New Horizon

~紆余曲折の日々の中で...

危険ドラッグの致死性

2014-09-16 | 報道/ニュース
今朝のTVニュースで、危険ドラッグについて報じていました。

道路にうつ伏せになり、動物がうなるような苦しそうな声を発している一人の若い男性がいました。危険ドラッグを飲んで、このような姿になったという説明でした。

ニュースで脱法ハーブの危険性、それを原因とする交通事故の多発が報道されていても、止むことのない服用が続いているようです。「脱法ハーブ」が「危険ドラッグ」と呼称を変えても、不法者の犯罪的な行為により、痛ましい事故が続いています。

危険ドラッグを販売する側も、それを好奇心からか、常用的に服用する側も、究極の説明をしてしまえば、死を呼び込む行為だと云えます。一瞬ひと時のトリップ感のために、自分の、そして他人の命を奪ってしまうことは許されることではありません。

私が、脱法ハーブのことを書いてから、早や2年になります。摘発すべき業者は摘発し、こんなものは、根絶してしまいましょう。

http://blog.goo.ne.jp/g-quest/e/40c7ccc55a4e47dec02b19961414793e




ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展

2014-09-15 | お出かけ



世田谷美術館で催されていた、【ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展】に行って来ました。19世紀後半から20世紀初頭、西洋では浮世絵をはじめとする日本美術が大流行しますが、浮世絵などの大胆な構図、鮮やかな色彩は、西洋の美意識に根本的な革命をもたらし、ジャポニスムが生まれたと云われています。

浮世絵などの構図を念頭に置いて描かれたモネなどの絵も展示されていましたが、やはりオリジナルである浮世絵の方が素晴らしいと感じました。構図、色彩、人の表情や動作、身に着けているものなど、全てが秀逸です。日本人のものづくり、自然との係り合いの表現、社会の在り方などが窺い知れるもので、それは、脈々と現代にも継承されています。

ボストン美術館には、数度訪れたことがありますが、もっと多くの作品が展示されていました。こうした素晴らしいものが、国内で、その価値を適正に評価表されず、海外に持ち出されたのは、非常に残念なことではありますが...




朝日の記者会見、報ステを見て

2014-09-13 | 報道/ニュース
今週、朝日新聞が、吉田調書、慰安婦についての報道に嘘があったことを認める、社長会見を開いた。その晩の報道ステーションでも、「慰安婦問題の検証」という特集のようなものを行った。

会見については、一応、認め謝罪をした形にはなっているが、慰安婦には「自らの意思に反した形で軍の兵士に性の相手をさせられるという行為自体に、広い意味での強制性があった」と述べるなど、心底、反省しているようには見えなかった。また、朝日の一連の記事を鵜呑みにして、日本を糾弾する国内外の左傾メディアや言論人、法曹人も多い。朝日は、自分たちが国際社会に対してまき散らし、日本および日本人の悪のイメージを植え付けるという罪を犯してきた来た。その重大な事象に対して、どのようなを責任の取り方をするのかという点についても、梨の礫である。

報道ステーションも、同じような展開であった。東郷和彦という元外交官の話を紹介していた。「日本は、広義、狭義の強制性の有無を問題としているようだが、国際社会では、人権という観点から見ている。日本との認識のギャップアは大きい。日本は遅れている。」というニュアンスの話をしていた。こういう人を登場させたという意図も察しがつくところではあるが...

また、例のクマラスワミ報告であるが、吉田証言に基づく朝日の今回の捏造記事について、「(報告書の内容について)修正は必要ない」とか「(吉田証言は)証拠の一つにすぎない」と、取材に対して言い放ったそうである。欧米人の中には、こういう論を展開する人もいる。

日本人にして見れば、これらは全く違った問題であり、一緒くたにしては議論できない。それぞれの意味も、解決策も違う。

【問題1】「日本が国家として、強制的に女性を拉致・連行・拘束・監禁して、日本兵に性的サービスを強行させた」という吉田証言を根拠に、朝日新聞が記事を書き、繰り返すことにより、国際社会に害悪を拡散した。そのため、朝日の行為は、日本人を貶めるものだと云われる。

