2010年も、間もなく終わってしまう。年ごとに、思いもしないような事件や事象が起きている。それが当たり前となると、いつの事だったのかさえ忘れてしまいそうだ。
今年、先ず思い出すのは、政治・外交の混乱と経済の低迷ではなかろうか?日本の将来に暗澹たる不安を感じざるを得ない1年であった。民主党に1票を投じた者として、落胆と失望の連続であったと言ってもいい。
また、猛暑や豪雨などの異常気象を実感した。10月は名古屋で生物多様性国際会議のCOP10が開催された。こうした地球的な課題を解決するに当たっては、世界が一つとなって取り組むべきだが、メキシコのカンクンで開かれた気候変動に関する国際会議(COP16)でも見られるように、全然まとまりがなく、個々の事情や言い訳に終始する姿を垣間見る。
レアメタル、レアアースの資源争奪戦も熾烈になってきている。環境コストなどを無視しつつ、安い価格で資源を輸出してきた中国であったが、禁輸という政治的な圧力を契機として、世界からの風当たりが強くなった。自業自得の暴挙だったと云えるのかも知れない。石油ほど偏在していないわけで、代替地からの資源獲得も現実味を帯びてきたのは良い兆候だと思う。
資源循環といえば、水資源の問題、有価物のリサイクルなど色々ある。どれも難題であって、一国では解決できない。人口、貧困、フェアトレードなど、課題山積の日本、世界である。
エネルギー関連の仕事をしていても、先々のことを考えると明確なビジョンを描き得ない。技術がどうのということではなく、他の化石燃料、非化石燃料、再生可能エネルギーなどとの関係で、経済性の面から、実現可能性が決まってしまう。従って、もう一つパワーが出ないし、ベクトルが一方向に向かない。5年先、10年先、果たして20年先、無理だろうか?
一方で、近々の2012年問題というのがある。主要国のトップが変わってしまい、世界の動きが微妙になるということだ。もう一つ、フォトンベルト云々の摩訶不思議な話も流れている。果たして、その前年の2011年は、どういう年になるのだろうか?
今年、先ず思い出すのは、政治・外交の混乱と経済の低迷ではなかろうか?日本の将来に暗澹たる不安を感じざるを得ない1年であった。民主党に1票を投じた者として、落胆と失望の連続であったと言ってもいい。
また、猛暑や豪雨などの異常気象を実感した。10月は名古屋で生物多様性国際会議のCOP10が開催された。こうした地球的な課題を解決するに当たっては、世界が一つとなって取り組むべきだが、メキシコのカンクンで開かれた気候変動に関する国際会議(COP16)でも見られるように、全然まとまりがなく、個々の事情や言い訳に終始する姿を垣間見る。
レアメタル、レアアースの資源争奪戦も熾烈になってきている。環境コストなどを無視しつつ、安い価格で資源を輸出してきた中国であったが、禁輸という政治的な圧力を契機として、世界からの風当たりが強くなった。自業自得の暴挙だったと云えるのかも知れない。石油ほど偏在していないわけで、代替地からの資源獲得も現実味を帯びてきたのは良い兆候だと思う。
資源循環といえば、水資源の問題、有価物のリサイクルなど色々ある。どれも難題であって、一国では解決できない。人口、貧困、フェアトレードなど、課題山積の日本、世界である。
エネルギー関連の仕事をしていても、先々のことを考えると明確なビジョンを描き得ない。技術がどうのということではなく、他の化石燃料、非化石燃料、再生可能エネルギーなどとの関係で、経済性の面から、実現可能性が決まってしまう。従って、もう一つパワーが出ないし、ベクトルが一方向に向かない。5年先、10年先、果たして20年先、無理だろうか?
一方で、近々の2012年問題というのがある。主要国のトップが変わってしまい、世界の動きが微妙になるということだ。もう一つ、フォトンベルト云々の摩訶不思議な話も流れている。果たして、その前年の2011年は、どういう年になるのだろうか?