相棒たち

smash・桜子・ポロ・カフェラテ・knee・「あゆ」は天寿を全うし、独りになった相棒「カプチーノ」。

轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その119

2021年04月06日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 今年の櫻は 早めに咲いた
♪ 二人は肩寄せ この道歩くよ
♪ 櫻の咲いてる わずかなこの時
♪ 誰もが束の間 花やぎ生きてる

♪ これから何年
♪ 二人して櫻を見るのでしょう
♪ 今年も大事にして 散るまでの花を見る

♪ 一年一度の 櫻をながめて
♪ あなたといつまでも
♪ この愛に生きたい
♪ あなたと

♪ あなたと櫻の 並木道歩いて
♪ おもわず見あげた 梢と青空
♪ 春がめぐれば 櫻は咲くもの
♪ 今まで私も そう思っていたけど

♪ 一年生きてた
♪ 証だと 今では感じる
♪ 花びらひとひらさえ 大切なその命

♪ 一年一度の 櫻をながめて
♪ あなたといつまでも
♪ この愛に生きたい

♪ あなたといつまでも
♪ この愛に生きたい

詞:山上路夫、曲:佐藤博、唄:ふくい舞「いくたびの櫻」


YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=iiHTS4JCo9c

熊谷の「さくら」へのリンク
https://cohag3.com/photo/html_7_2/15.html


桜を追いかけて、週ごとに北へ北へと旅した春も・・・あった。


轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その118

2021年04月01日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を
♪ さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ
♪ どんなに苦しい時も 君は笑っているから
♪ 挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ

♪ 霞みゆく景色の中に あの日の唄が聴こえる

♪ さくら さくら 今、咲き誇る
♪ 刹那に散りゆく運命と知って
♪ さらば友よ 旅立ちの刻 変わらないその想いを 今

♪ 今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
♪ 輝ける君の未来を願う 本当の言葉

♪ 移りゆく街はまるで 僕らを急かすように

♪ さくら さくら ただ舞い落ちる
♪ いつか生まれ変わる瞬間を信じ
♪ 泣くな友よ 今惜別の時 飾らないあの笑顔で さあ

♪ さくら さくら いざ舞い上がれ
♪ 永遠にさんざめく光を浴びて
♪ さらば友よ またこの場所で会おう
♪ さくら舞い散る道の
♪ さくら舞い散る道の 上で

詩・曲・唄:森山直太朗「さくら」

YuoTubeへのリンク

https://www.youtube.com/watch?v=3EI8DaIpqUA


熊谷の「さくら」へのリンク
https://cohag3.com/photo/html_7_2/15.html



轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その117

2021年01月13日 | 詩・唄・歌・曲
♪ びっしょり汚れた手拭いを 腰にゆわえてトボトボと
♪ 死人でもあるまいに 
♪ 自分の家の前で立ち止まり 覚悟を決めてドアを押す 
♪ 地獄でもあるまいに
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ

♪ 夢と現実ぶら下げて 涙と孤独を相棒に
♪ コケシでもあるまいに 
♪ 長髪マンネリ潔さ 根っこの太さはどこへやら 
♪ 墓石でもあるまいに
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ

♪ 不幸な面して宙を噛む ただれた体でジャンプする
♪ ガイコツでもあるまいに 
♪ 真っ黒にしなびたおしゃべりと 短くつないだ命だけ 
♪ 泥水でもあるまいに
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ

♪ 衣装をこらして街を行く ベタベタ化粧は誰のため
♪ 文化財でもあるまいに  
♪ 頬杖うつ伏せ千鳥足 泣きっ面後ろ向きバカ騒ぎ 
♪ 雀でもあるまいに
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ
♪ 生きてるって言ってみろ

詩・曲・唄:友川かずき「生きてるって言ってみろ」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=5HPvzTZvIu4