これについては、朝日が行って来た32年間余に及ぶネガティブな行為に対して、その影響の甚大さを謙虚に反省し、日本や日本人が被った損害に対して、朝日新聞・系列企業が、その責任を具体的なアクションプランのもとに遂行していかねばならない。相手は、日本国内だけではない、海外、国際機関など膨大である。死をかけてやっていくべきである。できなければ、損害賠償請求に訴えるなどして、最後は解体させてしまった方が良いのではなかろうか。

【問題2】国連人権委員会が「女性への暴力特別報告」に関する報告書(クマラスワミ報告)で提起している、戦時下における女性の性奴隷の問題であるが、日本の慰安婦との関係で論じられている。

吉田証言が、真実とは大きくかけ離れた虚偽であった事が明白となり、朝日もそれを認めざるを得なくなった。それを引用した国連人権委員会報告も、その信憑性の根拠を失った筈であるが、その他の情報ソースから、強制性はあり、慰安婦はいたのであり、女性の人権を奪った非道な行為であるという論は修正していない。

日本も、「慰安婦がいなかった」などと云っているわけではなく、その事実は認めているが、過去の情報からは、批判されるような、国家による強制拉致や連行、監禁、奴隷状態ではなかった、としている。慰安婦の収入は、日本兵の何倍もあり、デートをしたり結婚に至った女性もいたということだから、「奴隷」という言葉を当てるのは事実とは違っている。

今朝の日テレの番組で、米人が、広義にせよ軍の強制性はあったという内容を語っていた。その言葉は、終戦後のGHQ占領時の米兵のために、日本政府に要請してきたアメリカにそのままお返しする。

昨年、橋下大阪市長の慰安婦についての発言ではないが、戦時下の慰安婦はどこの国にもあったことであり、公然の事実である。戦場にいる兵隊の精神状態は、我々には慮ることができないが、一瞬後の命の保証もないような戦地もあったであろうから、精神の不安、異常は想像がつく。それを癒すために、世界各国の兵士のために、戦地ではこうした施設が設けられたのは歴史的な事実であり、現在の価値判断で、悪いと云うことはできない。

これについては、「戦時下」という状況を脱することができれば、この命題の前提条件がなくなるので、問題は雲散霧消したことになるが、この地球上に、そんな時があったであろうか?この問題は、問題3にもつながる。

【問題3】欧米は、朝日や中韓のキャンペーンなどの影響を受けてか、慰安婦の問題を契機に、人権に係る暴力に転嫁させて行っているようだ。東郷和彦元外交官の話では、「ホロコースト」と同レベルで論じられているとか?

おかしな話である。「ホロコースト」というのは、ナチスのユダヤ人壊滅作戦やアメリカが広島や長崎に落とした原爆、それに都市を狙った大空襲を指す言葉であろう。一般人を無差別に狙った爆弾・空襲で、どれ程多くの日本人が死んでいったのであろう。ドイツは、それをナチスが単独にやったことであり、ドイツ国家としての責任はないと、連合国に認めさせたということである。

女性の人権ということで云えば、世界最古の職業は売春婦だと云われているくらいだから、その歴史は長く、ルーツは深い。モーゼの十戒の7番目には、「汝、姦淫することなかれ」というのがある。また、新約聖書のマタイ5章には、「だれでも、情欲をいだいて、女を見るものは、心の中ですでに誨淫しているのである」などとある。旧約聖書の創世記のアダムやイブに戻る話であり、原罪と捉えられているものである。欧米の多くの人が信仰しているキリスト教(ユダヤ教にも)には、こうした戒めが沢山書かれている。

とはいっても、現在でも、自分の身を売って生計を立てている人は、この世界に多い。お隣の韓国自体が、10万とも20万ともいう女性が海外に出ているらしい。米国ワシントンなどには、政治家を相手とする高級売春婦、街娼がいると聞いている。どこの世界も、何時になっても、このような事情は昔から変わっていない。だからこそ、女性の人権を大事にしよう、より守っていこうという運動であるならば理解はできる。そうなると、日本の事を取り上げても意味はない。

