相棒たち

smash・桜子・ポロ・カフェラテ・knee・「あゆ」は天寿を全うし、独りになった相棒「カプチーノ」。

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その96

2020年12月18日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 死んだ珈琲 挾んだままで
♪ 外の信号の変わる数を
♪ テーブルに映る 黄色で数えて
♪ ついでに想い出も数えて

♪ 忘れかけてた 君の癖が
♪ こんな時にふと目についたりして
♪ 懐かしいものと 出会った気がして
♪ 笑ったら君は怪訝な顔をする

♪ もう 明日は第三者
♪ 信じるものさえも 違う異教徒になる
♪ 一度は 同じものを信じた
♪ 二人が奇妙にも 見知らぬ人になる日

♪ 車のライトが 時折横切る
♪ 前髪の奥の君の瞳には
♪ 既に僕の 姿は消えて
♪ 蝋燭の赤だけが揺れてる

♪ 隣の席の 笑い声が
♪ 幾分僕等に気兼ねをして
♪ やがてこの店の 最終注文を
♪ 尋ねる時間が訪れる

♪ 最后の 御注文はいかが
♪ お二人に似合いの デザートはいかがですか
♪ 表は 季節の替り目の
♪ 雨が降り始めて 音楽がやがて止まる

♪ もう 明日は第三者
♪ 最后の注文は 何かありませんか
♪ もう 明日は第三者
♪ 最后の注文は・・・

詩・曲・唄:さだまさし「第三者」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=dXxUtFclv6U


♪ もう 明日は第三者・・・赤の他人ではなく「第三者」
第三者とは・・・当事者ではないと言う事。
別れても当事者であり続けるのではないか、と言う疑問は残るが・・・
こんな別れ方は、切ない。

♪ 死んだ珈琲・・・どんな珈琲なのだろう。
私が飲む珈琲は、色と香りだけがほのかに珈琲という、きわめて薄い味の飲み物だが・・・