中原中也の「骨」という詩を読んで、
自分は出鱈目な人間だと言いつつ、詩を書くようになる。

岡林信康の「今日の仕事は辛かった・・・」を聞いて、
そんなの詩になるんだと思ったと言う。

そして、自分で書いた詩を唄うと言う存在を知った。
コード進行もチューニングも出鱈目だが、自分は気持ちよかったと。

生きてりゃいいさ、と詩った人が居る。
生きてるだけで丸儲けと言った人が居る。

「生きてるって言ってみろ」・・・友川かずき
詩人・歌手・画家・競輪愛好家・エッセイスト・俳優・酒豪・表現者。




轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その116

2021年01月12日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 夜へ急ぐ人が居りゃ
♪ その肩 止める 人も居る
♪ 黙って 過ぎる 人が居りゃ
♪ 笑って見てる 人も居る
♪ かんかん照りの昼は怖い
♪ 正体あらわす夜も怖い
♪ 燃える恋程 脆い恋
♪ あたしの心の深い闇の中から
♪ おいで おいで
♪ おいでをする人 あんた誰

「ネオンの海に目を凝らしていたら
波間にうごめく影があった
小舟のように あっけないそれらの影は
やがて哀しい女の群と重なり
無数の故郷と言う 涙をはらんで逝った」

♪ にぎやかな夜の街角で
♪ かなわぬ夢の 別れいくつ
♪ 勇気で終わる 恋もありゃ
♪ 臆病で始まる 恋もある
♪ かんかん照りの昼は怖い
♪ 正体あらわす夜も怖い
♪ 燃える恋程 脆い恋
♪ あたしの心の深い闇の中から
♪ おいで おいで
♪ おいでをする人 あんた誰

詩・曲:友川かずき、唄:ちあきなおみ「夜へ急ぐ人」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=zCBV9IcSxIk


ちあきなおみの唄を聴くようになったのは、
「吾亦紅」で、すぎもとまさとの曲を聴くようになってから。
もちろん「喝采」は知ってはいたが、惹かれる詩ではなかった。

かもめの港・紅い花・冬隣・・・・・
そして、この曲に辿り着き・・・
友川カズキという表現者の存在も知った。

その友川かずきの「生きてるって言ってみろ」の
詩とパフォーマンスに感銘を受けたちあきが、
楽曲の提供を頼んで実現したのがこの曲。

1977年紅白で唄うちあきの姿は狂気を帯びていたと言われているが・・・
唄い終わった直後、司会の山川静夫は
『なんとも気持ち悪い歌ですねぇ』と、とんでもない言葉を放ったそうだ。

1977年は、仙台出向の前年だが、紅白を見た記憶はない。
私は、気持ち悪い詩とは思わないが・・・

♪ 勇気で終わる 恋もありゃ
♪ 臆病で始まる 恋もある

自ら終らせるには勇気がいる。
次に始める時には臆病にもなる。


轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その115

2021年01月09日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 昨日の夢を 追いかけて
♪ 今夜もひとり ざわめきに遊ぶ
♪ 昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる
♪ 騒いで飲んで いるうちに
♪ こんなにはやく 時は過ぎるのか
♪ 琥珀のグラスに 浮かんで消える 虹色の夢

♪ 紅い花 思いをこめて ささげた恋唄
♪ あの日あの頃は 今どこに
♪ いつか消えた 夢ひとつ

♪ 悩んだあとの 苦笑い
♪ くやんでみても 時は戻らない
♪ 疲れた自分が 愛しくなって 酒にうたう
♪ いつしか外は 雨の音
♪ 乾いた胸が 思い出に濡れて
♪ 灯りがチラチラ 歪んでうつる あの日のように

♪ 紅い花 踏みにじられて 流れた恋唄
♪ あの日あの頃は いまどこに
♪ いつか消えた 影ひとつ

詩:松原史明、曲:杉本眞人、唄:ちあきなおみ「紅い花」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=lOEBITPrPFU

「すぎもとまさと」バージョン
https://www.youtube.com/watch?v=2aq2I6IVn94


この詩が発売された翌年の1992年にちあきの夫「郷鍈治」が死去。
以後芸能活動休止となったため、この詩が「ちあきなおみ」最後のオリジナルシングル。





轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その114

2021年01月08日 | 詩・唄・歌・曲
♪ やっと店が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃
♪ 白茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ
♪ そんなやりきれなさは 夜眠る人にゃ分からないさ
♪ 波止場に出れば かもめがブイに2、3羽
♪ 一服しながらぼんやり 潮風に吹かれてみるのが
♪ あたしは好きなのさ
♪ かもめよ かもめよ さびしかぁないか
♪ 帰る故郷があるじゃなし
♪ おまえも一生 波の上
♪ あたしも一生 波の上
♪ あ~あぁあ、あ~あぁあ どんぶらこ