この慰安婦問題を契機に、こうしたとてつもなく大きな問題に切り込むことは、神様でもなければ不可能なことであり、畏れ多いと思う。問題1の解決策とは根本的に違う。

国連人権委員会は、どうしようというのだろうか?何か具体的な代案なり、持っているということか?単なる、日本叩きを目的とすることなら、即刻止めて欲しいものだ。止めさせるように仕向けていかなければならない。






ローマ法王の韓国訪問について

2014-09-03 | 報道/ニュース
ローマ法王が韓国を訪問し、カトリック信者を前に説教をされたということです。韓国では、カトリックのことを天主教と云っていますが、そればかりではなくプロテスタントなども集まり、お話を聞いたようです。

今年は、沈没事故や地下鉄の火災など、相次ぐ人災、日本では発生しないような事故で多く方が亡くなりました。韓国では、これを危機とかクライシスと捉えているのでしょうが、これは、リスクマネジメントを徹底すれば、起きない事故だったとも云えます。

安全管理の世界では、ハインリッヒの法則というのがありますが、大きな事故の前には、29件の経度の危険、300件のニアミスがあると云われます。こうした小さな事故、ニアミスをなくさない限り、いつかは大事故になるというルールです。

9月号の「歴史通」に掲載された室谷氏の報告を見ると、ローマ法王は、かなり根本的な事も触れたということです。それは、「韓国は、倫理的、霊的にも悔い改めなければならない」と叱咤した。韓国の大KBSは報じたが、新聞各紙は報じなかったとも...数多の情報が集まるバチカンですから、ローマ法王も、ご存知なんでしょう。

9月1日付けの「TIME」にも、ローマ法王の中韓への訪問のことが掲載され、韓国訪問については、多くのカトリックをねぎらったといったことが書いてありました。また、慰安婦も参加していたと。その説明には日本兵士の sex slaveryなどといった説明が書かれていましたので、コメントを入れて置きました。やれやれです。こういう嘘は、その都度指摘しておかないと、<<嘘も何べんも繰り返せば本当になる>>では、済まされませんから。

TIME、NEWYORK TIMESも、同じ貉なんですね!?




「東京裁判で果たしたパール判事の役割忘れない」 

2014-09-02 | 報道/ニュース
インドのモディ首相が来日していますね。1日夜の安倍晋三首相との夕食会で、極東国際軍事裁判(東京裁判)で判事を務め、被告全員の無罪を訴えたパール判事の話題に触れ、その功績をたたえた、ということです。

モディ氏はスピーチで、「インド人が日本に来て、パール判事の話をすると尊敬される。自慢できることだ。パール判事が東京裁判で果たした役割は、われわれも忘れていない」と述べたそうです。

安倍首相は、第1次政権時代の平成19年8月にインドを訪問した際、パール判事の長男、プロシャント・パール氏と面会しています。首相の判事への思い入れは強く、両首脳は「歴史」を通じてさらに友情を深めたと報じられています。

インドのパール判事は東京裁判に対する意見書で、戦勝国が事後法により敗戦国を裁くことに疑問を提起し、原爆投下を批判した人物として知られています。

靖国神社の境内には、パール博士顕彰碑が設置されていますが、これは、東京裁判でインド代表判事を務め、裁判官の中でただ一人、被告団全員を無罪とする意見書を提出したラダ・ビノード・パール博士の功績を伝えるために、平成17年に建てられたということです。

パール判事の意見書の結語です。

When Time shall have softened passion and prejudice,
when Reason shall have stripped the mask from misrepresentation,
then Justice, holding evenly her scales, will require much of
past censure and praise to chnage places.
(Radha binod Pal)

時が熱狂と偏見とをやわらげた暁には
また理性が虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には
その時こそ、正義の女神はその秤を平衡に保ちながら
過去の賞罰の多くにそのところを変えることを
要求するであろう
(ラダ・ビノード・パール)