真っ白な陶磁器

♪ 真っ白な陶磁器を・・・

数年前の事だが・・・
熊谷市に、埼玉県北部（県北）ただ一つのデパートである「八木橋」がある。
熊谷市民は愛着を込めて「やぎっぱち」と呼んでいる。

・・・呼んでいるらしい。
いや、そう呼んでいるのは、どうも私だけらしい。

そこの5階の食器（テーブルウエア）売り場で見つけた「真っ白な陶磁器」。

ぐい呑み3種セットの真中に、それは有った。
眺めているだけでは飽き足らず、手に取ってみた。
両脇の2つには全く興味が湧かない。

「これだけ単品で売ってもらえませんか？」と店員に尋ねた。

暫く待たされたあと『申し訳ありませんが・・・』と残念な返事。

やぎっぱちには月に1度か2度ほどしか行かないが・・・
行く度に「真っ白な陶磁器」が気になって5階へ行ってみる。
1年位してからだったか、数か月後だったか、
とにかくだいぶ経ってから・・・

「これだけ単品で売ってもらえませんか？」と、再び尋ねてみた。

何やら他の店員と相談が始まり
『窯元に確認してみますので暫くお待ちいただけますか』と、
期待させる応答が返って来て・・・
単品で手配してもらえる事になった。

2週間ほど後に、
有田焼の「真っ白な陶磁器」は、新たな相棒になった。

「真っ白な陶磁器」に注いだのは・・・
一つは、芋焼酎「山猪：やまじし」
もう一つは「獺祭：獺祭」

もう深酒は出来ない身なので、
ちょうど100mlの、手にすっぱり納まる大きさと形がいい。
数日前、年初めに買った「山猪」を、久しぶりに味わった。
「真っ白な陶磁器」に・・・丁度1杯分が残って居た。

ブローリープレミアムラガー

「ブローリープレミアムラガー：355ml」アルコール分0.9％以下。
アルコール分1％未満のビールは酒税法上、お酒ではなく飲料水となっているそうだが・・・
国産のノンアルコールビールも色々試したが、全てビールとは別物のテイスト。
しかしこれは紛れもなくビール。ビール以上にビール。

2年前、心房細動発症により心臓のカテーテル手術を受け、
医師からアルコールを控えるように言われた。
小樽ワインナイアガラ・菊水ふなぐち一番搾りが大好きで、
さらに一升瓶が1週間で空くほど芋焼酎が好きだったが・・・
心房細動そのものより、血栓による脳梗塞が怖い。
小心者故に、術後飲酒は控えた。
ノンアル飲料をあれこれ試し、巡り逢ったのが「ブローリープレミアムラガー」だ。

まったく飲まない訳ではない。
週に2・3度はワインなども口にする。
飲んでも、純アルコール量で20gを限度にしなさいと言われている。
日本酒なら1合、ビールなら500ml程度だが・・・
2年前までのGなら飲んだうちに入らない量だが、最近はこれで充分。
なにより、「これ」が強い味方だ。