません。彼らはきわめてすぐれたテレパシーの能力を有していますので、無言のまま互いの想念や感情を感じ合うのです。大体に音声による会話を行なうためにはまず心の中に想念を起こすか、またはイメージを描く必要があります。すると相手はその想念と一体化することによってその想念の波動と同じ周波数を持つために心中のイメージを見ることができるのです。発信者が何を言おうとしているのかを知るのに音声に頼る必要はありません。

 私が彼らに会ったとき「私はジョージ・アダムスキーです」と自己紹介する必要はありませんでした。彼らは私を知っていましたし、またこの地球上における私の目的や、最善を尻くして私が彼らや地球人のために奉仕しようとしていることなどを熟知していたからです。また私が生命の目的や宇宙の広大な概念などを他人に伝えるためには、私の信念や確信を証拠だてるためにある種の体験を持つ必要があることも彼らにわかっていました。そこでさまざまの体験が私に与えられたのであって、それは私が権威者の一人として認められるためではなく、人類のためのよき奉仕者たらんがためです。

 一方この地球ではきわめて多くの種類の言語が使用されていますが、これは不幸なことです。というのは、翻訳などしているうちに元の意味や感情が失われて誤解が生じるからです。金星人がやっているように、地球人も各人がテレパシーの何たるかを理解してそれを応用するならば、右の困難は消滅し、想念との真の一体化というものが知られるようになるでしょう。

 本来生命の本質というものはきわめて容易に理解できるものなのですが、地球人は種々の名称を付しては分類し、分割できないものを切り離したりして、ものの考え方を複雑にします。宇宙のあらゆる部分が相互関係にあり、個別に機能を果たすことはできないという知覚に達しない限り、われわれは結果の世界の中でもがきつづけるだけで、”因”すなわちあらゆる現象の青写真を理解することはできません。

 

レクリエーション、ゲーム、その他

 

 あなたはたずねるかもしれません。「金星はいつも厳格なしかめ面をしていて人間の神性をあらわすことばかり考えているのではないか」と。この質問の後半の部分については「そうです」と答えましょう。なぜなら彼らにとっては、宇宙の英知は常に自由な状態にあって、妨げられない行為の喜びをあらわしているのです。しかし彼らは厳格なしかめ面をしてはいません。

 

ダンス

 

 彼らの音楽は宇宙の各現象の波動の記録であって、それらは完全な調和の中に響き合って、喜ばしい表現の伴った一大シンフォニーを作り上げています。彼らがダンスをするときは肉体細胞が、常に若さを保つ絶えざる喜びの自由な状態の中に解放されていることを知っています。それでダンスをすることは”宇宙のエネルギー”にたいする礼拝または感謝のかたちであると考えられています。その”エネルギー”が永続する生命をあらわす特権を彼ら人間に与えているからです。これは彼らの肉体のあらゆる動きを音楽のリズムと一致させることによってなされるのです。この地球上で原始的な生活をしている未開人たちの多くは、宇宙人の行なうダンスの本来の目的の記録をまだ保っています。しかし大抵の場合、未開人はその踊りに含まれている創造の秘密までもあらわすことはできませんし、そうしようともしません。われわれは他人の感情を無視して自分の個人的意見や感情を日常生活にあらわそうとする限り、きわめて制限されたエネルギーと理解力の範囲内にとどまらねばなりません。

 金星人はわれわれと同様にあらゆる種類のスポーツやゲームを楽しみます。また宇宙船で航行中はカードや他のゲームをやったりします。

 

政府

 

 これまでたびたび述べましたように、この太陽系内の他の惑星には一惑星に一種類の評議員団があって、あらゆる問題を調整したり、各地域の必要品を世話したりします。彼らは地球にあるような法律を必要としません。なぜなら、彼らの個人的な倫理観がきわめて高度なために、もし彼らが自然の法則をおかすようなことがあれば、ただちにそれに気づいて過失を修正するからです。評議員団の中には老若いろいろいます。また宇宙を旅する人たちもいて、他の惑星上で発生している出来事を観察しています。こうした知識の交流によって彼らは絶えず宇宙について多くを学んでいるのです。

 

惑星上に起こる諸変化

 

 この交流によって彼らは太陽系内の各惑星で発生している自然の諸変化に気づいています。彼らはこの地球がある一大変化すなわち自転軸の傾きを体験する運命にあることを知っていますが、それが発生する時期については知っていません。しかし彼らは地球上で発生する変化を観察することに興味がありますので、完全な地軸の傾きが起こるならば、何らかの方法で地球人を援助するでしょう。

私は長いあいだ「多数の異星人がこの地球上に住んでいる」ととなえてきました。そのために次の質問を数限りなく受けました。「彼らは地球上で何をしているのか?」。その行動の一つは、彼らの多くは出身惑星と絶えず連絡していて、地球が体験しつつある諸変化を観察することにあるのです。

 一方、火星、金星、土星、木星などから発進した宇宙船は地球の上空を絶えず飛びまわっていて、大気圏内の磁力線の諸変化を彼らの装置に記録しています。また各惑星では類似の変化が彼らの惑星上で発生したときに作られたグラフがあって、このグラフと地球の変化とを比較することによって、地球の内部に発生する物事を探知することができるのです。地球の科学者は一九五七年と五八年の国際地球観測年を通じてその変化に警戒的になっていて、観測を延長する必要があることを感じています。その変化は急速なために、新発見事を比較して記録する前に諸状態はすでに変化していたからです。

 他の進歩した惑星から隣人が地球ヘ来るのは、地球人を楽しませるのでもなければ、新しい宗教を始めるためでもありません。彼らは神ではないからです。国際地球観測年の観測をするために異郷の地ヘ派遣された地球の科学者とは別に、別な人々(異星人)が現地の人々を救援するために派遣されたのです。しかしこの隣人たちはこちらが受け入れさえするならば喜んで彼らの知識を伝えてくれます。しかし彼らは、地球人の生活態度が誤った前提にもとづいていて、現状では自己破壊に至るほかないことを知っています。彼らの計画は遠大であって、素晴らしい原図ができています。彼らは地球人の疑惑をとがめません。なぜなら、彼らはいつか地球人の空想のディレンマが真実のために解消することや、地球人はいつか心というものを実際的な考えのために用いるようになるであろうということ、そして神秘主義は自然の法則の理解によって置きかえられるであろうことを知っているからです。

  一九六四年一二月

 

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