にゃんわんとおばちゃんの気ままな生活

犬猫好きなおばちゃんのきままな日記

先斗町界隈 駿河屋さん~しる幸さんへ

2018年02月06日 | 京都

 

 

鴨川に沿った細い川

高瀬川です。

森鴎外の高瀬舟はこの高瀬川を舞台にした小説です

今ではこの川沿いは新しい飲食店や

風俗店が建ち並び風情は消えてしまいました

 

 

 

 

 

三条通を南に下る一筋目にかかる橋

大黒橋

龍馬通りは海援隊屯所跡の酢屋があった通りです。

 

 

 

 

大黒橋から南に四筋ほど下ったところ

蛸薬師橋の東の袂にこの碑があります。


土佐藩邸跡です。

 

 

 

龍馬通りにある龍馬の隠れ家の酢屋から

ほど近い場所にある土佐藩邸。

土佐藩を脱藩した龍馬はここを訪れていたのかな。

 

 

 

 

木屋町通りから観る路地

ろおじに番号がついています。

ここは5番ろおじ

通り抜けられますよって

書いてあります

 

 

 

 

木屋町通りから先斗町へ。

高瀬川と鴨川に挟まれている

石畳の細い通りです。

 

古いお店がなくなる中

100年以上も前からここで商い続ける

小さな和菓子屋さん「先斗町駿河屋」さん

 

 

 

 

茶席などに出すお菓子の記録みたいなものでしょうか

 

 

 

 

ここの「ひとくちわらび」がとってもおいしいです。

先斗町に来たら食べたくなる わらび餅です。

 

 

 

 

こしあんをわらび餅で包んだ小さなお菓子です。

6口で食べちゃいました

 

 

 

 

 

四条河原町から上がり一筋目を東に入った所にある

「志る幸」に

ここは古高俊太郎が

諸藩御用達の薪炭商「枡家」を構えた所でした。

 

勤王の志士たちを援助した古高

ここは倒幕活動の拠点だったんでしょうね。

 

幕末 枡屋に踏み込んだ新撰組が古高を捕まえ

壮絶な拷問を加えたんです。

口を割ったのか割らなかったのか

諸説ありますが、、、

このことがきっかけで池田屋事件が起ったそうです。

 

 

 

 

鴨川の西 河原町の東

幕末の志士たちが歩いた小径に

和の香ただよう汁の店です。

 

 

 

素敵なお店構えです。

友人が亡きおばあちゃんと二人で訪れた思い出のお店だそうです。

 

 

  

 

 

店内は能舞台を模したカウンターに

三条、五条大橋の欄干に見立てたお席がありました。

 

 

 

 これはお祝いの花輪みたいなものらしいです。

 

 

 

 

名物の、「利久辨當(りきゅうべんとう)」を頂きました。

ご飯・5品のおかず・お味噌汁が付いています。

お汁の基本はお豆腐ですが

別料金で10種類以上ある具の中から選んで追加することもできます。

友人はなめこを

私はゆばを追加しました。

勿論お味噌は白味噌です。

 

 

 

一見さんではなかなか敷居が高い京都の老舗料理店に

連れてもらって、ほんまに しあわせ

 

白味噌のお汁がほんまにおいしかったです。

ごちそうさんでした。

 

 

 

京都の有名な喫茶店「築地」が志る幸の前にありました。

クラシックがながれるレトロなお店で

若い頃何度か行ったことがあったんですが

残念お休みでした。

 

 

 

京都に来たら、また、寄ってみましょう。

 

 

この日は

前進座の舞台を観て

おいしいお食事をして

久しぶりの友人といっぱいしゃべって

それは、それは 充実した一日でした。


先斗町で ぽんっと舞う

2018年02月06日 | 京都

 

 

 

 1月18日友人に誘われて

前進座初春特別公演に行ってきました。

「鴨川をどり」で有名なあの

先斗町歌舞練場での観劇と言うことで

わくわくどきどきです。

 

 

 

 

現在の、先斗町歌舞練場は

大正14年に着工し、昭和2年に完成しました。

 

工事期間513日職工延べ45,650人

工事費総額100万円を要したそうです。

今の6億4,000万円くらいだそうですよ。

 

立派な建物です。

 

 

 

 

鴨川東岸より望む歌舞練場と

入り口の鬼瓦が美しいので

必見です。

 

 

 

 

初春公演で華やかなエントランスホール

 

 

 

前進座の舞台を観るのは初めて。

演目は

舞踏 初姿先斗賑

狂言舞踏 棒しぼり

唐茄子屋

 

 

 

初姿先斗賑

若旦那とたいこ持ちが

江戸から京まで東海道を旅するお話。

終点の先斗町の場面では

可愛いほんまもんの舞妓はんが

出てきました。

のんきで色男の若旦那と

ちょっとおっちょこちょいの

太鼓持ちとの掛け合いがおもしろい。

 

棒しぼり

狂言の演目のひとつである『附子』を

題材に演出した狂言舞踏

 

棒に縛られた

太郎冠者と次郎冠者が

大名の留守の間に酒を盗み呑む

やりとりがおもしろかった。


 

 

 

唐茄子屋は放蕩若旦那が

唐茄子を売り歩く中で

貧しいけれど、逞しく、明るい

貧乏長屋の人々との交流で

お金の有り難さ

働くことの尊さを知り

精進を決意するというお話。

元々は落語の噺とのこと。

 

なよっとした若旦那の所作が

おもしろい

「笑う門には福来たる」

人情味あふれる 楽しいお話でした。

 

 

歌舞練場は外からは何度も眺めてるけれど

中に入ったのは初めてだったので

壁のタイルや

天井のレリーフなど

素晴らしい しつらえに目を奪われました。

 

 

 

もう少し時間に余裕があったら、

歌舞練場内部を鑑賞したかった。

 

 

 

 2階の窓から眺める鴨川

 

 

 

初めて観る

前進座の舞台と 歌舞練場の内部

贅沢な時間でした。

 

も一つ いいことが

舞台終わりに役者さん達が

ご祝儀に投げてくださった

前進座の手ぬぐいをキャッチすることが出来たんです。

前の座席の方の頭に

ぽんと当たって飛んできました

 

 

 

 

 

 

キリッと結んだ手ぬぐいを

開けてみたら

前進座の歌が染めてありました。

 

 

 

 

おめでたい初春公演でした。