New Horizon

~紆余曲折の日々の中で...

太陽からの恵み

2010-07-24 | 暮らし
             

(wikipediaより引用)

毎日、35~40℃という猛暑が続いています。外に出ると、くらくらとする暑さに圧倒されそうになりますね。空を仰げば、ぎんぎらぎんの太陽が君臨しているかのような雰囲気で見えます。もっとも、直接見るのは目のためにも良くないことですが...ちょっと、うらめしいような?!

一方で、地球温暖化防止のために、従来の石油や石炭、天然ガスといった化石燃料の使用を減らして、風力、水力、バイオマス、潮力や地熱などの代替エネルギーをもっと使っていこうという取り組みが、世界的に展開されています。技術的な課題や克服すべき制度・法律、社会構造などが多々ありスピード感はいま一つですが、、関係者は一生懸命になって研究・開発、対処します。

再生可能エネルギーの中でも、一方的に恵みを与えている太陽をエネルギー源として再認識し、活用していこうとするのが、太陽熱発電であり太陽光発電です。太陽熱発電というのは、なじみやすいかも知れませんね。例えば、PETボトルに水を入れて日向に置いておけば、太陽熱を吸収しお湯に変わります。この応用が太陽熱発電です。太陽光を凹面鏡の焦点に集め、水蒸気を発生させ蒸気タービンを回転させることによって発電するシステムです。一方、太陽光発電は、太陽電池を使って光りエネルギーを電気に変換し利用します。

よく言われるのは、日本は、太陽光利用の点で世界1番であったが、今ではドイツの後塵を拝している。確かに、2004年までは、日本が世界1位の太陽電池生産量を誇っていました。それが、なぜ転落してしまったのでしょう?2005年に補助金制度がなくなってしまい、生産量、導入量ともにドイツに抜かれ、スペインにも抜かれ、現在は、世界の6位だということです。ドイツでは、2000年から発電電力の長期定額買取制度を開始しました。Feed in Tariff(FIT)と呼ばれるこの制度は、設置時に90万円の補助、20年間で、1KW当たり77円で電力を買い取ってくれるというものです。

日本でも、2004年以降の劣勢を逆転しようと、2009年から余剰買取制度がスタートしました。これは、太陽光発電でつくられた電力をこれまでの2倍の価格で電力会社が買い取る制度です。住宅用10KW未満で、太陽光単独の場合なら48円/kWh、その他の発電設備と併用する場合は39円/kWhになっているようです。太陽光発電設備の設置に当たっては、公的な補助制度があり、国、県、市の全てから補助が受けられますが、条件などが自治体によって異なっているようですので、確認が必要とのことです。本年度の国の補助金の申請期間は、12月24日まで、予算総額は402億円程度、金額は1kW当たり7万円ということになっています。申請窓口は、太陽光発電普及拡大センター(JPEC)。



暑~い!!!

2010-07-20 | ビジネス
連休明けのこの日、出勤時から相当に暑い。電車の中で立っている人も、汗を流している人がちらほら。人間ばかりか、信号にも影響を与えたようで、JRも遅れ気味。

駅を出て、会社に向かう道すがら、晴天の中に、ぎぎらとした太陽が。7分程度の歩きで、もう背中に汗が流れているような感覚。

オフィスに入ってからも、これが続いた。暑さぼけなのか、突然襲ってきた熱帯のような気温のせいか、オフィスの空調が動いていない。部屋の温度は35℃辺りまで上昇。暫くは、暑い中での業務。とはいっても、うちわや扇子を扇ぐのに忙しくて、仕事にならない。ハンカチで額の汗をふきながら、右手で扇ぐという両手使い。それでも追いつかない。顔の汗はいいとしても、背中やその他の部位で湧き出る汗は、下着を脱ぐわけにはいかないのでどうしょうもない。1時間ぐらいしてから復旧だとか...それでも、全然涼しくならない。終業まで、こんな状態が続いた。今日の生産性はほぼゼロ?

政府は、省エネを推進しようと、オフィスの温度=28℃を推奨している。前の会社では、それでも、25℃を一つの目安としていた。何せ、トップマネジメントに外国人が多かったので、彼らは皮下脂肪の関係からなのか、20℃近辺を好んでいた。25℃程度では、「暑すぎて生産性が落ちる。省エネと生産性のどちらが大事なんだ!」と文句を言われたものだ。その一方で、彼らの秘書たちは日本人の女性で、彼女たちはボスとは逆に、「凍えるように寒い!」と。まあ、困ったものだった。勤める会社が変われば、こういうところまで違う。

夏は始まったばかりなのに、即、真夏日に!37℃近い気温を記録した町もあったようだ。少し、先が思いやられる。一昨年は、~41℃を記録した熊谷のようなところもある。最高気温を更新するかも知れない。夜寝苦しくなるし、既に、熱中症でダウンしたり亡くなる方もいるようで、注意して戴きたい。早めの水補給、汗に塩分も流れてしまうので、ミネラルの補充もお忘れなく!



