てのひらの中の偶然

携帯iphone12、そしてOLYMPUS OM-Dが切り撮った日常の風景

本の変奏曲

2008-12-17 | 人・創造・冴
クリスマス近い今日、素敵なプレゼントが届きました。

アートディレクター篠原榮太氏の「本の変奏曲」

タイポグラフィデザイナーでもある著者篠原氏が
「時という無限の遊びに興じて、造本づくりに没頭させてくれた数頁の渦」
と表紙に記してあるとおり、文字が遊び、文字が語り、文字が躍る・・・
手づくりの本31冊が収められている「本の本」です。

ため息がでます、どのページを開いても色が洗練されている、なのに尖って力強い。
アイディアも素晴らしいけど、この31冊をおひとりで製作されたパワーと集中力に脱帽です。
ほんの一部ですが、携帯写真でご紹介


伊呂ハ曼荼羅                アルファベットストリート         一から億まで
          



篠原榮太氏はテレビの創成期からご活躍されてると聞き及んでいます。
「気がつけば、わが子同然の年齢の方と仕事をしています」と言ったわたしに
「僕なんか孫、ひ孫の年齢のプロデューサーやディレクターとですよ」と笑っていらっしゃいました。

老眼や膝痛なんかでまだまだ音を上げてられませんね>わたし(笑)


追記:12月17日 08:50
Wikipediaによると「変奏曲(へんそうきょく)とは、主題となる旋律を、変奏して、全体を一つのまとまった楽曲にすること」
とあります。「本」という旋律を様々に変化させ、全体をこの「本」にまとめた、タイトルも秀逸です。
横道それますが、このタイトルを見て思い出したのが「(エニグマ)謎の変奏曲」。
エルガー作曲の管弦楽曲のための変奏曲ですが、
この曲を題材にしたふたり芝居「謎の変奏曲」、初演は、仲代達也、風間杜夫。
そして2004年に 杉浦直樹、沢田研二で再演され、こちらを観劇しました。
もう一度見たいお芝居です、再々演が待たれます。




ということで、今日の携帯写真です。
中目黒交差点周辺の夜景





















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