(wikipediaより引用)
毎日、35~40℃という猛暑が続いています。外に出ると、くらくらとする暑さに圧倒されそうになりますね。空を仰げば、ぎんぎらぎんの太陽が君臨しているかのような雰囲気で見えます。もっとも、直接見るのは目のためにも良くないことですが...ちょっと、うらめしいような?!
一方で、地球温暖化防止のために、従来の石油や石炭、天然ガスといった化石燃料の使用を減らして、風力、水力、バイオマス、潮力や地熱などの代替エネルギーをもっと使っていこうという取り組みが、世界的に展開されています。技術的な課題や克服すべき制度・法律、社会構造などが多々ありスピード感はいま一つですが、、関係者は一生懸命になって研究・開発、対処します。
再生可能エネルギーの中でも、一方的に恵みを与えている太陽をエネルギー源として再認識し、活用していこうとするのが、太陽熱発電であり太陽光発電です。太陽熱発電というのは、なじみやすいかも知れませんね。例えば、PETボトルに水を入れて日向に置いておけば、太陽熱を吸収しお湯に変わります。この応用が太陽熱発電です。太陽光を凹面鏡の焦点に集め、水蒸気を発生させ蒸気タービンを回転させることによって発電するシステムです。一方、太陽光発電は、太陽電池を使って光りエネルギーを電気に変換し利用します。
よく言われるのは、日本は、太陽光利用の点で世界1番であったが、今ではドイツの後塵を拝している。確かに、2004年までは、日本が世界1位の太陽電池生産量を誇っていました。それが、なぜ転落してしまったのでしょう?2005年に補助金制度がなくなってしまい、生産量、導入量ともにドイツに抜かれ、スペインにも抜かれ、現在は、世界の6位だということです。ドイツでは、2000年から発電電力の長期定額買取制度を開始しました。Feed in Tariff(FIT)と呼ばれるこの制度は、設置時に90万円の補助、20年間で、1KW当たり77円で電力を買い取ってくれるというものです。
日本でも、2004年以降の劣勢を逆転しようと、2009年から余剰買取制度がスタートしました。これは、太陽光発電でつくられた電力をこれまでの2倍の価格で電力会社が買い取る制度です。住宅用10KW未満で、太陽光単独の場合なら48円/kWh、その他の発電設備と併用する場合は39円/kWhになっているようです。太陽光発電設備の設置に当たっては、公的な補助制度があり、国、県、市の全てから補助が受けられますが、条件などが自治体によって異なっているようですので、確認が必要とのことです。本年度の国の補助金の申請期間は、12月24日まで、予算総額は402億円程度、金額は1kW当たり7万円ということになっています。申請窓口は、太陽光発電普及拡大センター(JPEC)。