駅でのトラブル

2010-07-15 | 報道/ニュース
今日の帰宅途中、駅の階段付近で50~60歳台の男性二人が、何か諍いをしていました。状況から、一人は電車を降りて階段を上がろうとしていた、もう一人は、電車に乗るために階段を下りようとしていたようです。何かを叫んでいましたが、聞こえてきた言葉は、「その態度は、何だよ!」というものでした。周りの迷惑であるのは勿論ですが、【よくもまあ、こんな些細なことで、いい大人が】という顔をしていた人が多かったように見受けました。止める気にもなりませんでしたね。

その後、家でTVを見ていたら、昨年の統計で、駅員に暴力をふるった事故件数が900件あまり、それも30~40歳台が多く、そのうちの三分の一近くが、突発的に怒り出したというものです。年々増加しているというのです。この年齢は、公私ともにストレスが多く、家庭では子供が自分の思うようには育っていない、会社では自分のやりたい仕事をやらせてもらっていなとか、思うようには評価をされていないというのがストレスの原因だというのです。

希望(理想)と現実の姿との乖離、ギャップが大きいことによるストレスの解消のために、何かに当たって安全弁をふかして行うカタルシス。そうなんでしょうか?それも、当たっても反抗したり言い返してこない立場の人(ここでは駅員)に対して行うということのようです。

カタルシスとは、抑圧された無意識の中にとどまっていた精神的外傷によるしこりを、言語・行為または情動として外部に表出することによって消散させようとする精神療法の技術、浄化法をいいますが、こんなことをやっていると、さらに余計な自己嫌悪感、他人不信感などをため込むだけで、事態は好転するどころか悪化してしまうだけなんですが...鷹揚に構えている方が、精神的にも絶対にいいのですが、その鷹揚さが持てないのは、決して社会や環境が悪いのではなく、一人一人の心の在り方にあるようです。心が収まるべきところに収まっていないのでしょうか?どんなに辛い状況にあっても、心がしっかりしている人はいますからね。



原油流出事故の余波

2010-07-13 | ビジネス
                         (Wikipediaより引用)

米ルイジアナ州沖のメキシコ湾で4月20日に起きた海底油田からの原油流出事故は、色々な取り組みもむなしく、解決の目処がたっていない。海岸に漂着する原油は、現地の住民、漁民ばかりか生態系全体に大きな脅威となっている。海流などの影響もあり、被害は拡散しつつある。日本企業が全く無関係というわけではない。三井石油開発などは油田の権益を持っているため、巨額賠償の一部が課せられるという話も出ているようだ。

豪州では連邦政府が、この原油流出事故などを理由として、外資企業に対する規制強化を強めているという。この背景には、石油大手が、国内供給用に採掘した天然ガス(NG)を液化し、液化天然ガス(LNG)として日本や中国に輸出しているという見方があるようだ。LNGが、国内のガス供給を抑制しており、国内の需給バランスが崩れつつある、逼迫した状態が続くとしている。

豪州の石炭を当てにして、二国間で民間の力を投入しながら、色々なプロジェクトを進めようとしている日本であるが、極端なケースでは、豪州国内の資源確保という障壁にぶちあたるとも限らない、そんな将来の絵姿を想像して、少し憂鬱な気持ちになった。



楽天、英語を社内公用語に!

2010-07-11 | ビジネス
楽天が打ち上げた英語の社内公用語化、この取り組みには先例がないわけではありませんが、個人的には、楽天が?という想いがあったので、興味を持ってテレビ番組を見てみました。

社内にいる外国人と話をするのは英語でいいとしても、日本人同士で話をしたり会議をする場合など、なかなか英語では適切な言葉が出て来ずに、意思の疎通が難しいのではないかと思ってしまいます。管理職以上はTOIEC750点以上が資格条件だということですから、そこに達していない社員も多いことが推測でき、かなりコミュニケーションにも制限がかかる筈です。それほど不自由なく使えるレベルは、TOIEC800点以上とも聞いているので、大きなギャップが見て取れますが、これは、一つのショック療法であり、これを契機に社員のやる気を促す、何も英語に限ったことではありませんが、それが主要な目的の一つなんでしょう。

英語はツールという考え方があり、本業第一というのは、当然だと思いますが、業際や国際などが重層化し拡散している現在のビジネスにおいて、個々人の本業に対する能力を上げていくのは自明なことで、さらに、それを暗黙知から、誰もが理解し使えるのような形で形式知として浸透させていくには、共通の言語ツールが絶対に必要だと考えます。その形式知も、さらに内面化して、より深い暗黙知になっていく、そうした知識や知恵の循環プロセス、Knowledge Managementが、今後、さらに重要になっていくように感じます。

外資系企業にいたときには、若い人たちの英語によるコミュニケーションアレルギー、能力を上げようと、毎週のスタッフミーティングを英語で行った時期がありました。なかなか会社全体ではできそうにないので、先ずは、自分が統括しているグループだけは実験してみようと思ったからでした。一番できなかった人が、その会社にサバイバルできているのも、そうした試みの成果の一つかも知れませんが...

いくら「勉強しろ!」とか、必要性を声高に訴えてみても、やらない人はやらない。寧ろ、そういう環境を実体的に作ってしまい、その中に入れてしまうことが必要ではないだろうかと思います。最初は苦しいでしょうが、それも慣れてしまえば、徐々に事態は好転していくものです。昔覚えた成句に、【Small language goes a long way】というのがありますが、先ずは小さな一歩を踏み出す勇気が大事なことで、その一歩が、未来を広げていく、そうした意識が必要でしょう。

楽天やユニクロなどの取り組みは、今後の企業展開、社員のモラールアップ、実力アップなどの参考となる注視すべき取り組みだと思います。W杯でも感じることですが、個人の資質アップが必要条件としてあり、その上に組織力、チームとしての一体感、相互を思いやる気持ちなどが整っていることが、ビジネスや他の分野でも必要となる時代なんでしょう。