♪ いろんな人が居たし いろんな人が居なくなった
♪ でもこの街じゃ誰だって それを嘆いてやれるほど
♪ お人好しじゃないのさ 幸せぇじゃないのさ
♪ 泣いてくれるのは かもめと霧笛ばかり
♪ 一服しながらあれこれ 取り留めなく懐かしむのが
♪ あたしは好きなのさ
♪ かもめよ かもめよ 風邪などひくな
♪ 絹の寝床が有るじゃなし
♪ おまえも一生 波の上
♪ あたしも一生 波の上
♪ あ~あぁあ、あ~あぁあ どんぶらこ
♪ かもめよ かもめよ あ~あぁあ

詩:ちあき哲也、曲:杉本眞人、唄:すぎもとまさと「かもめの街」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=CcsOJNAuckE

ちあきなおみバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=_tGQ2HhDEUo

ちあきが唄う「かもめの街」は、2番の詩から2・3行目が飛ばされている。
何故なのか・・・少し調べてみたが・・・判らない。


♪ いろんな人が居たし、いろんな人が居なくなった・・・

テニスチームGRACEⅡにも、いろんな人が居て、そして居なくなった。

GRACEⅡの名付け親で市長の清ちゃんと同級生の、長谷川さん。
広島県三原に帰った雅子ちゃんは団体戦で1勝が計算できた。
ご主人の澄夫さん共々正月から大会を求めて秩父まで出かけるキ印。
県北優勝のパートナー奥沢とその奥方。
先輩作間夫妻。
夫が倒れ家計を支えるためにコートを去った倉ちゃん。
腰を痛めそれっきりになった星さん。
ゴルフの方が楽しくなった栗原夫妻。
誰かの五味さん。
長谷川香料最後の侍、持田。
九州へ帰った下村婆ちゃん。
宮原に転勤した今だから言う「見つめられると怖かった」微人の真下さん。
いい年して、箸が転がっても笑ってたお千代さん。
予告通り3年で転勤して行ったすっちー
チッチとサリー
いでっち
鉛のパンツ溝渕
肘を曲げ伸ばすな須賀
吉野ズのでんこちゃん
平成の奇跡・・・松井
中国へ行ったきりか坂本
帰国したと思ったら、今度は新潟の白根

いろんな人が居たし、いろんな人が居なくなった。

さぁ明日は、初打ちだ。



轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その113

2021年01月07日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 鳴かず飛ばずの 人生も
♪ いいことあったさ ひとつやふたつ
♪ 恨んでみても しょうがない
♪ 所詮 帰らぬ 夢ばかり
♪ あれも これもと 欲しがらず
♪ 今日と云う日を つつがなく
♪ 生きてゆけたら それでいい

♪ ずるく生きなきゃ 陽の当たる
♪ 場所に出れぬと 知ってはいるが
♪ 鏡の中に 映る顔
♪ そいつは駄目だと 言っている
♪ あれも これもと 欲しがらず
♪ 今日と云う日を つつがなく
♪ 生きてゆけたら それでいい

♪ 夢を追いかけ 追いつけぬ
♪ それでも不幸と 思ってないさ
♪ 女の膝に 倒れ込み
♪ すべて忘れて 眠ったよ
♪ あれも これもと 欲しがらず
♪ 今日と云う日を つつがなく
♪ 生きてゆけたら それでいい

詩:麻木しゅん、曲:杉本眞人、唄:すごもとまさと「つつがなく」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=peOhCPR7t4E


『つつがなく』なんて、使った事ないし、ほとんど聞かない言葉だった。
心配事や病気・災いが無い事。
神社で願う事を要約すると『つつがなく』になる。

この古風な日本語を今年は新年早々目にした。

『年も変わりましたし、また新たな気持ちで一年やっていけれたらいいな、と思っています。
昨年は全体的にミスが多かったので、もうちょっと具体的に内容を伴う将棋を指せたら。
目の前のことを少しずつしっかり積み重ねていくのが大事なのかなと。
できればイベントなども再開してほしいなと思いますけど…
今年つつがなく一年を終えられるかどうか、将棋界にとって大変なことになります。』

ネットニュースで目にした羽生善治永世七冠の新年の抱負だった。

3番の詩はともかく、1番2番は自分にもかなり当て嵌まっている。
ただ、全てを諦めてしまった訳ではない。
まだ何かが出来る。
何か心を揺さぶるモノに出逢う事を待ちわびている。

