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市川房枝記念会の未来を語る会

婦選会館利用者、維持員、女性展望購読者、ボランティア、講師、職員、女性運動家、女性ユニオン組合員で語ろう未来を!

ドアチェーンの隙間から

2006-08-11 | Weblog
 昨日の突然の解雇から一夜明けて、ユニオンのメンバーと通常通りに出勤しました。誰か来ているかなとドアを開けようとすると鍵がかかっていました。そこで、しばらく待つことにすると、思いがけなく中から鍵がガチャっと開いて・・・ドアチェーンの隙間から、なんと常務理事のお顔の一部が覗いていました。
「開けてください。」
「昨日、解雇通知書を渡したとおり、あなたの仕事はありません。」
「山口さん、Oさんにやっていただきたい仕事はたくさんあるんですよ。ここを開 けてください。中で話をしたいだけなんですから」
「開けてください。中でお話しましょう。」
 ドア越しの押し問答をしていると、向こうから鈴木弁護士がやってきました。何と準備がよいことか!その後、常務理事が連絡したらしいビルの管理組合の方も来られました。管理組合の方は「常務理事に直接会って申し入れ書を手渡したいだけ」という私たちの希望を弁護士にとりなしてくださった。こうして、私たちは昨日まで就労していた仮事務所に入ることを拒否され、1階のミーティングルームで常務理事、弁護士との対面となりました。
 私たちは用意した抗議文を読み上げました。「団体交渉協議中の一方的解雇に厳重に抗議する。2名の組合員は就労の意志を表明したにもかかわらず、解雇予告さえなく突然一方的に行われた。解雇通知書には当該条項に該当するにいたった具体的な事実関係が示されていない」。
 この2日間で「あなたに仕事はありません」という常務理事のお言葉を何度も耳にしましたが、やはり、ちょっとおかしい。財団の責任ある立場の人間ならば、事業を続ける責任、そして職員の雇用を守る責任があるのではないでしょうか。モラル崩壊が記念会理事会に一気に来てしまったようです。

                         くみあいニュースWEB担当



こんなに遠いところまで来ちゃった

2006-08-11 | Weblog
ブログに投稿しようと思ったんですけど、こういうの慣れてなくってこれが2回目。去年、愛知万博に行く前に、名古屋駅から会場内のサツキとメイの家までの最短ルートを、万博マスターたちに聞いてみたのが初めての経験でした。
 そういえば、きのう外でマイクを持って意見を言ったのも、さきおととい駅前でビ
ラ配りしたのも、人生2回目の体験でした。いずれも初回は市川先生の選挙をお手伝
いした時。私もふけましたが、婦選会館もあれからこんなに遠いところまで来ちゃっ
たんだなあというのが偽らざる心境です。
 記念会の柱だった政治教育やめちゃって、戦争で教わる機会を奪われた人たちのた
めに開いていた英語講座もやめちゃって、市川先生、あちらでさぞがっかりされてる
んだろうなと思います。おまけに、職員のクビ切りですもん。記念会ってそういうこ
とを一番やってはいけないところだったんじゃないでしょうか。

                                    ごろすけ



8月10日付で職員(組合員)2名を解雇、職員(非組合員)2名は退職

2006-08-11 | Weblog
 本日、午後3時過ぎから開かれた職員会議で、山口みつ子常務理事は退職勧奨を受け入れた常勤職員1名、パートタイマー職員1名に対し、「長い間ご苦労様でした」の言葉を添えて2名の退職を職員に報告した。一方、常務理事は「夏休みの予定を早く出すように」と発言しながら、職員会議の終了後の4時10分頃、久保公子事務局長を通じて退職勧奨に応じないと表明している組合員を一人ずつニューステートメナー12階の仮役員室に呼び出し、解雇通知書を手渡した。テーブルには本日までの賃金と解雇予告手当てが用意されていた。昨日、組合と記念会は次回団体交渉を8月18日に決定したばかりであり、団体交渉で継続協議中であった。しかし、財団は組合の撤回要求を一切聞き入れることなく、また、説明責任を果たすことなく、7月7日の突然の退職勧奨からわずか1ヶ月で解雇を強行した。
 女性ユニオン東京は、この暴挙に抗議し、婦選会館前で5時半から緊急集会を開いた。コンパネで閉ざされた会館前には、有権者同盟の方々など20名が集まり、解雇に抗議する組合員の訴えに耳を傾けた。

                            くみあいニュースWEB担当



婦選会館の耐震診断結果

2006-08-09 | Weblog
 今日、40代の維持員の方と渋谷で会って食事をしていたところ、「これまでの報告では、建物は完全に使えない状態だと思われるよ」と指摘されました。何しろ、記念会は白いヘルメットを用意し、「会館内に入るときはヘルメットを着用してください」と裏口から入った所に置いています。常務理事は会館に行く職員に「ヘルメットかぶってね」と言うのです。
 しかし、7月24日と8月8日の交渉で耐震診断結果の資料を閲覧したところ、確かに、耐震診断結果はNG(耐震性に疑問がある)と出ているわけですが、結論の部分には14箇所の耐震補強工事を行えば「安全(想定する地震動に対して所要の耐震性を確保している)」と判定されています。つまり、私たちに説明した建築顧問が「大地震による人命被害が生じた場合、(財)市川房枝記念会としての社会的、刑事的責任は到底免れることができません」「人命保護が優先との視点から、会館建物の一時使用禁止措置もやむを得ない」という結論の間にはかなり飛躍があります。
 国土交通省に問い合わせたところ、耐震診断と耐震改修は別々の法律で定められており、ガイドラインなどはないということです。耐震診断と耐震改修をセットにすると、耐震診断がすすまないからだ、と担当者は言っていました。耐震改修は費用が生じますし、事業に支障をきたすので、NGが出たからといっていつまでに耐震改修をしなければならないということはないのです。
 愛着ある会館をすみやかな耐震補強で復活させたいものです。

                            くみあいニュースWEB担当


8月8日団体交渉報告 速報!!

