本日は、参議院会館で行われた国際婦人年連絡会のセミナーに要請行動を行いました。うれしいことには全員の方がビラを受け取って読んでくださいました。中には「女性運動の拠点施設でこのようなことがあってはならない」とはっきり言われた方もありました。婦人年は日本の女性NGOを束ねる組織です。超党派で連帯することを呼びかけたのは市川房枝氏であり、現在、事務局長をつとめるのは記念会の常務理事 山口みつ子氏です。ぜひとも、記念会に再考を促すように要請してほしいものです。
2006年8月28日
国際婦人年連絡会
代表世話人 御中
女性ユニオン東京
執行委員長 望月すみ江
(財)市川房枝記念会職員の解雇問題についての要望書
日頃から、女性の地位向上と女性差別の撤廃のために活動されている貴連絡会に敬意を表します。
さて、すでにご承知の通り、財団法人市川房枝記念会理事会は、婦選会館の耐震診断結果を理由に会館を7月1日より使用禁止とし、年度半ばにして政治教育の講座と国際交流の英語教室を廃止しました。さらに、職員8名中6名(内4名は8月10日付、2名は10月末付)の退職勧奨を行い、それからわずか1ヵ月後の8月10日、退職勧奨に応じなかった職員2名(女性ユニオン東京組合員)を即日解雇しました。
財団法人市川房枝記念会職員の4名(1名は2000年に退職)は、1998年に女性ユニオン東京に加入し、労働基準法を下回っていた労働条件の改善のために、記念会と交渉を積み重ねてきました。
2003年4月には、賃金引上げ要求に対し、回答を行わず団体交渉を一度も開かずに、従来の昇給ルール(昇給2%)を一方的に破棄した賃金を支給したことにより、組合は東京都労働委員会に不当労働行為救済申立を行いました。その結果、東京都労働委員会は救済命令を出し、記念会はこれを不服として中央労働委員会へ申立を行いました。
この問題は、昨年の9月27日に中央労働委員会の和解勧告を受け、和解成立いたしました。その和解勧告第1項に「財団は賃金等の労働条件を変更するときは、組合と誠実に交渉する」が入りました。
しかしながら、記念会は事業の縮小と職員に対する退職勧奨について、組合とまったく協議することなく決定し、組合が「8月10日の期日を棚上げして協議してほしい」という要求にも一切応じることなく、理事会が決定したとおりに解雇を強行しました。
このような記念会の一連の行為は、女性の労働基本権を侵害するものであり、国際婦人年連絡会を呼びかけた市川房枝氏の遺志に背くものです。
つきましては、貴連絡会におきまして、全体会でこの問題を議題として取り上げていただき、婦選会館の閉鎖、事業縮小、職員の解雇について、記念会が再考し撤回するよう要請してください。
上記の件、どうぞよろしくお願い申し上げます。
くみあいニュースWEB担当
2006年8月28日
国際婦人年連絡会
代表世話人 御中
女性ユニオン東京
執行委員長 望月すみ江
(財)市川房枝記念会職員の解雇問題についての要望書
日頃から、女性の地位向上と女性差別の撤廃のために活動されている貴連絡会に敬意を表します。
さて、すでにご承知の通り、財団法人市川房枝記念会理事会は、婦選会館の耐震診断結果を理由に会館を7月1日より使用禁止とし、年度半ばにして政治教育の講座と国際交流の英語教室を廃止しました。さらに、職員8名中6名(内4名は8月10日付、2名は10月末付)の退職勧奨を行い、それからわずか1ヵ月後の8月10日、退職勧奨に応じなかった職員2名(女性ユニオン東京組合員)を即日解雇しました。
財団法人市川房枝記念会職員の4名(1名は2000年に退職)は、1998年に女性ユニオン東京に加入し、労働基準法を下回っていた労働条件の改善のために、記念会と交渉を積み重ねてきました。
2003年4月には、賃金引上げ要求に対し、回答を行わず団体交渉を一度も開かずに、従来の昇給ルール(昇給2%)を一方的に破棄した賃金を支給したことにより、組合は東京都労働委員会に不当労働行為救済申立を行いました。その結果、東京都労働委員会は救済命令を出し、記念会はこれを不服として中央労働委員会へ申立を行いました。
この問題は、昨年の9月27日に中央労働委員会の和解勧告を受け、和解成立いたしました。その和解勧告第1項に「財団は賃金等の労働条件を変更するときは、組合と誠実に交渉する」が入りました。
しかしながら、記念会は事業の縮小と職員に対する退職勧奨について、組合とまったく協議することなく決定し、組合が「8月10日の期日を棚上げして協議してほしい」という要求にも一切応じることなく、理事会が決定したとおりに解雇を強行しました。
このような記念会の一連の行為は、女性の労働基本権を侵害するものであり、国際婦人年連絡会を呼びかけた市川房枝氏の遺志に背くものです。
つきましては、貴連絡会におきまして、全体会でこの問題を議題として取り上げていただき、婦選会館の閉鎖、事業縮小、職員の解雇について、記念会が再考し撤回するよう要請してください。
上記の件、どうぞよろしくお願い申し上げます。
くみあいニュースWEB担当