まだ『心に空地』は残って居る。



轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その112

2021年01月06日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 交番を曲がれば 角の駄菓子屋の 向いは 豆腐屋で
♪ こんな秋の夕暮 あちこちから秋刀魚を 焦がす匂いが立ち込めた
♪ ひと昔 ふた昔 思い出せない月日が流れ
♪ 車を寄せて 眺めている  まぼろしの路地
♪ 不審な顔で 往き交うのは 誰も皆知らない人だよ
♪ ほらワイパーの 向う側 砂場で一人俺が遊ぶ
♪ 買い物かごを手に 微笑って見守る あれは若いお袋か
♪ 帰りたい あの頃へ 帰れない
♪ 帰りたい あの頃へ 帰れない

♪ 引越しのトラック 泣いて追って来た 隣の 女の子
♪ きっと今は恋した 覚えもなく娘を 嫁にやる日を待つだろう
♪ ひと昔 ふた昔 そしていい年数えてみても
♪ 何かを時に 探しに来る  まぼろしの路地
♪ 親父と行った弁天湯の 煙突が居残るだけだが
♪ ほら片隅の 公園で ブランコ高く俺が漕ぐよ
♪ 天まで漕ごうとも 東京タワーの先も見えはしないのに
♪ 帰りたい あの頃へ 帰れない
♪ 帰りたい あの頃へ 遅すぎる

♪ 時間の扉の 鍵はもう
♪ どこかに落としてしまった

♪ 帰りたい あの頃へ 帰れない
♪ 帰りたい あの頃へ 帰れない

♪ 暮らした界隈 街はもう
♪ すっかり変わってしまった

詞:ちあき哲也、曲:杉本 眞人、唄:すぎもとまさと「曙橋~路地裏の少年~」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=oyMpTDSMeBM


昨日の「ヨシムラ」同様、この詩も・・・
幼稚園と小中学校時代を過ごした横浜の長屋時代を想い出させる。

アルミのボールを持たされ、豆腐屋へよく買い物を頼まれた。
同級生の赤羽んちの卵屋へも良く買いに行った。
国道と商店街の角に菓子屋があり、たまに量り売りの崩れ煎餅を買った。

子供会の会長宅の裏山で将棋盤を拾ったのは、この時代だ。

昨日、「カメラに興味が有った訳ではないので・・・」と書いて思い出した事がある。
ただし、大部分は日記の記録で・・・
記憶はそれを読んで蘇った。

高3の春、就職先の候補に挙げていたのは・・・
日本航空・日立造船・呉造船・日本石油・三菱石油だった。
先生との面談でも、日航(整備士)は無理だとは言われなかった。
が・・・数日後、一転して日本光学を受ける事にした。
金子正明と言う同級生の誘いがあって急に精密工業に興味が湧いたからだった。
彼も同期入社したが、確かサービス部配属で、カメラ修理の仕事が性に合わず数年で辞めてしまった。

デジカメが普及しだしたのは1995年頃だったろうか。
早期退職してWEBデザインの仕事を始めてからは、当然デジカメは商売道具だった。
CPU・メモリの目覚ましい高性能化で、デジカメもこれ以上ないほど高画質になった。
フイルムカメラ時代には考えられない程、手軽にバシャバシャ撮れる。
ワンショットのシャッターチャンスに神経を使った時代には考えられない程便利になった。
そのデジカメすら存在が危うくなるほど、スナップショットはスマホで済むようにすらなった。

日本光学(現ニコン)に入社しカメラの仕事をし始めた頃は、
将来写真家に、なんて事も視野に有ったが、
100億総写真家の今、とっくにそんな夢は諦めた。
そのニコンの、カメラ事業が危うい。


轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その111

2021年01月05日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 怖いものなしで生きて来たと思ってた弟が
♪ 酒に酔った勢いで告白した事が有る
♪ 実は子供の頃の事 同じ町内に住んでいた
♪ ヨシムラって奴が かなり怖かったと言う事を

♪ ヨシムラは確か僕より二つほど年上で
♪ 駄菓子屋の大人しい息子で 決していじめっ子ではなく
♪ 僕はふとむしろ逆に 弟が彼に怪我をさせた騒ぎと
♪ ひたすら謝るお袋の背中を想い出していた