2006-08-09 | Weblog
 本日の団体交渉は1時半から4時までかかりました。私たちは再度、書面で退職勧奨の撤回を求めましたが、山口みつ子常務理事は「退職勧奨は撤回しない」と即答。鈴木里士弁護士は「合意にいたらない場合、一方的措置をとらないということはいえない」と解雇をにじませました。7月7日の退職勧奨の通告からわずか1ヶ月、会館を閉鎖して事業を中止に追い込み、勤続10年~16年の常勤職員の大切な職を奪うそのやり方は暴力そのものです。婦選会館整備改修積立金が6750万円あり、事業収益は減少していますが、正味財産は04年度より660万円増えて2億1321万円となっています(いずれも公開資料、平成18年度決算)。したがって耐震補強工事にすぐとりかからない理由は未だに不明です。小さな財団が公認会計士、経営コンサルタントを雇い、経営法曹会の名だたる弁護士事務所から2名を担当させ、なりふり構わず職員の首切りを強行するのはなぜでしょうか。
 ご存知の通り、市川房枝さんは、私たちに「権利の上に眠るな」という言葉を残してくれました。「戦前にはなかった権利がいろいろ与えられたが、その権利を知らなかったり、忘れたりする婦人がいて、そんなことでは権利が取り上げられ、戦前に逆戻りしてしまう。そんなことでは婦人参政権獲得のために苦闘した私は残念だ」と語っています。
 私たちは今日、代々木の駅頭で初めて記念会で起きていることを訴えました。メンバーの中には、市川先生の選挙以来のビラ撒き(!)という方もいました。女性ユニオンの人気者、おいそがミーちゃん(指人形)も登場して、マイクを握る手にも力が入りました。仲間がいるから、本当にありがたいです。応援よろしくお願いします。

                           くみあいニュースWEB担当
 
 

仮事務所の日常

2006-08-08 | Weblog
 私たちは今、婦選会館の隣にあるニューステートメナー11階のワンルームで仕事をしています。とりあえず必要な事務用品をもって移動したのですが、大変狭いので、お互いに声を掛け合って、「ごめん、ここ開けてもいいかな」「ちょっと移動するね」という具合に仕事をしています。有権者同盟は婦選会館の3階で通常どおり仕事をしていますのでもっと大変です。来館者は電話をして3階から職員が下りてきて裏口を開けてもらうのです。私たちも玄関が閉ざされ人影もなく暗くなっている会館に、ときおり出かけていって、必要なものを取りに行ったり片付けをしているという日常です。
 さて、私たち組合員3名のことを少し紹介すると、政治教育部1名(勤続12年・常勤)、総務部会計1名(勤続10年・常勤)、出版部1名(勤続16年)の3名です。非組合員のリストラ対象者は、勤続2年~12年の職員3名(内2名はパートタイマー職員)です。私たち、管理職を除く7名の職員は、お互いをよく理解し合い、協力してこれまで仕事を続けてきました。記念会の事業の3つの柱(女性の政治教育、女性問題調査出版、国際交流)を常勤職員6名、パートタイマー職員2名で担当してきましたが、夏期講習や2期以降のスケジュールが決まっていたにもかかわらず、講座・教室のほとんどを突然中止にした衝撃は深く大きいといわねばなりません。維持員や講座生からの問い合わせの電話は今もかかっており、「希望の灯火を消さないで」という切実な訴えもあります。
 今日は維持員や有権者同盟の方から抗議FAXが続々きました。明日は初めての就業時間内の団体交渉ですが、全国のみなさまからの、抗議FAXにきちんと目を通していれば解雇を強行できないはずです。理事会の懸命な判断を期待します。

                            くみあいニュースWEB担当
 

今週の予定

2006-08-06 | Weblog
みなさま

 今週の予定をお知らせします。


 団体交渉  8月8日午後1時30分より

 街頭キャンペーン 8月8日午後6時半より、代々木駅頭

 婦選会館前集会 8月10日午後5時半より


 お忙しいことと存じますが、お集まりくださいますようお願いします。


                            くみあいニュースWEB担当

ブログスタート!ともに未来を語り会いたい。

2006-08-06 | Weblog
みなさま

 この度は、お忙しい中、素早い対応で私たちを支えていただきありがとうございます。抗議FAX・メールもたくさん届いており心強いです。事務所で読むたびに励まされます。
 実は、昨年の7月から「市川房枝記念会の未来を語る会」を5回ほど開催してきましたが、今年に入って中断していました。このブログで再開したいと考え、タイトルを「市川房枝記念会の未来を語る会」といたしました。ご理解の上、婦選会館の利用者、維持員、女性展望購読者、ボランティア、元職員、講師、女性運動の活動家、研究者、女性ユニオン組合員など、どなたでも忌憚のないご意見をお寄せください。
 私たちは、あきらめないで、事業の継続・推進と雇用の維持を記念会に求めてまいります。今後とも、ともに歩んでくださいますよう心からお願い申し上げます。

                            くみあいニュースWEB担当