♪ 懐かしきかな少年時代の 脇役たち
♪ 懐かしきかなワンパク時代の仇役たちよ

♪ お袋はまだ若く 声も大きく手も早く
♪ 叩かれて泣きべそをかいていた弟も
♪ みんな無邪気だった あの頃

♪ 実はそのあと故郷へ帰る仕事があったので
♪ 本当に久しぶりにあの街を訪ねてみた
♪ 学校沿いの細い道は更に狭くなってそこにあり
♪ ヨシムラの駄菓子屋も相変わらずそこにあった

♪ 何気なく電話をするふりで中を覗いたら
♪ すっかりおっさんになったヨシムラがそこに坐っていたが
♪ タバコをひとつ買ったら無愛想に釣りをくれた
♪ ヨシムラ少年は 僕を覚えていなかった

♪ 懐かしきかな少年時代のときめきよ
♪ 懐かしきかなワンパク時代のきらめきたちよ

♪ 原っぱも土管もいじめっ子も今はなく
♪ 想い出だけが少しも年をとらずに
♪ 袋小路に うずくまっていた

詩・曲・唄:さだまさし「ヨシムラ」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=ppbBlME1060


この詩は、小中学校時代を過ごした、横浜の長屋を想い出させる。
中3の秋以降の出来事は日記にも記録されている。

久保町の町内には子供会も有って、同級生が6人も居た。
ヨシムラって奴は居なかったが、長屋の両隣が、小川と相原。
田村んちは、お婆さんが駄菓子屋、父親は工場を経営してた。
高校を卒業した春、頼まれて2週間ほどアルバイトをした。
何を造ってたか忘れたが、機械実習の経験を買われて旋盤加工もやった。
神奈川工業高校に合格していなければ、ここで働いていたかも知れない。

カメラに興味があった訳ではないので、日本光学への就職など100%なかっただろう。
さすれば、妻と巡り合う事もなく、全く違う人生を生きた事になる。
タイムスリップして、その違う人生をシミュレーションしてみたい。

駄菓子屋ではおでんやもんじゃもやっていた。
もんじゃは具など無く、粉にソースで味を付けただけのモノだったが、5円のご馳走だった。
子供会の会長宅の広場の前が井上、その通り沿いを国道の方へ行く途中に設楽。
岡本んちはよく覚えていない。
小川んちは兄弟が多くて、一番上の兄貴はちょっと怖い風体だった。

長屋周辺は平屋が多く、少年探偵団ごっこでは屋根伝いに走り廻った。
子供会の会長宅の広場は、キャッチボールも出来る程の広さがあったようだ。
広場で、みんながグローブを持っている写真が有ったのでたぶんそうだろう。
バットを振り回す野球は、保土ヶ谷駅近くの杉山神社で、三角ベースボールをやった。
子供会のチームメンバーが揃った写真が有ったが、試合の記憶がない。

野球は親父も好きだった。
いつ頃だったか時期は忘れたが、覚えている出来事がある。
神社の広場から下に落ちたボールを私が拾いに行って、2階の屋根ほど上のグランドに
投げ返した時、ボールを追った親父が木に衝突して鼻を折った。
親父は、この事に付いて一言も私に文句は言わなかった。

長屋が在った久保町・・・行ってみたい処のひとつだ。
これはタイムスリップしなくても、その気になれば出来る。



轍(わだち)・・・昔こんな「詩」があった:その110

2021年01月04日 | 詩・唄・歌・曲
♪ 抱いてやりたい 燃えてもみたい
♪ それさえ出来ない 恋なのに
♪ すこし逢えぬと すぐ寂しがる
♪ 君をみてると いとしくて
♪ 今日も云えない さよならが

♪ こんな切ない 恋になるなら
♪ 君には 逢いたくなかったぜ
♪ 風に吹かれる 黒髪までが
♪ 過ぎたおもいで さそう夜
♪ 俺はいまさら くやむのさ

♪ 君の涙を 見るのがつらい
♪ だから黙って 別れるが
♪ 花の匂いの可愛い君を
♪ 忘れるものか いつまでも
♪ 遠く倖せみているぜ

詩:有馬三恵子・曲:鈴木淳、唄;石原裕次郎「忘れるものか」

YuoTubeへのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=3uSOwWt9k3k